勝手に他人の詩を紹介
noteで見つけた詩を紹介するコーナーです。
詩を読むことは「作者の靴を借りる」とか「作者に憑依する」とか言われてますね。
自分一人では気づけなかった世界、自分の主観で捉えているこの世界に、まったく異なる視点を取り入れることで、拡張したり反転させたりできる。
それが詩の良いところの一つですよね。
大塚裕人:ゆう さん
過去の夏の思い出。そこにあった後悔が、今年の夏の予定になる。
ということは、今年の夏の後悔は来年の予定になりますね。
私事ですが、今年は夏休みが取れそうにない。夏はこれからですが、もう後悔しています。この詩と出会ったおかげで、後悔が予定という言葉に変わり、気持ちが軽くなりました。
Shiba3905 さん
波に揺られた光は、その動きの不規則さもあって凝視を拒む。なのに見続けてしまいますね。この光を見ることができるのは、太陽が沈む前まで。消えていく光を憂うのではなく、この光を別の大地から見始める人がいると想像する。地球の反対側にいる、どこの誰ともわからない人の存在すら感じられるのであれば、自分の会いたい人と会える気がします。景色の移り変わりを、別の人の視点を借りて想像することに惹かれました。
キクチイサオ さん
周りの理解を得られず、手も差し伸べてもらえない。詩のモチーフである「鉄」は、自分に向けられた、他人の負の感情を表しているのでしょうか。あるいは不快な雑音でしょうか。溶かすことでいっしょくたにし、飲み込む。あるいは小さく細かいものは、無視して床へほうっておく。
そうしてようやく自分はどうするべきかが見えてくる。「黙る」ことが「語らず」「訴えず」「媚びず」「臆さない」という意味を帯びてくる。内面でぐるぐる回りながら言葉が生成されていく様が素晴らしいと感じました。
ユリ さん
ユリさんの詩は、言葉では表せないものに対して向けられている。と、勝手に感じています。象徴界の穴を探るような言葉の連なりによって詩がうたわれているというのでしょうか。
大人になると、世界を言葉で認識するようになります。しかしそれでも「うまく言葉では表せない」ことが多々ありますね。そういったものを表す言葉と出会った気持ち、これもまた何ともいえないのですが、それを素直に表現しているところがいいなと感じました。
前回、テーマを絞ってとか言ってましたが、毎日たくさんの詩が作られている様を見て、いちいち区切るのももったいないと思いました。
とにかく「いいなあ」と感じたものを、自分なりに読み解いて、なぜ「いいなあ」と思ったのかを書くことにしました。
拙い感想の数々ですが、楽しんでいただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
