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キングダムで学ぶ "ルールチェンジャー"

"ルールを変えた者が勝つ"

真っ当に生きようとするならば、
とりあえずルールは守るものですね。
ルールに従って競争している中で、
ルールを破るのは
フェアとは言えません。

既存のルールの中で
どうすれば自分の力を
最大限に発揮できるかという
視点が必要ですよね。

ところが これは言ってみれば
一流の考え方ではあっても、
超一流の考え方ではないんですよね。

超一流の人物というのは、
「ルールを変える」ことで
勝とうとしてきます。

たとえば日々のニュースを見ていて
日本の政治家が相変わらず自分に
都合のいい振る舞いをしているのも、
自分たちがルールを
作っているからですよね。

政治家がルールを作っている以上、
政治家に不利なルールなんて
彼らは作ろうなんて思いませんから。
(威勢のいいことは言ってますが)

或いは最近だと
アメリカのトランプ大統領が
関税問題をはじめとして
世界中を振り回してますが、
あれも自分が主導して
ルールを変えているといえるでしょう。

いずれも市井のひとりとしては
喜ばしいことではありませんが、
「ルールを変えた者が勝つ」という
原則を知っていると
「ズルい」とか「勝手だ」というよりは
「上手いことやってるな」と思います。

でも その原則を知っていたとしても、
ルールを変えるというのは
誰にでもできるものなのでしょうか。

政治家を縛るルールは
選挙を通して
間接的に関与できるにしても、
現実的には難しいですよね。

アメリカの関税交渉なんかは、
もはや 一市民のレベルでは
なす術がありません。

それでも、あくまでも今回のテーマは
「ルールを変えた者が勝つ」

キングダムで送る このシリーズ、
今回取り上げるのは
秦の将軍 王翦おうせん

キングダムも
この記事を書いている段階では
75巻まで出ているわけですが、
巻数を重ねるごとに
ダイナミックな流れで
ワクワクが高まる感覚があります。

個人的に この王翦に関しては、
ぎょう攻めにおける
ルールチェンジャーとしての戦い方が
特に印象深いです。

元々 ちょうの王都・邯鄲かんたん
喉元に迫るために
鄴を攻めに行ったわけですが、
李朴りぼくに狙いを見抜かれて
楽をさせてもらえなくなったわけです。

相手の国のど真ん中へ踏み込んだ秦軍は
周りを囲まれたあげくに補給線も断たれ、
一同は兵糧攻めに追い込まれます。

みなさんだったら、この状況で
どういう判断をするでしょうか。

<王翦たちの状況>
・鄴の城を落とすのが自軍の目的
・敵国のど真ん中で囲まれている
・補給の見込みはなく、手元の兵糧が切れたら終わり
 (自軍は長期戦は不可能)
・相手は自国内なので人員や食料の補給に憂いなし
 (敵軍は長期戦が可能)

控えめにいってピンチ…

普通に考えれば 自分たちは
長期戦ができないわけですから、
決死の覚悟で
短期決戦を挑むしかないでしょう。

なにしろ相手側から見れば 
のらりくらりと時間を稼ぎさえすれば、
自分たちが血を流さなくても
相手が勝手に
飢え死にしてくれるのですから。

或いは同じく
決死の覚悟で本国に逃げ帰るか。
ただし これは国を挙げての戦略として、
まずあり得ない選択肢でしたが。

ところが王翦は、
全く別の発想をするわけですね。

この鄴編も 見どころが多い章ですが、
個人的には この王翦が仕掛けた
ルールチェンジが一番痺れました。

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ルールを変えて戦う

この窮地で王翦が採った策は
むしろ逆転の発想で、
相手にも兵糧攻めを仕掛けて
"兵糧攻め合戦" という別のゲームに
両軍を巻き込んでいきました。

少なくとも相手は
「のらりくらり時間を稼げば…」
というわけにはいかなくなったので、
互いに真正面から
ぶつかり合うしかなくなるわけです。

結論から言えば
王翦と李朴の戦略の掛け合いの結果、
辛くも秦軍が勝ちました。

「ルールを変えた者が勝つ」
という言葉のとおりですが、
言うほど楽に勝てたわけでもない。

でも 冷静に振り返ると
一時は絶望的に不利な状況の中から、
ルールを変えたことで
ギリギリのところで勝つことが
できたわけです。

これが秦軍の中でも、
とりわけ軍略に秀でた
王翦のなせる技でした。

「ルール」に縛られるな

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