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高市首相の国会答弁が招いた日中間の緊張 その11

# 平和ってなに?    No.45 〔2025/12/22〕
  次から次に問題を投げかける高市内閣です。非核三原則を見直すということが話題になり、次は、首相官邸のオフレコ発言として「核保有」が問題となり、中国との関係が最悪な中で、「萩生田氏が台湾総統と会談 自民幹事長代行、関係強化で一致―台北」(JIJI.COM、2025/12/22)という中国に喧嘩を売る行為をやっています。高市内閣はOBAKAの集まりなのでしょうか。11月7日の高市首相発言後の中国の激怒をどこ吹く風と受け流しています。信じられない対応です。  しかし、こうした状況を日本のマスコミや大半の人々が危惧する様子がありません。
  そうした中で小沢一郎氏が、「小沢一郎氏が明言『高市内閣は早晩行き詰まる可能性が高い』5つの理由」(日刊スポーツ2025/10/22)として、「高市氏の政治思想、言動、数合わせによる首相選出、自民党内の実情、自民と維新の合意の内容」と述べたとおり、「高市氏の政治思想」、「言動」、「自民党内の実情」が、日中間の摩擦、閣僚のオフレコ発言、萩生田氏の台湾訪問を招き、小沢氏の指摘のとおりになっています。そして、「さらにこのような政府内の混乱が『我が国に対する信用を損なわせ、国民を危険に晒す』と心配し、『高市総理は本当に危うい』と結んでいる。」(中日スポーツ、2025/11/28)、「日中の緊張高まる中…自民・萩生田幹事長代行が今月21日から訪台へ この状況下、誰が考えても火に油を注ぐようなもの。高市総理は何を考えているのだろうか? 事態を更に悪化させたいのだろうか? 高市総理の判断力は大丈夫なのだろうか?」(日刊スポーツ、2025/12/20)と苦言を述べておられます。
  そういえば、高市首相の就任直後に公明党が離脱しました。「公明党斉藤代表が明かした『なぜ高市総裁になった今なのか?』自民と連立解消は6文字が決定打」(日刊スポーツ、2025/10/11)によれば、公明党の斉藤鉄夫代表は高市首相との協議で、「『政治とカネ』『歴史認識と安全保障』『過度な外国人排斥』を率直に提起。とりわけ『政治とカネ』は信頼回復の前提であり、全容解明と企業・団体献金の規制強化を求めましたが、明確かつ具体的な回答は得られませんでした」、だったそうです。
小沢氏の指摘する「高市氏の政治思想」、斎藤氏の指摘する「政治とカネ」、「歴史認識と安全保障」、「過度な外国人排斥」は、そのどれもが今日の日本の惨状を招いている原因に通じていると容易に考えつきます。やはり、昨今の様々な問題の根源は、高市首相自らが発端となり、誘発させているとも考えることができるのではないでしょうか。
  高市首相自身が爆弾であることを「高市早苗新総裁の過去ブログが再注目:沈静化していた歴史問題、欧米で再燃の兆し」(アゴラ、2025/10/08)や「高市首相の思想的背景 『毒の苗』が育つ土壌」(新華社、2025/11/16)が伝えています。新華社は、「高市氏は首相就任から1カ月足らずで、歴史認識や台湾問題、軍事・安全保障、対外関係などの分野で波風を立てているが、これは決して偶然ではなく、高市氏の立脚する土壌に起因している。毒のある土壌からは、必然的に有毒な苗が生じる。   第1に、歴史修正主義という毒の土壌。高市氏は政界入り以来、歴史修正主義の『旗手』として名をはせてきた。・・・第2に、台湾への植民地支配意識という毒の土壌。高市氏は台湾を何度も訪問し、島内の『台湾独立』勢力と結託し、同勢力が『日本カード』を切るための橋渡し役を務めてきた。・・・ 第3に、軍国主義の亡霊という毒の土壌。高市氏は首相就任前、『大日本帝国の栄光』の回復を叫ぶ極右勢力と密接な関係にあり、帝国時代という過去の夢に浸る歴史復古主義者らに『最も理想的な首相候補』とみなされていた。・・・第4に、誤った対中認識という毒の土壌。日本の政界にはここ数年、好ましくない風潮がある。一部の政治家は最も基本的な対中認識さえ欠き、日本の中国侵略の歴史がもたらした痛ましい教訓を忘れ、中日国交正常化以降に日本が示してきた数々の政治的約束を顧みず、中国の発展が日本を含む国際社会にもたらす活力を無視し、事あるごとに『中国脅威論』を唱え、対中『強硬』姿勢を安易な票集めの手段や、支持基盤を固めるための政治的日和見の道具にしている。いち早く『台湾有事は日本有事』を声高に主張した安倍晋三氏と麻生太郎氏、そして安倍氏の後継者を自認する高市氏が好例である。」と述べています。
  また、古賀茂明氏は、「世論が、『中国はけしからん!』『高市頑張れ』という方向で盛り上がれば、それを利用して、中国に対抗するためには、何よりも日本の防衛力を強化することが必要だと主張して、対中国戦争を想定した軍備の拡大を進める口実にすることができる。それによって、靖国参拝見送りなどで落胆した極右の支持層も大喜びするはずだ。   それを見た中国世論は、日本への反発を強める。中国政府も強硬姿勢を繰り返さざるを得ない。」(AERA、2025/10/28)と10月の時点で述べ、見事、予想的中です。いずれにしても、高市首相とその取り巻きが日本を奈落の底に追い込んでいるのは間違いないでしょう。
  さらに別の視点から、「2010年以降、日本政府は『国益』を無視して中国との関係を悪化させている」(櫻井ジャーナル、2025/12/10)は、2010年の尖閣諸島問題において、「田中角栄と周恩来が決めた尖閣諸島の領土問題を棚上げにするという取り決めを壊した」この時の渦中にいた人物が松下政経塾出身の前原誠司氏でした。高市首相も松下政経塾出身で、日中関係を破壊することに抵抗がないようです。そして、「本人が自覚しているかどうかはともかく、高市や小泉は日本をウクライナのようにしようとしている。原発を海岸線に並べ、食糧を自給できない日本が中国と戦争できるはずがないのだが、彼らはそうしたことを考えないのだろう。それでも戦争へ突き進めば日本は破滅する。」とまとめています。怖いですね。
  やはり、高市早苗氏は、首相の資質を欠いておられますから早急にお辞めいただきたいです。 
  今日はここまでにします。
 
