焚き火と父の背中
昔の 実家
良く 庭木を祖父や父が切っていた
木が生い茂っていたからボヤも落ちる
祖父に言われたものだ「ただ歩かず小枝の1本も拾え」
夕暮れ時
裏庭に木を焚く父の姿があった
脇には、伐採された太い木が積んである
そこに、私は腰を下ろした。
黙って、見るともなく…
私の目に映るのは
大きな焚き火と焚き火に映し出される
力強い父の後ろ姿がシルエットになっている
私の背後には、夕日が明々と沈んで行く
私は黙って父の後ろ姿をみている
日が沈み 辺りは暗くなる
どのくらい時間がたっただろうか?
西の空に一際明るく光る星を見つけた私
初めて父に声をかける
「お父さん 星が綺麗✨」
「おー あれが宵の明星って言うんだぞ」
