見出し画像

『天』 (140字小説)

 二階の天袋で、ガサゴソと音がする。
 中をのぞくと、夜が巣を作っていた。道理で、この家がいつまでも暗いはずだと思う。

 コムギを連れてくると、彼がえる。
「フギャー‼︎」と声がして、ドタバタとあわてて出て行った。
 妻はため息をついて、中のすすを払った。

                了


「天」という字で140字小説を書きました (たぶん120字くらいしかない)

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集