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映画「モノノ怪」を観てモノノ怪になった話

 この作品に出てくる薬売りさんは、アニメのジャンルでは現在最推しです(聞いてない)

 モノノ怪は20年ほど前に、TVの深夜番組として放送されました。和紙っぽいテクスチャーがかかり、武士や町人などが登場して、おそらく江戸時代の設定でした。そこへ妖怪が現れて、人を惑わせたり殺したりします。
 するとどこからともなく身元不詳の薬売りの男が現れ、モノノ怪達を祓うという話です。

 けれどこれは勧善懲悪かんぜんちょうあくの話ではなく、どうしてモノノ怪が現れ、人に危害を加えるようになったのか薬売りが明らかにしてくれる話です。
 モノノ怪の正体は大体人間ですが、
「どしたん?話聞こか」
と、薬売りさんが訳を聞いてくれる
んですね(?)

 モノノ怪は何かに未練があって、そのせいで成仏できずに妖怪になり、人を傷つけています。それをはらうには『退魔たいまの剣』が必要で、その剣を抜くには
・モノノ怪となったあやかしの名前(かたち)
・どうしてモノノ怪になったのか(まこと)
・晴らしたい恨みや届けたい気持ち(ことわり)
の3つがそろわないと退魔の剣を抜く事ができません。そのためにモノノ怪の正体を薬売りや登場人物達が探っていく…というのが大筋の話です。

 TV版は化け猫や海坊主、ぬえなど色々な妖怪が登場し、2、3話くらいで1本の話になっていました。
 当時、かなり変わったアニメだなと思っていましたが、とても面白くてずっと追っていました。
それが満を持して去年の8月に映画が公開されたのです(3章のうちの1章)。
 興味はあったけど、薬売りさんの雰囲気がTV版と少し違うので「ふーん」という感じでした。でも、ネッ友がとてもよかったとツイートしていたので行ってみました。
 結果、まんまとハマってしまった。
 理由は、薬売りさんが可愛いから。

 私はどちらかというとかわいい系のキャラが好きなんです。おじさん枠も好きなんですがショタも好き…!() TVの薬売りさんはどちらかというと大人の雰囲気で美人(男性)ですが、
 映画版は顔が可愛らしい(美人だけどちょっとあどけない)。 背もかなり高い(TVは164?だが映画は180+高下駄)←そこも高ポイント
 どうやら、TV版はという名前で、映画はこんといって違う人物のようです。けれど役割は同じらしい(公式より)。

 声優さんが変わっていたのでどうかな…と思っていたんですが(前情報を入れずに見たいので)
とてもよかった…! 神谷さんは元々好きな声優さんだし、薬売りさんの雰囲気に寄せてくれていたのでそれほど違和感はありませんでした。
 話もとてもよくて、大奥の話なんですが綺麗な御中臈おちゅうろうや女中さん達が出てきます。あと子鼠がかわいい。門番?の坂下さんもかっこよいです!
 今公開されているのは2作目で3/14から公開してるけど、今回のから見ても全然別の話なので大丈夫です!🙆‍♀️(前回出てきた人達も出てくる)
登場人物の説明もサラッと劇中でしてくれるので安心して見られます。
 あと、色々言いましたが、こういった設定を知らなくても楽しんで観られると思うので、ぜひモノノ怪ワールドを体感してほしい!(まるでジェットコースターに乗っているようでした_(:3 」∠)_)
 以下ネタバレなのでご注意を↓


 唐傘事件から1ヶ月後。大奥をまとめていた歌山の代わりを、御中臈おちゅうろうのボタンが務める事になった。一方、フキは天子の寵愛ちょうあいを一心に受けて懐妊する。彼女に嫉妬した元同僚のサヨは、モノノ怪に取りかれてしまう。
 薬売りが現場へ行こうとするが、「大奥は男子禁制」と止められる。
 しかし、フキに危害を加えようとした者が再びモノノ怪に襲われる。薬売りはこっそり大奥へ忍び込むが、既に遅かった。彼を見とがめたボタンに「次はない」と言われるが、またモノノ怪が動く。大奥の門を守る坂下は葛藤の末に「大奥を守れ」と薬売りを通す。

 フキがつわりで寝込んでいる所に、奥医師が薬と称して毒を飲ませようとした。そこへ、モノノ怪の火鼠の子供達が襲ってくる。薬売りが駆けつけるが、医師は火鼠に襲われる。彼らは部屋中を駆け回り、眠っているフキの中へ入ってしまった。
 再び大奥に入り込んだ薬売りにボタンは怒るが、坂下が
「モノノ怪から大奥を守れるのはこいつしかいない」と許しをい、ボタンは仕方なく
「フキとお腹の子を守れ」と薬売りに命ずる。
 彼はフキから火鼠の子たちを追い払うが、母鼠(本体)がいないと言う。本体を斬らねば、モノノ怪はいなくならない。けれど本体の行方はまだ分からない──


