もょもと、ことわざを現代化するシリーズ第1回「覆水盆に返らず」
本日から新シリーズ始めます。
その名も、
「もょもと、ことわざを現代化する。」
昔から伝わることわざや四字熟語、名言。
知っているようで、
実は意味をちゃんと知らない。
そんな言葉を改めて調べて、
「今の時代だったら、どういうこと?」
と、もょもとなりに現代化してみるシリーズです。
記念すべき第1回。
8月も半ばといえば
そう。
お盆です。
ということで、
「覆水盆に返らず」
いってみよう。
そもそも、
覆水盆に返らず。
なんて読むか。
「ふくすい……」
「ぼんに……」
「かえらず。」
読める。
でも、
意味は?
と言われると、
「あれだろ?」
「水こぼしたら戻せないやつ。」
……うん。
だいたい合ってるw
由来は中国の故事。
周の時代、太公望と呼ばれた呂尚は、若い頃に貧しく、妻に愛想を尽かされて離縁された。
その後、呂尚が出世すると、元妻が「もう一度やり直したい」と戻ってきた。
そこで呂尚は盆の水をひっくり返し、
「この水を盆に戻せるなら、やり直そう。」
と言った。
もちろん、
戻らない。
つまり、
一度起きてしまったことや、
一度してしまったことは、
簡単には元に戻せない。
それが、
「覆水盆に返らず」
ということ。
なるほど。
深い。
では、
現代版にしてみよう。
まず、
一度使ったAppleギフトカード。
「間違えて買っちゃった!」
「キャンセルしてください!」
……。
覆水盆に返らず。
いや、
もうコード使ってんのよ。
戻せない。
そして現代社会、
もっと分かりやすいのがある。
スマホ。
一度、
スマホの便利さを知ってしまった人間。
「昔はガラケーで十分だった。」
なんて言っても、
もう戻れない。
LINE。
YouTube。
ネット通販。
Google。
地図。
キャッシュレス決済。
写真。
動画。
ゲーム。
全部、
手のひらに入っている。
そんな人間に、
「今日からガラケーね。」
と言ってみる。
たぶん、
こうなる。
「いや、無理。」
「LINEどうすんの?」
「写真どうやって送るの?」
「PayPayは?」
「YouTubeは?」
「検索は?」
そして最終的には、
ガラケーを握りしめながら、
スマホを探している。
もう完全に終わっている。
もょもと的現代版、
「覆水盆に返らず」
とは、
こういうことだ。
一度スマホを知った人間は、
もうガラケーには戻れない。
一度便利さを知った人間は、
不便には戻れない。
一度楽を覚えた人間は、
昔の自分には戻れない。
そして何より、
一度、
「Amazon翌日配送」
を知ってしまった人間は、
「一週間後に届きます。」
に耐えられない。
「いや、なんで?」
となる。
昔の俺なら、
「一週間か。まあ待つか。」
だった。
今の俺は、
「明日届かないんですか?」
である。
人間とは、
こうやって少しずつ、
元に戻れなくなっていく生き物なのかもしれない。
ということで本日の教訓。
覆水盆に返らず。
こぼした水は戻らない。
使ったAppleカードも戻らない。
そして、
一度スマホを知った俺も、
もう戻れない。
結論
後悔先に立たずと一緒じゃね?笑
ではまた。
