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Technics EAH-AZ60M2レビュー|半年使って分かったメリット・デメリット

Technics EAH-AZ60M2は、音質、ノイズキャンセリング、装着感、機能性をバランスよく備えた完全ワイヤレスイヤホンです。

現在はEAH-AZ100などの新しいモデルも登場していますが、価格次第ではEAH-AZ60M2も十分に魅力的な選択肢になります。

私はEAH-AZ60M2をiPhone 17と組み合わせ、自宅や電車、屋外、カフェなどで半年間使用しました。

実際に使って特に良かったのは、明瞭さと迫力を両立した音質です。

低音にはしっかりとした量感がありますが、音全体が濁りにくく、ロックやEDM、ポップスを気持ちよく楽しめます。

この記事では、Technics EAH-AZ60M2を実際に使用して分かったメリットとデメリットを、できるだけ分かりやすく紹介します。


Technics EAH-AZ60M2の総合評価

結論からお伝えすると、EAH-AZ60M2は「上位モデルほどの予算はかけたくないものの、音質や機能では大きく妥協したくない人」におすすめです。

8mmのバイオセルロース振動板を採用しており、クリアで深みのある音を楽しめます。

ノイズキャンセリングや外音取り込み、ワイヤレス充電、装着検知、3台マルチポイントなど、完全ワイヤレスイヤホンに求められる主要な機能もひと通り搭載されています。Technics公式サイト

