エイリアン2 逆箱part22
今日も私が大好きで尊敬するジェームズキャメロン監督の作品を分析する。今日は「エイリアン2」である。
起
①
宇宙船 カメラに接近情報 と何かが近づいてきたことを伝える
カプセルの中で眠っている女性 隊員たちが中に入ってくる
宇宙船 目を覚ますリプシー 彼女は57年間眠っていたことが明かされる 突然発狂し、暴れだすリプシー おなかからエイリアンが出てきそうになる夢を見る
宇宙船を爆破させた罪を言及される 誰も謎の生物がいたことを信じない 調査は終了する
LV426を調べるように要請するが既に人が住んでいて安全だと言い断られる
■プロット エイリアンの存在を信じられないリプシー
正当な理由がなく爆破した船のことで調査を受けるリプシー
→彼女の話を信じて貰えない ←調査員は実際に調べた情報や記録に基づいて判断をしているから
→それでもリプシーはLV426を再度調査するように依頼する ←エイリアンが存在することを知っている&地球に来たら星が滅亡するかもしれないという危機感を持っている
→LV426には70世帯ほどが暮らしていると知り、愕然とする ←人間に寄生して子供を育てることを知っているから ⇒調査員VSリプシーの対立構造 真実を信じて貰えない 故にリプシーの危惧が現実に起きるかもしれないという期待が作られる
②
宇宙船 リプシーの元に惑星植民地との連絡が途絶えたこと&リプシーに調査に行って欲しいという連絡が来る ←経験のあるリプシーを相談役として連れて行きたいから
しかし絶対に行かないというリプシー
夜悪夢にうなされる
調査員に行く目的を聞き、地球にはエイリアンを持ち帰らないと約束させ行くことを決める
■プロット リプシーが植民地惑星の任務に参加することを決めるまで
調査員から植民地惑星との連絡がつかなくなったと連絡が入る
→一緒に調査に行って欲しいと依頼される ←経験のあるリプシーを相談役として連れて生きたから
→リプシーは絶対に行かないと断る ←過去の経験からあんな怖い思いを再びしたくないと思っているから
→荷積みの仕事ではなく航海士の仕事に戻すこともできると駆け引きされるも断る ⇒それくらい強い意志で断っていることを強調
→夜悪夢を見てうなされる&調査員に連絡 ⇒こんな思いを二度としたくないだろうなと観客に示唆する
→調査員に調査の目的は怪物を退治することであり、地球に持ち帰って調査をしないか確認する ←自分のトラウマを解決したい思いと、懸念であった地球に化け物を連れて行かないかの疑問を取りたいから
→参加することを決意する
非常に見事なのがリプシーの中で、悪夢から解放されたい思いと、怖い思いを二度としたくないことと、地球にエイリアンを持ち帰りたくないという3つの複雑で相反する思いを整理して流れにしてプロットを作っていることだ。
③
宇宙船 睡眠カプセルから目覚めるリプシーと海兵隊
リプシーは同乗している海兵からもエイリアンを見たと馬鹿にされる
食事 低俗な話をしている海兵たち 人造人間ビショップが芸を披露する
アンドロイドにぶちぎれるリプシー
リプシーが任務の詳細を説明する
④
貨物室 ローダーを操り荷物を運ぶリプリー
宇宙船 植民地惑星へ向けて飛び出す
⑤
建物の中に入る兵士たち 中は爆発の様子もあり破損している部分が多い
リプリーも建物に入るとエイリアンを研究していた部屋に辿り着く
何かが近づいてくるのをレーダーで感知する それは少女だった
少女レベッカに何が起きたか聞くが動揺していて答えない
承
①
反応がある奥に進む部隊 そこには見るもおぞましい光景が広がっている
生きていた女性の胸からエイリアンが登場 焼き殺す
すると子供を殺されたエイリアンが部隊に攻撃を始める
仲間が殺されているのを見て、リプリーが車を動かし、助けに行く
②
エイリアンを一掃するために軌道から核爆弾を投下することを決める
迎えに来たヘリはエイリアンの侵入を許し、爆破してしまう⇒脱出できなくなってしまう
③
中の安全なところへ戻る部隊たち 救援が車で17日かかることが明かされる
エイリアンが侵入して来ないように通気口を遮断する
バークがエイリアンがいるにも関わらず植民者を送ったことが明かされる
4時間で半径30キロが爆発することが明かされる
母船を遠隔操作するためにアンドロイドビショップが外に行き船を取ってくることとなる
ヒックスから武器の使い方を学ぶ
④
屋外 ビショップが母船を遠隔操作する
研究室 寝ていたリプリーとニューとがエイリアンに襲われる 逃げようとするがドアが開かない
緊急ベルがなり、ヒックス達が助けに来る なんとか一命を取り留める
バークが仕組んだことが明かされる
⑤
部屋が暗くなる エイリアンによって電気を切られた
エイリアンと戦争状態になる
仲間が次々殺され、ニュートも攫われてしまう&ヒックスも負傷してしまう
⑥
ビショップが迎えに来て合流 しかしリプリーはニュートを助けるために再びエイリアンの巣の元に向かう
エイリアンクイーンと対面するもなんとかニュートを見つける
転
なんとか惑星から脱出に成功する しかしエイリアンクイーンがついてきたため、宇宙船内で最終バトルをする
激闘の末なんとか倒すことに成功する
結
リプリー達は地球に帰るために冷凍カプセルに入るのであった
勉強になったこと
・起①
前半データが消えた
物語の早い段階で対立構造を作ると見やすくなる。作り方は真実を話しているキャラクターを信じないグループを作り、信じない代わりに避難し、馬鹿にし、茶化すことをしろ
LV426に そんな危険な生物がいますか?
土着生物はいないわ
地球人のIQも落ちましたね 言ったはずです よその星から来た宇宙船の中にいたと その船の信号も受信しました
300以上の星を調査したけど そんな生物 いないわ “生きている人間の体内に 寄生して成長する生物” “血液は強酸性”
そうです 信じられないでしょうが 本当に いるんです
もうよろしい
聞いてください ケインは 船の中で 無数の卵を見たそうです
もうよろしい
よくないわ!1匹でも地球に来たら こんなの何の意味もなくなる すべて おしまいよ!
調査委員は50年以上眠っていたリプシーの記録を調べ、船を爆破したことを取り調べている。そこで高価な船で貴重な貨物が乗っていた船を正当な理由なしでリプシーが爆破したことを責める。それに対し、リプシーは実際にエイリアンと戦い真相を知る者として弁明するも信じて貰えない。調査員は半ばバカにするかのように対応していることが「そんな危険な生物はいますか?」からわかる。観ている側はリプシーが言っていることが本当なので彼女の肩を持つ。さらに火に油を注ぐこととしては誰も信じずエイリアンのことを甘く見ているような発言=卵を無数に見たことを相手にしない ことでリプシーの強い怒りを買ったことがわかる名シーン
また、同様な場面は起③にもみられる
あの白雪姫は誰?
相談役よ エイリアンを見たことがあるんだって
すげえな 感動的な話だ
キャラクターらしさが伝わる場面
・起③
皮肉ったらしいジョークを言うキャプテン
恐らく戦場という生死を分かつ仕事をしていても皮肉を言うほどのいかれたメンタルを持っているという設定があるのだと思う
何している もたもたするな すばらしい1日の始まりだ 海兵は幸せだな 飯はうまいし 給料はいい 訓練はまるでパレードだ