【東京新聞、2025年11月19日】
〈社説〉非核三原則 「国是」を短慮で見直すことは許容できない

【共同通信、2025年12月18日】
首相官邸筋「核持つべきだ」 安保担当、非公式取材で

【JIJI.COM2025年12月22日】
萩生田氏が台湾総統と会談 自民幹事長代行、関係強化で一致―台北

【日刊スポーツ2025年10月22日】
小沢一郎氏が明言「高市内閣は早晩行き詰まる可能性が高い」5つの理由

【中日スポーツ、2025年11月28日】
「高市総理は本当に危うい」小沢一郎議員、危機感を表明 「安全保障もへったくれもない」とバッサリ

【日刊スポーツ、2025年12月20日】
小沢一郎氏「高市総理の判断力は大丈夫なのだろうか?誰が考えても火に油」政権幹部の訪台に苦言

【日刊スポーツ、2025年10月11日】
公明党斉藤代表が明かした「なぜ高市総裁になった今なのか?」自民と連立解消は6文字が決定打

【日刊ゲンダイ、2025/12/21】
高市自民と別れて正解だった公明党 与党に残っていたら日中関係悪化で“股裂き”状態に

【アゴラ、2025.10.08】
高市早苗新総裁の過去ブログが再注目:沈静化していた歴史問題、欧米で再燃の兆し

【高市早苗、2004年12月10日】
コラム:中山文部科学大臣の陳謝は残念

【新華社、2025-11-16】
高市首相の思想的背景 「毒の苗」が育つ土壌

【AERA、2025/10/28】
古賀茂明:高市首相は極右的政策に突き進むわけではない?

【東洋経済、2025/12/18】
中国外務省「日本への渡航を控えて」→高市内閣の支持率はとくに下がらず…なぜ日本国民がこれほど「高市内閣」を応援するのか

【櫻井ジャーナル、2025.12.20】
ロシアに戦争を仕掛けて国の存続を危うくしたEUの後を追う高市政権

【櫻井ジャーナル2025.12.22】
高市政権と連動して米政権は台湾に大規模な兵器パッケージを承認、中国を

【櫻井ジャーナル2025.12.10
2010年以降、日本政府は「国益」を無視して中国との関係を悪化させてい