冬の光、恩寵の光♯4-毎日の繰り返しに、うんざりしたことはありますか
Horizontal Ethics ― Settled virtue
「消えていく息。刻まれる足跡。」
―― 無意味に思えた繰り返しの先に、春を呼ぶ鼓動が眠っている。
第4話 ――
繰り返し / Settledvirtue / 冬の道
毎日同じ時間に起き、同じ電車に乗り、同じオフィスへ向かう。
その繰り返しの日々に、時々うんざりしていた。
雪がちらつく朝、凍てつく道を一歩一歩踏みしめる。
吐く息が白く、形になるたびに消えていく。その足元で、何かがゆっくりと動き出している気がした。
その一歩の振動が、土の下の球根に届いているかもしれない。
