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負の無限ループ──抜け出す鍵は「仮説と検証」

この記事は、「生きづらさ」を抱える人へ向けて、

僕自身が負の無限ループをどう抜け出したかを共有するものです。

春野ましゃこさん(@mashacocco)主催の企画
「ここがわたしの生きづらさ」への参加記事でもあります。

▼企画元の記事
https://note.com/mashacocco/n/nfd46f934493a

僕自身もこれまで何度も“生きづらさ”に向き合ってきました。

その中でも、特に深く僕を縛っていたのが 「負の無限ループ」 でした。


ここでは、僕が閉じ込められていたループと、

そこからどう抜け出したのかを正直に書きます。


同じようなループに苦しんでいる誰かの、

小さなヒントになれば嬉しいです。




✦ ① アトピーの「痒みの無限ループ」

アトピーのつらさは症状そのものより、
その構造が地獄だった。

かゆい
→ かく
→ 炎症
→ さらにかゆくなる
→ またかく

このループが終わらない。

しかも厄介なのは、
治りかけが最高潮に痒いこと。

皮膚が再生するときにヒスタミンが出て、
かゆみが一段強まる。

治る → 痒い → 悪化 → 治る → 痒い
延々と繰り返される。

眠ろうとすると血行がよくなる。
血行がよくなると痒くなる。
痒いから寝られない。
寝られないとストレスでさらに痒くなる。

寝るという本能すら奪われるループだった。

✦ ②蕁麻疹という“突然始まる地獄のループ”

中学生のとき、蕁麻疹が全身に出た。

身体じゅうが蚊に刺されたように腫れあがり、
痒みと火照りが止まらない。

学校で説明したら、

「全身蚊に刺されたことあんのか?」

…いや、比喩だよ。例え話!

説明した直後にまた、

「全身蚊に刺されたことあんのか?」

と言われる。


説明 → 誤解 → 再説明 → 再誤解

このループ。


正直、グーでぶん殴りたくなるほどイライラした。


後で知ったが、

蕁麻疹は 喉や呼吸器に出ると命に関わることもある。

母親は本気で心配していたらしい。


当時の僕はその危険性を知らなかったが、

身体の中ではただひたすら炎症と痒みのループに閉じ込められていた。




✦ ③ “嫌だ”が通じない人間関係のループ

身体のループより厄介だったのは、
人間のループ だった。

職場の同僚と食事中、皮膚疾患は命に関わらないので、重症でも障害として認定されないという記事の話をした。実際の疾患の画像が見たいと言われたので、ネット記事の画像(刺激強めの皮膚症状の写真)を少し見せたときのこと。

「たいしたことないじゃん」

いや、たいしたことあるから記事になるんだ。

僕は、そういう刺激の強い画像が苦手なので、「画像は閉じて」と頼んだ。

嫌がらせで画像が開きっぱなしでスマホを返却された。

「うわっ」
と声を上げると

「お前さ、皮膚の疾患あるんだろ?同じ境遇の人を“気持ち悪い”って言うの?」

…なんて卑怯な言い方をする人なんだろうと思った。


傷の見た目がグロいと言うのと、患者本人を気持ち悪いと思うのはまったく別の話だ。


それを嫌がらせのために、あたかも“差別しているかのように見せる言葉” を使ってくる。


論点をすり替え、罪悪感だけ押しつけてくる。


あの瞬間、心の底から思った。


そもそもそういう言葉がパッと出てくる時点で、普段からそういう視点で物事を考えてるのはそっちじゃないか?



その後、
「もう一回見せて」と言われ、僕ははっきり断った。

「嫌です。自分のスマホで調べてください」

しかし返ってきたのは、

「いいじゃん別に。見せるだけだろ」

断る
→ 無視される
→ 応じざるを得なくなる
→ 境界線を踏まれる

ここでもループが始まっていた。

スマホを渡したら、待ち受けをその画像に変更されていた。

怒ったら、

「直すって直すって」と言われたので渡したら、




待ち受けが別のグロ画像(富士の樹海の遺体写真)に変えられていた。

ロック解除のたびに強制的に見せられる地獄。



ここにもまた、
出口の見えないループ構造 があった。


✦ ④ 生活に広がる「見えない生きづらさ」

僕は現在フケ症で、毎晩ベッドに落ちる。
寝る前にはコロコロをしないと落ち着かない。


自分の身体から、生きている限り無限に発生し続ける

命に関わらない皮膚疾患は
“軽く扱われがち” だ。

でも現実には、

・見た目に出る
・生活に支障が出る
・本人はずっと気にしている
・でも社会から理解されにくい

これらが積み重なり、
静かに、しかし確実に生活の質を奪っていく。




✦ ⑤ なぜ僕は病院に行かなかったのか(ループの核心)

振り返ると、僕が長く苦しんだ理由は
「思い込み」 にあった。

❌ 病院は「悪化したら行く場所」

❌ 少し軽くなるなら市販薬でいい

❌ 通院がめんどくさい

❌ どうせ完治しない

これらの“固定観念”が、
僕をループに閉じ込めていた。

しかし、眠れないほど悪化したことで、
ようやく通院する決心をした。

診察を受けると、軟膏だけではなく
内服薬が処方され、

↑実際に処方された薬。花粉症にも効果があるらしくて、お得ですね。



「めちゃくちゃ痒い」→「ちょっと痒い」になった。

そこで気づいた。

✔ 通院とは「悪化したら行く場所」ではなく、

✔ 「安定した状態を守るために行く場所」だった。

歯医者の定期検診と同じだったのに、
僕は“治療=悪化後”という思い込みに囚われていた。

僕の通ってる病院は、皮膚科と内科を兼任しているので、薬をもらうついでに、花粉症や風邪気味等のちょっとした体の不調も逐一相談できるようになった。

世界が急に優しくなった 感覚があった。


✦ ⑥ 負の無限ループから抜け出す鍵は「仮説と検証」

今回、この記事を書いてあらためて思った。

僕が抜け出せなかったのは、
症状のつらさそのものではなく、

「思い込み」を疑わなかったから

だった。

だからこそ、
もしあなたが今、
何かのループに閉じ込められているなら——


✦ まずは “仮説” を立ててみてほしい。

・病院って本当に「悪化したら行く場所」?
・本当に「自分で我慢できる範囲」?
・本当に「仕方ない性格だから」?
・本当に「誰も助けてくれない」?

間違っていてもいい。


✦ 次に、小さく“検証”してみてほしい。

・一度だけ病院に行ってみる
・一度だけ距離を置いてみる
・一度だけ誰かに話してみる

すると、思いもよらない形で
ループの外側へ道がつながることがある。


✦ 終わりに


読んでくれて、ありがとうございます。


この記事が、あなたが抱えている “負の無限ループ” を抜け出すための

小さな仮説のひとつになれたら幸いです。



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