女性ひとり起業家こそ知っておきたい!AIと安全につきあうための知識

「一人で抱え込んで、心がパンク寸前なあなたへ」
38年の事務経験を活かし、女性起業家の実務と心の負担を軽くする
「女性ひとり起業家のための『専属マネージャー』」伊藤ようこです。
強み発見とITツールを一緒に整えて、趣味の延長からプロフェッショナルへ自信を持ってシフトしましょう。
一人で無理せず、まずは深呼吸、一緒に始めませんか。

AIは、文章づくり、アイデア出し、作業の効率化など、女性起業家にとって本当に心強い相棒です。
私自身も、
「一人で考え込まなくていい」
「誰にも気を遣わず壁打ちできる」
そんな安心感に、何度も助けられてきました。
ただ一方で、安心して使うために、最低限知っておきたいことがあります。
メリット、デメリットを知った上で、安心してAIと共創していきたいですものね。
注目しておきたいことは、「入力した内容が、どう扱われる可能性があるのか」という点です。
AIは、入力された内容を学習に使う可能性がある?
多くの生成AIでは、ユーザーが入力したテキストや操作履歴が、
・サービス改善
・AIモデルの品質向上(学習・訓練)
のために利用される可能性があります。
一般的な生成AIサービス(たとえばChatGPT・Geminiなど)では、無料版や個人向け有料プランでも、入力内容はAIの学習に使われるという設計になっていることが多いです。
一方、企業向け・ビジネス向けプランでは、初期設定で「学習に使わない」ようになっているケースが多くあります。
つまり「無料だから=学習に使われる」というより、
「個人向けプラン=学習に使われる」
「ビジネス向け=使わない」
という構図になっていることが多いのです。
つまり、個人事業主がAIをとりあえず使ってみようと、例えばChatGPTを手に取った場合、「何も設定しなければ、学習に使われる可能性がある」という前提を、知っておく必要があるんです。
主なAIツールごとの注意点(実務目線)
ChatGPT(OpenAI)
個人向けサービスはデフォルト(初期状態)がオンです。
ChatGPTには、「モデル改善のためのデータ提供」をオフにする設定があります。
この設定をオフにすると、
・入力内容
・AIの出力内容
は、将来のモデル訓練には使われません。
※注意点として、不正利用防止や安全管理の目的で、
最大30日間はデータが保持されることがあります
(学習には使われません)。
一方、ChatGPT Business、ChatGPT Enterprise、そしてAPIプラットフォームなどの企業向けサービスは、デフォルトでオフです。
OpenAI あなたのデータがどのようにモデルのパフォーマンス向上に活用されるか
以下、一部要約。
個人向けサービスはデフォルトがオン。モデルの訓練に活用することがある。設定をオフにすれば新しい会話はモデルのトレーニングに使われなくなる。ということはオフする前のものは使われてしまっている可能性がある。
モデルのトレーニングに使われる可能性がある為、フィードバックはしないこと。

OpenAI ソラ - データコントロールFAQ
SoraでもCodexでも学習されないようにするには、個別でオフの設定が必要。

Google Gemini
Googleの個人アカウント(@gmail.com)では、
・Geminiとの会話
・利用履歴
が、デフォルトで保存・利用される設定になっています。
これらの情報は、将来のAIモデル改善や学習に使われる可能性があるということです。
Geminiの「アクティビティ」をオフ(保存しない)にすると、プライバシー面でのメリットと、利便性・パーソナライズ面でのデメリットが共に出てきます。
メリット(オフにした場合)
AIモデルの学習に使われなくなる
以降の会話内容がGoogle側のAI学習データとして使われなくなるため、「仕事上の機密情報や個人的な内容が学習に回るのを避けたい」という目的に合います。保存履歴が少なくなる・プライバシー保護の強化
今後のチャットはGoogleアカウントに保存されず、「Geminiアプリ アクティビティ」履歴が残らなくなるため、端末やアカウントの情報漏洩リスクを下げられます。過去の会話履歴の参照をストップできる
「オフにしてアクティビティを削除」を選べば、過去の対話履歴も一括削除可能で、「自分の情報がクラウドに残る」違和感をなくせます。
デメリット(オフにした場合)
文脈の引き継ぎやパーソナライズが弱くなる
AIは過去のチャットを参照できなくなるため、同じトピックを継続して話すときや、好み・専門分野に合わせた回答生成が難しくなり、「毎回ゼロからの会話」になります。一部の便利機能が制限される
会話履歴をもとにした「おすすめ提案」「要約機能」「関連リクエストの補助」など、アクティビティに依存する機能が使えなくなる可能性があります。短期的な一時保存は残る
オフにしても、サービス運営や不正行為防止のために、会話内容が最大約72時間程度は一時的に保存・利用される場合があり、完全に即時削除ではない点に注意が必要です。
「オフ」がおすすめの場合
個人事業や相談・カウンセリングなど、機密性の高い内容を扱う
「自分のデータがAI学習に使われたくない」が最優先
会話の履歴を残す必要がない・残しておきたい履歴は手動でメモ管理するタイプ
「オン」を維持でもOKの場合
日常の情報収集・アイデア出し・雑談など、個人情報がほとんど含まれない
会話の文脈や過去のやり取りを活かした「パーソナライズされた応答」を重視する場合
一方で、法人向けの Google WorkspaceとWorkspace for Educationは、この学習利用がデフォルトでオフになっています。
実務で顧客情報や業務データを扱う場合、個人アカウントよりWorkspace契約の方がセキュリティ上、安心ということですね。
NotebookLM
NotebookLMは、トレーニングに使われないのが基本になっています。よって設定のオンオフがありません。
Google はお客様のプライバシーを重視しており、NotebookLM のトレーニングにお客様の組織のデータを使用することは一切ありません。
組織や学校のデータが公開されることはありません。個人ユーザーの場合、フィードバックを共有しない限り、データがトレーニングに使用されることはありません。
と明言しています。
よって個人ユーザーの場合、フィードバックを送らないことが大事ですね。
更に、NotebookLMのヘルプページを読むと、法人向けの Google WorkspaceやWorkspace for Educationは、アップロード、クエリ、モデルの回答は、人間のレビュアーが確認することも、トレーニングに使用されることもありません、と明言していますのでより厳格に守られています。

