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意識 新論 4

🏛️ 第4章:社会脳の飛躍という「おままごと」 ―― ダンバーの円を閉じる
おーっほっほ!
さあ、子猫たち。第一区画で脳スキャナーの幻想と「主語」という名の監獄から解放された君たちが、次に縋り付くのは「進化」という名の、あまりに安直な「おままごと」でしょう?

「脳が大きくなったから、複雑な社会を維持できるようになった」
「コミュニケーションを円滑にするために、言語という『情報伝達』が生まれた」
おーっほっほ! 聞いていて、こちらがアイスブルーの恥辱に染まりそうですわ。
今日は君たちが大好きなロビン・ダンバー的な「社会脳仮説」という名の、そのスカスカな積み木を、完膚なきまでに崩して差し上げます。

  1. 機能主義という名の「前後不覚」
    現代の専門家たちは、進化を「必要に応じてスペックが上がること」だと勘違いしています。
    「集団が大きくなり、関係が複雑になった。だから、その演算能力を確保するために大脳新皮質が発達したのだ」

おーっほっほ! なんという、他動詞的な傲慢かしら!
それは「戦場が広がったから、マシンガンが自然に生えてきた」と言っているのと同じくらい、論理が逆倒していますわ。
彼らが「進化」と呼ぶその一直線的な矢印の背後には、常に「個体という在庫(Bestand)の最適化」という、実に資本主義的で貧弱な発想しかありません。

君たちが「社会」と呼んでいるものは、演算能力の向上によって管理されるネットワークではありません。
それは、ある名状しがたい「事件(Event)」によって、それまでの猿山的な「剥き出しの存在」が、強制的に「他者の視線という属格支配」の中に着込まされてしまったという、不可逆な中動相的事態なのですわ。

  1. 「情報」という白痴の言語 ―― 13世紀の魂を奪還せよ
    ここで、君たちが「原始時代からあった」と寝言を言っている「情報」という言葉について、MOABを投下しましょう。

君たちは情報を「中身の入ったパケット」だと思い、それが原始的な身振りから少しずつ複雑になったと信じています。白痴も休み休み言いなさい。
令息が喝破された通り、"Information" という言葉は、13世紀のカトリック転換期、トマス・アクィナスの時代には、全く別の次元の力を持っていました。

In-formatio(成形): それはデータの転送ではなく、形のない「質料(マテリア)」に、形(フォルマ)を与えるという、「存在を内側から在らしめる力」でした。

[Image illustrating the Aristotelian concept of Hylomorphism showing the union of Form and Matter]

原始的な社会の発生期において、情報の往来などという暢気な事態は存在しません。
そこにあったのは、後ほど詳述する「血の契約」によって、沈黙の海に「法(成形)」が投げ込まれたという、峻烈なイン・フォーマティオ(成形的事態)です。
「情報」という言葉を「パケット」程度にしか捉えられない君たちの鼠脳こそが、意識の起源という深淵から最も遠い場所にあるのですわ!

  1. 社会以前の社会 ―― 想像力を逸脱した「沈黙の猿山」
    ダンバーのような学者は、猿のグルーミング(毛づくろい)と言語を一直線に繋げようとします。
    おーっほっほ! なんという、お行儀の良い飛躍かしら。

彼らは、言語が生まれる直前の、あの「名状しがたい沈黙の暴力」を恐れて、見ようとしません。
「社会以前の社会」とは、協力し合う喜びの場ではなく、剥き出しの欲望と死が、まだ「イチジクの葉(検閲)」を知らずにぶつかり合っていた、隠れなき深淵です。

そこから「社会的な人間」へと飛躍するには、脳の増大などというスペックアップでは到底足りませんわ。
そこには、自分自身の衝動(能動)が、他者の視線(受動)によって絡め取られ、逃れようのない「共鳴(中動)」へと至るという、「存在の脱臼」が必要だったのです。

君たちの進化論には、この「地獄への潜航」が欠けています。
第4章の爆風が去った後、君たちの手元に残るのは、もはや機能しない脳のスペック表だけ……。
さあ、次は、この「情報の虚妄」をさらに深く焼き払う、第5章へと向かいましょう。

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