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そのデイトナ、たぶん男より似合ってた

正直、
最初は「強すぎるかな」と思ってた。

ゴールドのデイトナ。

しかもフルゴールド。

昔の自分の中だと、
あの時計って完全に“男の時計”だった。

社長っぽいというか、
成功者感が強いというか、
良くも悪くもかなり“ロレックス感”があるモデル。

でもこの日、
そのイメージちょっと変わった。


カフェ入った瞬間、
店内かなり涼しくて、
外との温度差でアイスコーヒーのカップ一気に曇ってた。

彼女はずっと片手でそのカップ持ちながら、
スマホ見たり、
髪かき上げたり、
普通に旅行中のテンションで喋ってるだけ。

なのに、
なぜかずっと手元が気になる。

たぶん原因、
デイトナだった。


しかもこの116508、
いわゆる“ピカチュウ”。

シャンパンダイアルに、
イエローゴールド。

本来かなり派手な時計のはずなのに、
黒いキャミみたいなラフな服装と合わせると、
急に見え方変わる。

ギラギラというより、
なんか妙に柔らかい。

特に室内の少し暗めの光だと、
ゴールドが変に主張しすぎない。

あれ、
写真より実物のほうがかなり危ない時計だと思う。



昔はロレックスって、
もっと“気合い入れて着けるもの”だと思ってた。

だからデイトナも、
ジャケットとか、
高級車とか、
そういう世界の時計だと思ってた。

でも最近、
逆に普通の服装のほうがロレックス良く見える瞬間ある。

コンビニ行けそうな格好とか、
旅行中のラフな服とか、
カフェでぼーっとしてる時とか。

そういう時のロレックスって、
妙にリアル。

頑張ってる感じがないのに、
ふとした瞬間だけちゃんと目に入る。

あの感じ、
かなり好き。


途中、
彼女がストローの氷いじりながら、
「外暑すぎたね」って言ってたんだけど、
その時またデイトナ見てた。

別に時計見せようとしてるわけじゃない。

でも、
自然に腕動かした瞬間だけ、
急にロレックスが入ってくる。

あれ不思議。

ロレックスって、
真正面から見るより、
こういう瞬間のほうが格好良く見える気がする。

信号待ちとか、
財布出す時とか、
カフェでコーヒー持つ時とか。

“生活の中にたまたま高級時計ある感じ”。

最近たぶん、
ああいう空気に弱い。


しかも面白いのが、
女性がゴールドデイトナ着けると、
急にアクセサリーっぽく見える時ある。

男が着けると、
どうしても“時計感”強いのに、
女性だとジュエリーみたいになる。

でもちゃんと重さもある。

あのバランス、
かなり独特。

最近街でも、
ラフな服装にスポロレ合わせてる女性見ること増えたけど、
昔より確実に“着け方”変わってきてる気がする。

ブランドを見せるというより、
普通の生活の中に自然に混ぜてる感じ。

たぶん今のロレックスって、
そっちのほうが格好いい。


ここ数年、
自分はApple Watchばっかりだった。

仕事中は便利すぎるし、
通知も来るし、
改札もそのまま通れる。

だから機械式時計って、
昔ほど見なくなってた。

でも最近また危ない。

夜にロレックス動画見始めてるし、
中古相場も気づいたら見てる。

完全に再発。

しかも夏前になると余計ダメ。

半袖になると、
腕周りが急にシンプルになるから、
時計だけ異常に存在感出る。

毎年この時期、
ちょっとロレックス欲しくなる人かなりいると思う。


帰り際、
彼女がバッグ持ちながら歩いてる後ろ姿見てた時も、
やっぱり先に目に入ったのデイトナだった。

でも不思議と、
“高級時計見てる感じ”じゃない。

旅行の空気の一部みたいになってる。

黒い服、
冷たいアイスコーヒー、
少し暗いカフェ、
夏前の空気、
そこにゴールドのデイトナ。

あとから写真フォルダ見返しても、
結局また手元ばっかり見てる。

たぶん今年の夏もまた、
ロレックス熱戻ってきそう。

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