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不倫劇から生まれた座右の銘 - 西炯子の世界 #7 -

「あなたの座右の銘は何ですか?」

しばし話のタネになる この質問。
私の答えは、その時々で変わってきた。

社会人になるまでは、
座右の銘なんてものはなかった。

なかったけれど
「ありません」と答えるのも
なんとなく格好悪い気がしたから、
その場で思いついた格言や名言の類を
答えていた気がする。
どんな言葉を選んだかなんて、
今となっては
ただの1つも思い出せない。

社会人になって
それまで以上に本を読むようになって、
しばらくの間は『惜福』が
私にとって初めての座右の銘となった。

そして今では、
また別の言葉に取って代わられた。

思うに座右の銘とは
「そのように生きたい」という
人生の指針であるわけだが、
それは必ずしも
「そうでないから目指したい」
というわけじゃない気がする。

自分の中でかくあるべしという
生き方をしてきて、
そこにマッチする言葉が出会った時に
「これぞ私の生き方なり」と
座右の銘の座に就くことも
あるのではないだろうか。

少なくとも今の私の座右の銘は後者である。

その言葉に出会って早十数年、
それを与えてくれたのは
1冊のマンガであった。

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