特定の性能だけが突出した製品というよりも、音質から使い勝手まで高い水準でまとめられていることがEAH-AZ60M2の魅力です。

EAH-AZ60M2の主なメリット

  • 明瞭さと迫力を両立した音質

  • 量感がありながら濁りにくい低音

  • 電車やカフェで役立つノイズキャンセリング

  • 長時間でも疲れにくい装着感

  • 7種類から選べるイヤーピース

  • 最大3台のマルチポイント接続

  • ワイヤレス充電に対応

  • 専用アプリの設定項目が豊富

EAH-AZ60M2の主なデメリット

  • ノイズキャンセリング使用時に圧迫感を覚える場合がある

  • 外音取り込み時にホワイトノイズが聞こえる

  • タッチ操作の反応にわずかな間がある

  • 上位モデルと比べると本体やケースの質感は控えめ

  • EAH-AZ80との価格差が小さい場合は選びにくい

EAH-AZ60M2の音質をレビュー

EAH-AZ60M2の大きな魅力は、クリアさと迫力をバランスよく備えた音質です。

実際に半年間使用しましたが、低音だけを目立たせた単純な重低音イヤホンではありません。

しっかりとした厚みを感じられる一方で、ボーカルや楽器の音が埋もれにくく、全体を見通しやすいサウンドです。

8mmバイオセルロース振動板によるクリアな音

EAH-AZ60M2には、直径8mmのバイオセルロース振動板を使ったドライバーが搭載されています。

前モデルのEAH-AZ60と比べて、振動板の素材がPEEKからバイオセルロースへ変更されました。

これにより、不要な響きを抑えた明瞭な再生を目指しています。Technics公式・音質解説

実際に聴いてみても、音の輪郭が分かりやすく、雑味の少ないサウンドだと感じました。

特にボーカルは音楽の中へ埋もれにくく、歌声の細かな表情まで自然に聴き取れます。

低音には量感と深みがある

低音は量感が豊かで、深い位置から鳴るような力強さがあります。

ただし、低音が必要以上に膨らんで中高音を覆ってしまう印象はありません。迫力を保ちながら、比較的すっきりとまとめられています。

ドラムやベースの存在感を楽しみやすいため、特に次のようなジャンルと相性がよいと感じました。

  • ロック

  • EDM

  • ポップス

  • ヒップホップ

  • ライブ音源

落ち着いた曲も楽しめますが、EAH-AZ60M2の力強さを生かすなら、テンポの速い楽曲や低音の効いた曲がおすすめです。

ダイレクトモードで原音に近い音を楽しめる

専用アプリには「ダイレクトモード」が用意されています。

通常はイコライザーを使用していない状態でも、音声信号がイコライザー回路を通ります。

ダイレクトモードでは内部処理をできるだけシンプルにすることで、音質への影響を抑えています。

派手な音質変化を加える機能ではありませんが、加工感の少ない自然な音を楽しみたい人に適した設定です。

好みの音に積極的に調整したい場合は、アプリのイコライザーも利用できます。

最初はダイレクトモードで聴き、その後にイコライザーとの違いを比べてみるとよいでしょう。

LDACには対応しているがiPhoneでは利用できない

EAH-AZ60M2は、高音質コーデックのLDACに対応しています。

LDACに対応したAndroidスマートフォンなどと接続すれば、対応する楽曲をハイレゾ相当の情報量で再生できます。

シンバルの余韻や楽器の細かな響きなどを楽しみたい人には魅力的です。

ただし、今回使用したiPhone 17はLDACに対応していません。そのため、この記事の音質評価はiPhoneで利用できるAAC接続によるものです。

EAH-AZ60M2をiPhoneで使っても十分に高音質ですが、LDACを目的に購入してもiPhoneでは利用できない点に注意してください。

ノイズキャンセリング性能をレビュー

EAH-AZ60M2のノイズキャンセリングは、電車やカフェなどの日常的な環境では十分に強力です。

デジタル制御とアナログ制御を組み合わせた「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング」を採用しています。

電車の走行音や空調音をしっかり抑えられる

電車で使用すると、走行中の低い音や空調音が小さくなり、音楽へ集中しやすくなります。

カフェでも、空調の音や周囲のざわつきをある程度抑えられました。人の声は完全には消えませんが、音楽を再生すれば気になりにくい水準です。

ノイズキャンセリングの効果は専用アプリから調整できます。周囲の環境や自分の耳に合わせて細かく設定できるのは、大きなメリットです。

ただし、Boseやソニーの上位モデルと比べると、飛行機や新幹線などで聞こえる大きな騒音まで完全に消えるわけではありません。

日常用途では十分に高性能ですが、ノイズキャンセリングだけを最優先する場合は、最新の上位製品とも比較した方がよいでしょう。

ノイズキャンセリングの圧迫感には注意

ノイズキャンセリングを強くすると、人によっては耳が詰まったような圧迫感を覚える可能性があります。

私も上位モデルのEAH-AZ80と比較したときには、EAH-AZ60M2の方が少し圧を感じやすいと思いました。

不快に感じる場合は、アプリからノイズキャンセリングの強さを下げることで調整できます。必ずしも最大に設定する必要はありません。

外音取り込みは会話やアナウンスの確認に便利

EAH-AZ60M2の外音取り込み機能は、駅のアナウンスを聞いたり、イヤホンを装着したまま会話したりするときに便利です。

周囲の音を取り込みながら音楽も楽しむ「トランスペアレント」と、音楽を停止して人の声を聞き取りやすくする「アテンション」の2種類を使い分けられます。

特に電車や屋外では、周囲の状況を確認しやすくなるため、イヤホンを外す回数が減りました。

ただし、静かな場所では「サー」というホワイトノイズが気になる場合があります。

実用性は十分ですが、イヤホンを装着していない状態と同じような自然さではありません。外音取り込みの自然さを最優先する人は、購入前に試聴することをおすすめします。

EAH-AZ60M2の装着感をレビュー

EAH-AZ60M2は、本体が耳へ収まりやすい「しずく型」のデザインを採用しています。

耳に押し込むというよりも、耳の内側へ沿わせるように装着できるため、安定感がありました。自宅で長時間音楽を聴く場合でも、強い痛みや疲れは感じにくかったです。

屋外で歩いているときにも外れそうになることは少なく、日常用途なら十分な安定感があります。

7種類のイヤーピースから選べる

付属するイヤーピースが充実している点も、EAH-AZ60M2のメリットです。

XS1、XS2、S1、S2、M、L、XLの7種類が付属しており、一般的なS・M・Lだけでは合わせにくい人も調整できます。

左右で耳の大きさが違う場合は、片方ずつ異なるサイズを選んでも問題ありません。

イヤーピースが合っていないと、装着感だけでなく低音やノイズキャンセリングの効き方も変わります。購入後は最初から付いているサイズだけで判断せず、複数のサイズを試しましょう。

