見出し画像

映画:恋は雨上がりのように(2018)

アニメ「九龍ジェネリックロマンス」が面白い。

原作がまだ完結していないということで、アニメはどこにどう着地するんだろうとハラハラしているのだけれど、気になるのでつい追ってしまう。

その原作を描いている眉月じゅんさんが「恋は雨上がりのように」という漫画も描いており(未読)、そういえば実写映画化された記憶があるなあ、ということで観てみることに。

結論から言うと。
大泉洋に、ときめきました。


視聴前時点でのわたしの知識

大泉洋さん(以下、大泉くん)がファミレス店長
原作はマンガ(「九龍ジェネリックロマンス」の作者)
女子高生が大泉くんに片思い

以上、3点。

(わたしに大泉洋さんを教えてくれた友だち(当時学生だった)が「大泉くん」と呼んでいたためわたしも大泉くん、と呼ぶようになってしまった。今では夫も大泉くん、と呼んでいる。親愛の情のようなもので、悪いニュアンスではありません。どうかご容赦ください。)

職場の雰囲気を楽しく保てる45歳バツイチ

女子高生が大泉くんに片思いという時点で
「え、なんでだよ」
と思ってしまったが、映画を観るとストンと腑に落ちた。
それは好きになるよね…と女子高生の親戚のお姉さんのような気持ち。
(お母さんだと心配で仕方ないだろうと思うので親戚目線)

店長を好きになった彼女がそのファミレスでバイトとして働くようになる(作品では既にその状態)のだが、この職場がとても良い雰囲気。
わたしもここで働きたい。
良い雰囲気ということは、店長が上手に切り盛りしているんだろうと思う。
その人柄含めて、店長なのだ。
45歳バツイチ。女子高生に片思いされる要素はかなり薄いように思うけれど、タイミングと少しのきっかけがあったら恋って落ちてしまう。

感想:大泉洋にときめく日がくるとは…!

わたしは「どうでしょう」を通ってきていないため、大泉くんというといつも魅力的な作品に出ている俳優さんというイメージが先行している。あと司会が上手。
このレベルの知識しか持たないので、鑑賞後、大泉くんにときめく自分に驚いた。
ええー…
大泉くんってそういうときめきの対象にしてしまっていい人なの?
いや、でもかっこよかった。

なんなんだ、あの人は!

店長は大きなクシャミをしたり、臭いと言われたり、冴えないおじさんの典型例のような人だ。
(眉月さんは普通のおじさんなのだけれどめちゃめちゃ艶っぽい人を描くのがめちゃめちゃお上手なのではないか。多分原作の店長も相当謎の艶を纏っているのだろう。)

でも、かっこいい。
かっこいい、の前に「でも」がつく。「でも」を含めたかっこよさだった。

大泉くんという配役がまた絶妙で、45歳で恋愛ものが似合うような二枚目枠の俳優さんや、色気が服を着ているような俳優さんでは危険すぎてしまうのだ。
危険すぎて女子高生が押せ押せで来る状況を上手に作って口説かせたりしそう。その空気があったら多分この映画は一気に冷めてしまった気がする。
大泉くん演じる店長はそうじゃない。ちょっと情けなくて、だいぶかっこいい。
コンプラを意識していたり(←大事)、女子高生の今後を思いやっていたり(←優しい)、また自分自身の諦めた夢と彼女との出会いによって思い出してみたり(←原稿の書き出しがちょっとかっこよかった)。
28歳くらい年下(娘同然か!)の女の子からの気持ちなのだから、子ども扱いでのらりくらり躱すこともできたと思う。
しかし、彼女の気持ちが本気だとわかったからなのか、ちょっと情けないからなのか、彼はそうしない。

素敵な人を好きになったね、と女子高生に言いたくなる。そして何年後かに彼女にもう一度思いを伝えるチャンスがあるといいなと思う。
原作がどのような展開なのかわからないけれど、映画では最後彼女からもう一歩踏み込む発言があったため、彼女はまだ店長のこと好きなんだな、と感じた。
好きなら、チャンスがあるといいな。

「えー、まだ思ってくれてたの!?」
とびっくりする店長を見たい。

最後に。
この映画には2025年現在もキラキラ輝く素敵な俳優さんたちがたくさん出ていた。
(女子高生役の小松菜奈さんももちろんそうだし、お母さん役は吉田羊さん、そしてファミレスには磯村勇斗さんも!)
彼らへの言及もしたかったけれど、観終わった後の気持ちがとにかく大泉くんで占められてしまったので、感想も冷静さを取り戻さないほうがわたし自身の感想としてリアルだなと判断、ひたすら45歳バツイチの店長について語って結んでおく。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集