# 改憲発議阻止デモ No.3
# 平和ってなに? No.57 〔2026/2/6〕
2026年2月5日 原稿
高市さんに言いたいこと 憲法改正
高市さんは2月2日に、新潟県上越市で「自衛隊を実力組織として位置づけるため、憲法改正をやらせてください」、「憲法審査会の会長は残念ながら野党だ。ぜんぜん進まない。この状況を打開させてほしい」と述べたそうです。今回の衆議院選挙の解散目的は、憲法改正だったのですね。
高市さん、憲法99条を知っていますか。99条は、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」と書かれています。高市さんは憲法を擁護する気がないのですか。
高市さんの台湾有事発言を中国が撤回することを求めていますが、高石さんは発言撤回を拒否しています。なぜ、中国が高市さんの発言を容認しないのか、日本に対して厳しい対応をしているのか、高市さんは考えたことがありますか。中国の主張を内閣内で分析し、考えましたか。高市さんの軽々しい発言や行動で、深刻な影響が出ていることを考えたことがありますか。憲法を改正したら戦争をする国になりますよ。いいんですか。
私は、11月の高市さんの台湾有事発言後、少しずつこの問題を調べ、考えてきました。新華社通信や人民網の記事を読みました。今日は、是非、高市さんに考えていただきたい記事を紹介します。 人民網2026年01月15日の「日本の『平和国家』の仮面を剥ぎ取る3つの問い」です。
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日本の高市早苗首相は先ごろ、「安保関連3文書」の年内改定に向けた世論喚起の中で、これを日本の「独立と平和、国民の命と平和な暮らしを守り抜く」ためだと主張した。一方で「平和」を声高に叫びながら、もう一方で軍拡を推進する。この発言と実際の行動との著しい乖離は、日本のいわゆる「平和国家」の仮面を剥ぎ取っただけでなく、現在の戦略的動向の危険性も十分に露呈した。(人民日報「鐘声」国際論評)
・・・・(略)・・・しかし、現実における日本の多くの振る舞いを見れば、その真の意図に疑念を抱かざるを得ない。ここでは、以下の3つの問いを日本に投げかけたい。
(1)「平和国家」がなぜ「平和憲法」を目の敵にし、これを捨て去ろうと躍起になっているのか。日本の「平和憲法」は、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と明確に定めており、これは戦後日本が平和的発展の道を歩むための国内法上の礎石となった。1947年の施行以来、「平和憲法」は日本の軍事拡張の衝動を抑え込み、かつて日本の侵略を受けたアジア近隣諸国に「非戦」のメッセージを伝え、日本と地域諸国との関係改善において重要な役割を果たしてきた。・・・(略)・・・
(2)「平和国家」がなぜ「非核三原則」の見直しを愚かにも目論み、核保有の野心を露わにしているのか。世界で唯一の被爆国である日本は、本来、核不拡散体制を断固として守ってしかるべきだ。しかし、日本政府高官は「核保有」という暴論をぶち上げ、「非核三原則」の見直しの問題において動きを強めている。こうした言動は、自らの平和への誓約に背くものであるのみならず、戦後国際秩序と核兵器不拡散条約(NPT)の権威に対する公然たる挑戦でもある。・・・(略)・・・
(3)「平和国家」がなぜ再三にわたりもめ事を引き起こし、地域の平和と安定を脅かしているのか。高市政権は台湾問題において頻繁に騒ぎを起こし、中国の内政に公然と干渉し、さらには中国に対して武力による威嚇まで行って、中日関係を深刻な困難に陥らせている。これは決して例外的なケースではない。近年、日本の右翼は絶えずいわゆる「中国の脅威」を誇張し、台湾海峡や南中国海など多くの問題を煽り立て、もめ事を引き起こそうと腐心している。・・・(略)・・・
・・・今日、日本は再び「平和」の仮面をかぶりながら、実際の行動においては軍備を拡張して戦争に備え、地域の平和と安定を破壊する政策を推し進めている。こうした言動は、第二次世界大戦勃発前後に日本軍国主義が弄(ろう)した手法と瓜二つであり、その目的は国際社会を惑わせ、自らの戦略的投機・冒険のために条件を整え、便宜を図ることにある。
・・・(略)・・・
・・・・・
以上です。高市さん、高市さんのことを言い当てていませんか。(1)のとおり、高市さんは戦争が出きる国のための憲法改正を目指していますよね。でも、それは中国の指摘するとおり、これまで日本がアジア諸国に送っていた「非戦」というメッセージを葬り去り、「新型軍国主義」へ移行することですよね。そんなことは、高市さんと高市さんの仲間だけの考えです。日本人の多くは戦争ができる国を望んでいません。勝手に、「新型軍事国家」へ方向転換するのはやめてください。
「(2)『平和国家』がなぜ『非核三原則』の見直しを愚かにも目論み、核保有の野心を露わにしているのか。」もそうです。日本の国連加盟60周年に関する政府広報には、「『核兵器のない世界』に向けて 世界唯一の被爆国である日本は、核軍縮・不拡散において、中心的な役割を果たしている。 1945年8月に広島と長崎に投下された原子力爆弾によって多くの人命を失った日本は、第二次世界大戦後、核兵器の使用による惨禍は決して繰り返されるべきではないという考えに基づき、核軍縮・不拡散を国の使命として取り組んでいる。」と書いてありますが。ところで、昨年12月には首相官邸筋が核保有を認める発言をしたことが話題になりましたが、高石さんはその人物を更迭していません。首相も同様の考え方という解釈をされてしまい、問題です。
(3)の指摘も当たっていると私は思います。
このように、現在の高市さんのやっていることは、中国が予想しているとおりの軍国化へまっしぐら、とうけとられても言い逃れ出来ない状況です。しかし、それは高市さんと一部の極右勢力です。日本人が高市さんのこうした考え方に賛成しているわけではありません。今回の衆議院選挙で高市さんが述べたのは、「国民の皆様、私は、本日、内閣総理大臣として、1月23日に、衆議院を解散する決断をいたしました。・・・高市早苗が、内閣総理大臣で良いのかどうか、今、主権者たる国民の皆様に決めていただく、それしかない。そのように考えたからでございます。『日本列島を、強く豊かに。』今、着手しなければ、間に合いません。そのために、高市内閣が取り組み始めたのは、全く新しい経済・財政政策を始め、国の根幹に関わる重要政策の大転換です。」、ということです。憲法改正は明言していません。高市さんのやっていることは詐欺です。