3台マルチポイントが非常に便利

EAH-AZ60M2は、最大3台の機器と同時に接続できるマルチポイントに対応しています。

例えば、次のような組み合わせで使用できます。

  • iPhone

  • パソコン

  • タブレット

パソコンで動画を見ている途中にiPhoneへ電話がかかってきた場合でも、イヤホンを接続し直さずに対応できます。

2台まで対応するイヤホンは珍しくありませんが、3台同時接続は現在でも便利です。仕事とプライベートで複数の端末を使う人にとって、EAH-AZ60M2を選ぶ大きな理由になります。

ただし、LDACと3台マルチポイントは併用条件に制限があります。接続する端末や設定によって使用できる機能が変わるため、Android端末でLDACを利用する場合はアプリ内の設定も確認してください。

通話品質とアプリの使いやすさ

EAH-AZ60M2には、通話時に自分の声を明瞭に届ける「JustMyVoice」テクノロジーが搭載されています。

周囲の雑音を抑えながら話し声を拾うため、自宅でのオンライン会議だけでなく、屋外での通話にも活用できます。

風や周囲の騒音が強い状況では多少影響を受けますが、日常的な通話には十分な品質です。

専用アプリ「Technics Audio Connect」の設定項目も充実しています。

  • イコライザーの変更

  • ノイズキャンセリングの調整

  • 外音取り込みレベルの変更

  • タッチ操作の割り当て

  • 操作音の音量変更

  • マルチポイントの設定

  • 装着センサーの設定

  • 音声ガイダンスの変更

  • イヤホンを探す機能

設定項目は多いものの、画面は比較的分かりやすく整理されています。自分の使い方に合わせて細かく調整したい人には、魅力的なアプリです。

EAH-AZ60M2の気になった点・デメリット

EAH-AZ60M2は完成度の高いイヤホンですが、半年間使うなかで気になる点も見つかりました。

タッチ操作の反応にわずかな間がある

イヤホンをタッチすると、操作を受け付けたことを知らせるフィードバック音が鳴ります。

ただし、触れてから音が鳴るまでにわずかな間があり、素早く操作したときに「反応していないのかな」と感じることがありました。

大きな遅延ではありませんが、操作への反応が速いイヤホンに慣れている人は、少し違和感を覚えるかもしれません。

外音取り込み時にホワイトノイズが聞こえる

外音取り込みを有効にすると、静かな場所では「サー」というホワイトノイズが聞こえることがあります。

駅や屋外では周囲の音に紛れるため、ほとんど気になりません。しかし、静かな自宅やカフェで外音取り込みを使うと、ノイズが目立つ場合があります。

上位モデルと比べると質感は控えめ

EAH-AZ60M2の本体や充電ケースは、全体的に落ち着いたデザインです。

決して安っぽいわけではありませんが、EAH-AZ80などの上位モデルと比べると、素材や細部の高級感には差があります。

カラーバリエーションもブラックとシルバーの2色です。個性的な色や明るい色を選びたい人には、少し物足りないかもしれません。

上位モデルとの価格差によっては選びにくい

EAH-AZ60M2を購入するときに最も注意したいのが、上位モデルとの実売価格差です。

新しいEAH-AZ100の登場後は旧モデルの価格が変動しやすく、販売店によってEAH-AZ60M2とEAH-AZ80の価格差が小さくなる場合があります。

数千円を追加するだけでEAH-AZ80を購入できるなら、より広がりのある音や上質な装着感を求めて、EAH-AZ80を選ぶ価値があります。

一方、EAH-AZ60M2が大幅に安く販売されている場合は、コストパフォーマンスの高い選択肢です。

製品単体の価格だけを見るのではなく、購入時点におけるEAH-AZ80やEAH-AZ100との価格差を確認しましょう。

EAH-AZ60M2とEAH-AZ80はどちらがおすすめ?

