この先どうやって生きていくの④
32歳の男性、アールちゃんの話
彼は家にずーっと居る。小中学生の年代でも学校に行っていたかどうかわからない。たまにかどうかわからないが遠くの施設のようなところに連れて行ってたそうだ。
それから20年ほど経って様子を聞いてみた。どうやらずーっと家で過ごしている。といっても床でゴロゴロして食事をあげて、お風呂に入れてオムツ替えて寝かせる。毎日毎日、明日も明後日も来年も再来年も。
話聞いただけで辛い。父親はそれでいいのだろうか?もう慣れてしまって大変さしんどさも失念したのだろう。
わたしは、介護業界の端くれに居るのでそのようなお困りの時は地域包括支援センターなどに相談とかしてみたら適切な対応策が見つかったかもしれない。と、間接的に伝えたが何にもレスポンスが無い。何もしていないのだろう。
その父親は、このような息子が居てこんなふうに大変で、助けてほしいとかそんな感じを一切出したくないし、人に見せたくない。ちゃんとしたちょっとした小金持ちの普通のサラリーマン家庭のように振る舞いたい。
だから、誰からもその件には触れられたくないし、意見も受け付けない。
この家庭のことを思うたびに胸が苦しいのでわたしは距離を置く。仕方ないのだもの。
これからもずっと風呂入れてオムツ替えて食べさせて寝かせて過ごしたら良い。自分がそれで良ければ、の話。
父親は定年になってからも継続雇用をしている。案の定、給料減って愚痴っている。なら、もう会社辞めて本気で自分の息子に向き合ったらよい。ちゃんと介護してあげるのがよい。
そして父母がどちらか、体調崩して動けない時は、即詰んでしまう。
今や一向聴みたいな感じでまもなくこうなる。
リーチメンゼンピンフタンヤオ