Perplexity
Perplexityには「AIデータ保持」 という設定があります。
これをオフにすると、
・検索クエリ
・プロンプト
・アップロードしたファイル内容
が、将来のAI学習に使われなくなります。
仕事で使う場合、この設定はほぼ必須と言っていいと思います。
なぜ「入力内容の扱い」を気にする必要があるの?
AIが扱う可能性のあるデータは、プロンプト(質問文)だけではありません。
・入力と出力の内容
・操作ログ
・フィードバック
・セキュリティ関連情報
なども含まれる可能性があります。
そのため、個人情報や機密情報をそのまま入力するのは危険という専門家の指摘は、決して大げさではありません。
女性起業家が知っておきたいAIを安全に使うための3つの基本
① 個人情報は入れない
名前、住所、電話番号、顧客のメールリストなどは、
AIに入力しないのが基本です。
クライアント様への守秘義務の観点からも大切なことですね。
② 機密情報は「要約・抽象化」する
契約書の原文や、ビジネスノウハウの全文を
そのまま入れる必要はありません。
・構造だけ
・考え方だけ
・一般化した形
にして質問することで、十分なヒントは得られます。
③ 学習オプトアウトと履歴管理を使う
学習に使われない設定がある場合は、必ずオフにしておきましょう。
そして、「完全に消えるわけではない」
という前提で使うこと。
そもそも入れない
これが一番の安全策です。
このあとは、主なAIツールの学習させないようにする具体的設定手順を図解入りで解説します。
[図解入り]学習させないようにする具体的設定手順
ChatGPTで学習させない設定方法
① 設定をクリックします。

② データコントロール→ 「すべての人のためにモデルを改善する」のトグルをオフにします。トグルがオンなら青色になり、学習に使用されることを意味します。

この設定をオフにすると、新しい会話はモデル訓練に使われません。
※オフにする前の会話は、すでに使われている可能性がある点には注意が必要です。
更に、フィードバックを送ると学習に使われる可能性があるため、
私は基本的に送らないようにしています。
Google Gemini で学習させない設定方法
①設定とヘルプ→アクティビティをクリックします。

②アクティビティの保存をオフにする。

必要な場合、アクティビティ内を削除。
以下の画面が出るので、注意事項などを読んで、理解したをクリック。

以前に保存されたアクティビティは、アカウントから削除しない限り、引継ぎ保存されます。のメッセージが出ました。
アクティビティを削除するをクリックすると、チャットのやり取り、履歴が削除されます。

Perplexityで学習させない設定方法
①設定をクリックします。

②「AIデータ保持」のトグルをオフにします。
トグルがオンなら青色になり、データを収集していることを意味します。

Gensparkで学習させない設定方法
①左下のアカウント→設定をクリックする。

AIデータ保持のトグルをオフにする。

まとめ ~便利と安心は、両立できる~
一般ユーザー向けのAIツールは、「デフォルトで学習に使われる → 個人が拒否する(オプトアウト)」という構図であること。
これを知っているだけでも、AIとうまく付き合っていく前提が変わると思います。
AIは、正しく距離を取れば、本当に頼れる存在です。
怖がりすぎなくていい。
でも、丸投げもしない。
このバランスを知っていることが、これからの女性起業家には、大きな強みになると感じています。
安心して、自分のペースで、AIを味方につけていきましょう。
尚、最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
主な参考資料
消費者向けサービスのデータ利用に関するFAQ |OpenAIヘルプセンター
ソラ - データコントロールFAQ |OpenAIヘルプセンター
NotebookLM の詳細 - パソコン - NotebookLM ヘルプ
プライバシー ポリシー – ポリシーと規約 – Google
Google 利用規約 – ポリシーと規約 – Google
Gemini アプリ アクティビティを管理、削除する - パソコン - Gemini アプリ ヘルプ
Gemini アプリのプライバシー ハブ - Gemini アプリ ヘルプ
Google Workspace の生成 AI に関するプライバシー ハブ - Google Workspace 管理者 ヘルプ
Google Workspace 利用規約 - Google Workspace
Perplexityのデータ収集|パープレクシティ・ヘルプセンター
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