以前にも言いましたが、何度でも言います。高市さん、法の支配、近代立憲主義、民主主義を破壊しないでください。憲法97条は「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」と書かれています。「基本的人権」について「過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」と宣言しているのですよ。一人ひとりの生命財産を踏みにじるな、ということですよ。高市さん、簡単に憲法改正を軽々しく言わないでください!戦争中、女性や子供や、捕虜やユダヤ人が、虐げられ、殺された、その反省があり、戦後、国連憲章に人権が明記され、世界人権宣言が採択され、国際人権条約ができ、今日にいたっているのですよ。そういう国際的な流れのなかで日本国憲法ができ、「国民主権」、「基本的人権の尊重」、「平和主義」が原則とされているのです。そうやって、日本国憲法が私たちの暮らしを守っているんです。
しかし、高市さんは、一般社団法人 全国教育問題協議会の「『従軍慰安婦』『強制連行』の教科書記述を訂正 高市早苗議員ら尽力」(2021年9月16日)、「高市政権に期待する 教育改革の国家・道徳・伝統の尊重」(2025年12月29日)と記述されています。高市さんは、「国民主権」、「基本的人権の尊重」、「平和主義」を理解されているのでしょうか。疑問です。戦前の勇ましい価値観で生きていらっしゃるのではないでしょうか。だとしたら、憲法を擁護することなどできないでしょう。そして昨年就任後、「軍事費2%前倒し表明」し、防衛予算の増加が問題視されています。それは、憲法の平和主義に反します。
憲法は、「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。・・・われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。・・・日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」と、国民の平和的生存権を保障しているんです。そのために人権の条文や憲法9条をおいて政治が暴走しないように歯止めをかけているんです。国民が集まって憲法を持った国をつくり、憲法に基づく法律を制定し、政策を遂行する、それが近代立憲主義、法の支配、民主主義です。
高市さんは、台湾有事発言で外交音痴が、円安ホクホク発言で経済音痴がバレました。私はもう一つ高市さんの音痴として、法律の音痴だといいたいです。政治の根幹に法律があることを理解していません。
高市さん、国民の生命と尊厳を守っている憲法を変えないでください。私たちは強い日本を望んでいません。私たちは、平和で安心して暮らせる国を望んでいます。
ということで、高市さん、知識がない、常識がない、良識がない、国民の生活が分かっていない、憲法を守る気がない人は、さっさと国会から出ていってください。
【人民網、2026年01月15日】
日本の「平和国家」の仮面を剥ぎ取る3つの問い
【政府広報、2016】
日本の国連加盟60周年「核兵器のない世界」に向けて
https://www.gov-online.go.jp/eng/publicity/book/hlj/html/201612/201612_07_jp.html
【中国新聞、2025年12月21日】
社説 官邸筋の核保有発言 被爆国の立場忘れたのか
【外務省、】
非核三原則
核は保有しない、核は製造もしない、核を持ち込まないというこの核に対する三原則、その平和憲法のもと、この核に対する三原則のもと、そのもとにおいて日本の安全はどうしたらいいのか、これが私に課せられた責任でございます。
(衆議院予算委員会における佐藤総理答弁(1967年(昭和42年)12月11日))
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/gensoku/index.html
【首相官邸、令和8年1月19日】
高市内閣総理大臣記者会見
【Xinhua、2025-11-21】
Xinhua Commentary: Takaichi's dangerous provocations expose Japan's right-wing revisionism, resurgent militarism
【自民党】
憲法改正
①自衛隊の明記、②緊急事態対応、③合区解消・地方公共団体、④教育の充実
(Xinhua) 13:28, November 18, 2025
Takaichi's toxic Taiwan rhetoric rooted in pursuit of historical revisionism, reviving militarism
【アゴラ、2025.10.08】
高市早苗新総裁の過去ブログが再注目:沈静化していた歴史問題、欧米で再燃の兆し
【一般社団法人 全国教育問題協議会、2021年9月16日】
「従軍慰安婦」「強制連行」の教科書記述を訂正 高市早苗議員ら尽力
https://www.zenkyokyo.net/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E5%95%8F%E9%A1%8C/2738
【一般社団法人 全国教育問題協議会、2025年12月29日】
高市政権に期待する 教育改革の国家・道徳・伝統の尊重
https://www.zenkyokyo.net/assert/appeal/4261
【一般社団法人 全国教育問題協議会、2025年10月11日】
中国の威圧、容認しない 都内で台湾双十節式典
https://www.zenkyokyo.net/%e5%8f%b0%e6%b9%be/4163
【高市早苗、2003年09月23日】
コラム 歴史教科書のとんでもない記述
【しんぶん赤旗、2025年11月23日】
高市政権発足1カ月
「戦争国家」づくりへ暴走
軍事費2%前倒し表明 「台湾有事」参戦発言も
【人民網、2025年11月14日】
高市首相の台湾問題における一線を越えた挑発を断じて容認せず
