♯50「鉄サビの机」が心まで錆びつかせる。公務員の私が民間のショールームで学んだこと。40代の挑戦。
こんばんは!40代のメガネです。
私は2回の転職を経て(もちろん異動や転勤もありました)、民間から公務員の世界へ来ました。そこで痛感したのは、「執務環境こそが、パフォーマンスと心の健康を左右する」という真実です。
今回、数十名規模の職場のレイアウトの責任者を任された私が、オフィスメーカーのショールームを突撃して学んだ「働く人にとって心地よい空間づくり」のノウハウを元に、古い執務環境のままになっていたレイアウトをどのように変えていくか。その挑戦を綴ります。
公務員の現場で感じた「心のサビ」
公務員に転職して驚いたのは、職場環境のギャップでした。
遅いネット環境に、数十年前から使い古された灰色のスチール机。鉄サビで開きづらい引き出し。
「セキュリティがしっかりしている」「物持ちがいい」と言えば聞こえはいいですが、正直なところ、毎朝その席に座るだけで、心が昭和に戻される感覚がありました。
整備不良の車で全力疾走できないように、この環境で質の高い公共サービスなど生まれない!!そう内心で叫んでました(大袈裟ですいません)。
ショールームで知った「心地よさ」のロジック
そんな公務員に転職してから数年。なんの因果か、ついに私に「数十名規模の職場のレイアウト」というチャンスが巡ってきました。
(上司を強引に説得し)訪れたオフィスメーカーのショールームには、働きやすいオフィス環境を確保するためののロジカルな仕掛けが詰まっていました。
視線のデザイン:視線が直接ぶつからず、集中と対話が両立するデスク配置(流線型や三角型など)。
ノイズの排除:配線を隠し、共有ゴミ箱で執務スペースの「雑多感」を消す。
本能へのアプローチ:植物(緑視率)やラウンジで、科学的に生産性を高める。
などなど、単なるオシャレではなく、働く人を「最高のコンディション」へ導くための合理的な投資と私の目には映りました。
仕事場は、自分を整える「コンディショニング」の場所なんだ
執務室は、朝から夕方まで過ごす主戦場。だからこそ、そこは**「自分を整える=コンディショニング」**の場所であるべきです。
厳しいクレーム対応や(時には)長時間労働にチームで立ち向かい、質の高いアウトプットを出し続ける。そのためには、まず私たちが置かれている環境をアップデートしなければならないと確信しました。
40代の係長。経験をすべて「還元」する
私は今、係長という立場です。複数の組織を渡り歩いた自分だからこそ、執務環境改善に取り組めると暗示をかけることにしました。
現実的には、役所という特性から、紙ファイルをドラスティックには減らせません。建設系の職場だからこそヘルメットや作業着など、物理的にモノが多いのも事実です。そうしたことを踏まえつつ、最新オフィスをそのまま持ち込むのは不可能でも、最低限できることから始めることにしました(ちなみに予算も別部署からかき集めることに成功!!)。
「緑視率」の向上:管理が楽なエアプランツやフェイクグリーン等を配置し、視覚的な潤いを作る。
「収納」の再定義:安易に棚を増やさない。むしろ、電子化を加速。空いたスペースに大画面付きの打ち合わせエリアを設置する。
「機能的」な整理:乱雑なヘルメットや作業着の専用ラックを新設し、視覚的なノイズを削ぎ落とす。
窓口も執務室も、そこにいるだけで少し前向きになれる「開放的な環境」を目指します。
おわりに:次世代のために、環境を耕す
一気にすべてを変えることはできません。でも、外の世界を見てきた転職組だからこそ、「もっと良くできる」と声を上げられるはずです。
職場の環境が錆びついていくのを、黙って見過ごすのはもうやめました。 アップデートし続ける姿勢を後輩に見せ、ここを「最高のコンディショニングの場」へと作り替えていく。レイアウト再構築までの間、より精度高く職場の執務環境を耕していきます。
それが、40代になった私の新たな挑戦です。


