見出し画像

不登校親、リアル不登校親と出会う。

初めて住んでいる地域で不登校の子がいる親御さんと話した。
オンライン上で知り合った方とお話することはあれど、リアルで会って話すのは初めてだった。

きっかけは去年のオンラインスクールだ。オンラインだったが、自治体から業務委託を受けたスクールだったため、受講生はみな同じ県内だった。
スクール修了間際、受講生の一人がLINEのオープンチャットを立ち上げてくれ、その後も交流を続けることになった。受講修了して1か月ほど経った年末、「新年会やりませんか?」と声を上げてくれた方がいて、私ももれなく参加した。

平日の昼間、幹事の方が予約してくれたのは、個室のあるイタリアンレストランだった。大きいテーブルが二つあって、7~8名ずつ分かれて座る。

オンラインでしか話したことのない方々とリアルで会うのは、少し緊張した。お名前は知っていても直接お話したことがない方もいる。
隣になった方とお互いに名前を言い合い、「ああ~、あの自己紹介の方ですね!」なんて、お互いに腑に落ちる場面があった。スクール内で使っているコミュニケーションツールに自己紹介のスレッドがあり、お互いにどんな自己紹介をしていたか、うっすら覚えていたからだ。

テーブル内で話す内容は、近況報告やスクールの先生の話、仕事情報など多岐にわたり、久々のリアル女子会で笑いが絶えなかった。

お子さんがいる方が多く、子どもの話になった。
先ほどの自己紹介スレッド内で、私は「中1と小2の姉妹がいる」とだけ伝え、中1娘が学校に行っていないとは伝えていなかった。小2の話は何とかついていけているものの、中学生の話は少し居心地が悪い。やっぱりこういう場面では孤独を感じるな。

そんな中、同じテーブルの方がこんなことを言い始めた。
「うちはさー、職場体験は一生懸命行ったけど、あとは学校いかないからさー」
あっけらかんと話す。周りの方もさほど驚いた様子ではない。私は呆気にとられた。
その方はスクールでは直接お話したことがなく、スクールのグループ分けでも違うグループにいた方で、いわばよく知らない方だった。
「うち受験になるからさ、親の会とかで情報収集いっぱいしようと思って。学校行っていないと情報入ってこないんだよねー」
なんて言うから、私は思わず、
「はい、うちの子も学校行ってないですー」
と自己開示してしまった。
皆、少し驚いていた様子だったが、話はそのまま続いた。
「うちの子の友達にも行けない子がいたけど、通信に行って元気になってたー」なんて話してくれる方もいた。

帰り際、思い切ってその方に声をかけてみた。
「不登校の親の会ってどこに行っていますか?」

すると、親切に色々教えてくださった。
「だってさー、他のママさんと話し合わなくなるじゃーん!学校のLINEグループに入っているけど、しんどいよねー」
なんていうから、
「そうそうそう!もう、子どもが学校に行かなくなってからさみしーんですよー!」
ほぼ初対面なのに、軽く腕に触れてしまった。
「わかるー!」
その方は受け止めてくれた。

駐車場までの短い距離での会話。少し話しただけなのに、救われる思いだった。彼女とLINEを交換した。

帰りの車中で、目頭が熱くなった。初めて、触れる距離で自分の「さみしい」を受け止めてもらえた。ただただ嬉しかった。

その後、彼女から親の会やフリースクールの情報などが送られてきた。来月、彼女が参加している親の会へ一緒に行くことになった。

そういえば、今年やりたいこと100の中に、「不登校親の会に行ってみる」「リアル不登校親友だちを作る」を書いたばかりだったな。

来月が楽しみだ。

いいなと思ったら応援しよう!

森萌佳(もか)|不登校ライター 応援していただくと泣いて喜びます!いただいたチップは、中1娘と平日外出する費用に使わせていただきます!