夫が家事をしてくれても、なぜか休まらない理由
夫は、家事をしてくれています。
掃除機をかけてくれる。
シーツを替えてくれる。
洗濯物も進んでやってくれる。
お風呂掃除も、トイレ掃除もしてくれます。
私よりも汚れによく気づくので、私が掃除をしようと思う前に、夫がきれいにしてくれていることもあります。
私が大雑把な性格だから、というのもあるのかもしれません。
夫は、家の中を快適な空間に保ってくれています。
掃除をしてくれていることが、いつの間にか当たり前になっている。
でも、本当は当たり前ではありません。
いつも掃除機をかけてくれてありがとう。
シーツや洗濯物を進んでやってくれてありがとう。
お風呂やトイレをきれいにしてくれてありがとう。
夫には、そう伝えたいと思っています。
夫が家事をしてくれている中で、私はベビーを抱えています。
ベビーをあやしている。
泣いたら対応する。
おんぶをしながら、読書をしてみることもあります。
「せっかく自分の時間をもらえているんだから、ありがたく過ごさなきゃ」
そう思いながら、本を開く。
でも、リラックスできません。
ベビーをおんぶしている。
いつ泣くか分からない。
眠っているように見えても、気配を感じながら過ごしている。
本を読んでいても、完全に自分の世界には入れないんです。
夫が家事をしてくれている。
だから私は、ベビーを見ていなくてはいけない。
そんなふうに、お互いが別のことを担当している状態です。
夫が家事をしてくれていることは、ありがたい。
でも、私が欲しかったのは、ただ作業をしながら過ごす時間ではなかったのかもしれません。
本当に欲しかったのは、自分を大切にする時間。
ベビーを抱えながら読書をする時間ではなく、ベビーのことを気にしなくていい状態で、本を読みたかった。
途中で中断されない。
泣き声を気にしない。
誰かの安全を確認しなくていい。
自分のためだけに使える時間が欲しかったんです。
家のことも、子どものことも、夫に任せて家を出ることがあります。
ひとりで外に出る。
カフェへ行く。
本を読む。
自分のための時間を過ごす。
でも、家を出たあとも、後ろ髪を引かれる気持ちがあります。
子どもたちは大丈夫かな。
夫は困っていないかな。
帰ったら、私がやらなければならないことが増えていないかな。
せっかくひとりの時間をもらったのに、頭の中では家族のことを考えている。
これでは、完全には休めていないのかもしれません。
私はまだ、自分を大切にすることを許せていないのだと思います。
夫が掃除をしてくれている。
だから私は、子どもの面倒を見なくてはいけない。
夫が家事をしてくれている。
だから私は、もっとありがたく時間を使わなくてはいけない。
夫が頑張っているのだから、私も頑張らなくてはいけない。
そんなふうに、自分の中でバランスを取ろうとしてしまうんです。
でも、家事と育児は、同じように見えても負担の質が違います。
掃除は、終わりが見えることがあります。
掃除機をかける。
シーツを替える。
お風呂を洗う。
終われば、ひと区切りつく。
一方で、子どもの面倒を見ることには、はっきりした終わりがありません。
抱っこをする。
あやす。
安全を確認する。
泣いたら対応する。
眠ったと思ったら、また起きる。
ずっと気持ちが子どもから離れないまま過ごしています。
だから、夫が家事をしてくれていても、私の中に疲れが残ることがある。
夫への感謝と、私も子どもの対応を協力してほしいという気持ちは、同時にあっていいのだと思います。
「掃除をしてくれているから、子どものことをお願いとは言いにくい」
そう思ってしまう気持ちもあります。
でも、夫が家事をしてくれていることと、私が育児で疲れていることは、別々に考えていい。
夫の家事に感謝している。
そのうえで、子どもの面倒も一緒に見てほしい。
私にも、ベビーを気にせずに過ごす時間が欲しい。
そう伝えていいのだと思います。
本当に欲しいのは、何かをしてもらうことへの許可ではありません。
「休んでいいよ」と言われることだけでもない。
自分で自分を大切にすることを、私自身が許すこと。
それが必要なのかもしれません。
夫には、まずありがとうを伝えたい。
いつも家をきれいにしてくれてありがとう。
家族が気持ちよく過ごせるように動いてくれてありがとう。
そのうえで、
「次は、子どものことを任せて、私がひとりで休む時間もほしい」
と伝えてみたい。
家事をしてくれている夫に感謝することと、私も休みたいと伝えること。
どちらかを選ばなくていい。
ありがとうも言っていい。
助けてほしいとも言っていい。
私も、自分を大切にしていい。
そのことを、少しずつ許せるようになりたいと思います。
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