EAH-AZ60M2とEAH-AZ80で迷った場合は、価格、音質、装着感のどれを優先するかで選びましょう。

$$
\begin{array}{|c|c|c|}
\hline
比較項目 & EAH{-}AZ60M2 & EAH{-}AZ80 \\\hline
ドライバー & 8mm & 10mm \\\hline
振動板 & バイオセルロース & アルミニウム \\\hline
音の傾向 & 明瞭で力強い & 空間の広さと繊細さを重視 \\\hline
マルチポイント & 最大3台 & 最大3台 \\\hline
ワイヤレス充電 & 対応 & 対応 \\\hline
向いている人 & 価格と性能のバランス重視 & 音質と装着感をより重視 \\\hline
\end{array}
$$

EAH-AZ60M2は、低音の量感と明瞭さを両立した元気のよいサウンドが魅力です。ロックやEDM、ポップスを中心に聴く人なら、十分に満足できるでしょう。

EAH-AZ80は、音の広がりや楽器の細かな表現、上質な装着感を重視する人に向いています。

価格差が大きければEAH-AZ60M2、価格差が数千円程度ならEAH-AZ80を優先して検討するのがおすすめです。

EAH-AZ60M2がおすすめの人

EAH-AZ60M2は、次のような人におすすめです。

  • クリアで迫力のある音を楽しみたい

  • ロックやEDM、ポップスをよく聴く

  • 通勤中にノイズキャンセリングを使いたい

  • 長時間使いやすいイヤホンを探している

  • スマートフォンやパソコンなど複数の端末を使う

  • ワイヤレス充電や装着検知も欲しい

  • 上位モデルより安く高性能なイヤホンを購入したい

特に、音質と機能性のどちらも妥協したくない人に適しています。

EAH-AZ60M2をおすすめしにくい人

一方、次のような人には別の製品が向いている可能性があります。

  • ノイズキャンセリングの強さだけを最優先する

  • 外音取り込みの自然さを重視する

  • 高級感のある素材やデザインにこだわる

iPhoneはLDACに対応していないため、EAH-AZ60M2を接続してもLDAC再生はできません。

iPhoneユーザーは、LDAC以外の音質や機能に魅力を感じるかどうかで判断しましょう。

EAH-AZ60M2に関するよくある質問

EAH-AZ60M2はiPhoneでも使えますか?

EAH-AZ60M2はiPhoneでも使用できます。

Bluetoothで接続できるほか、専用アプリを利用して音質やノイズキャンセリング、タッチ操作などを変更できます。

ただし、iPhoneではLDACを利用できません。今回のレビューもiPhone 17とAACで接続して検証しています。

ワイヤレス充電には対応していますか?

EAH-AZ60M2はQi規格のワイヤレス充電に対応しています。

対応する充電器にケースを置くだけで充電できるため、毎回ケーブルを接続する手間を減らせます。

EAH-AZ60との違いは何ですか?

EAH-AZ60M2では、ワイヤレス充電や装着検知、3台マルチポイントなどに対応しています。

ドライバーには8mmのバイオセルロース振動板が採用され、前モデルから音質面も見直されました。

見た目は似ていますが、使い勝手まで含めるとEAH-AZ60M2の方が充実しています。

EAH-AZ60M2は現在でも買う価値がありますか?

販売価格が十分に下がっていれば、現在でも購入する価値があります。

音質、ノイズキャンセリング、装着感、3台マルチポイント、ワイヤレス充電など、普段使いに必要な性能は高い水準です。

ただし、EAH-AZ80との価格差が小さい場合は、上位モデルも比較しましょう。

EAH-AZ60M2が安いかどうかではなく、上位モデルに対してどの程度安いかが判断のポイントです。

まとめ:EAH-AZ60M2は価格次第で今も有力な選択肢

Technics EAH-AZ60M2を半年間使用して特に魅力を感じたのは、クリアさと迫力を両立した音質です。

8mmのバイオセルロース振動板による明瞭なサウンドと、深みのある低音を楽しめます。

ロックやEDM、ポップスなど、ノリのよい楽曲との相性は良好です。

ノイズキャンセリングも日常用途では十分に強力で、電車やカフェの騒音を抑えて音楽へ集中できます。

7種類のイヤーピースによる合わせやすい装着感や、最大3台のマルチポイントも魅力です。

一方、外音取り込み時のホワイトノイズやタッチ操作のわずかな遅延、上位モデルとの質感差には注意が必要です。

また、EAH-AZ80との実売価格差が数千円程度しかない場合は、上位モデルを選んだ方が満足できる可能性があります。

EAH-AZ60M2は、上位モデルよりも十分に安く購入できるなら、現在でもコストパフォーマンスに優れた完全ワイヤレスイヤホンです。

音質と便利な機能の両方を求める人は、購入候補に入れてみてください。

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