というような話です。でも、説明するより見た方がいいと思う。だって、あの映像美と痛快さは言葉では語り尽くせない。
 「百聞は一見にしかず」というまさにあれです。
 参考にOPの映像と、火鼠の予告を貼っておきます。
 OP↓

 火鼠の予告↓

 どちらもよいです。OPは何一つ内容が分からないですよね。でも、そこがいい!んです! 血湧き肉躍る感じ、聞いているだけでワクワクしてきます。

 曲もみんないいんですよ…サントラがほしいんですが、まだ前回の唐傘のは販売されてないようで。単品ならあるんですが、試聴もできるのでよかったら。

 ぜひ映像美を堪能してください!  75分と聞くとわりと短いと思うかもしれませんが、
 とんでもない。
 めちゃくちゃ濃厚です。そして速い…!

 どなたかがエックスで「体感3秒で2時間分浴びてる」とおっしゃってましたが、本当にそんな感じです。
 何でかな?と観ながら思ってたんですが、
色が多い。カットが多い。ジジ…と何か焼ける音とか、汗が落ちるポタ…という音、薬売りさんが畳を触ってカシュ…と爪がかする音など、とにかく細かい。
 曲も効果音もリッチ。戦闘シーンは、亜空間を落ちたり飛び回ったりしている(神儀(薬売りさんが変身した姿)やモノノ怪が)けれど
 カメラワークが速い上に凄すぎるので、初めは何がどうなってるのかほとんど分かりません(画面酔いはしないように配慮されてました👌)。
 けれど何回か観ていると、モノノ怪が戦ってるうちにダメージを受けてだんだん痩せていたり、涙を流していたりするのが分かってきます(分からなくても十分楽しいですが)。

 あと、ねずみをあしらっている小物(財布や巾着など)、着物やふすまとかそういった小道具や背景に映るものがとにかく細部までこだわっていて、すごい。
 キャラクターも、女の子はかわいいかったり綺麗だったりお母さん的な人、男性はシュッとした人や冴えないおじさんや見るからに悪そうな感じの人など様々です。

 もうね、一度でいいから見てみて! 良さが分かるから! 今回の火鼠から見ても全然大丈夫なので!
 EDのアイナ・ジ・エンドさんの「渇望」と「花無双はなむそう」もとてもいいので、こちらもぜひ聴いてみてほしいです。
 という訳で、また時間ができたら行ってきます! 映画館で会いましょう👋

 最後に…第28回ファンタジア国際映画祭の最優秀長編アニメーション賞(今敏賞)を、1作目の唐傘が受賞しているようなので、その映画祭のコメントを引用しておきます。

『「劇場版モノノ怪 唐傘」は、2Dアニメーションというメディアを新たな可能性へと押し進め、アートフォームのさらなる進化への扉を大きく開いた。幻想的で魅惑的な作品だ。色彩の饗宴、一コマ一コマ細部にまで細心の注意を払って作られていて、すべての視覚的要素が複雑で魅惑的な物語を生み出している。本作の素晴らしさを十分に堪能するためには大きなスクリーンで鑑賞しなければ、もったいない作品である。』

 それと、同映画祭の長編アニメーション部門観客賞の銅賞も受賞しているようです。(どちらもWikipediaから引用)

 以上、「モノノ怪」を観たらモノノ怪になった話でした。薬売りさんにはらわれたい()
ではでは!

 そうそう、あと1つ言いたい事が。先週来場特典でフィルム風しおりを配布されてたんですが、今週の金曜からまた新しい特典が出ます!
 今週末からはビジュアルカードです!A5サイズの描き下ろしだそうですよ!

 よかったらどうぞお手に入れてみてくださいませ✨(私ももちろん行きます←)

 追伸
 すいません、最後にもう1つだけ自慢してもいいですか? 絵がうまい友人に
「誕生日に絵を描いてジュースのラベルを作ってあげるけど、何の絵がいい?」と聞かれたので
「ケモ耳の薬売りさんをお願い!🙏」
と言ったら作ってくれました…!↓

春さん作 ケモ耳薬売りさん💊(掲載許可済み)


 とってもかわいいね。
 
宝物です☺️✨(まだ飲めてない)

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