映画館と指定席の話
室蘭の映画館が閉館するらしい。
というので、思い出した映画館の話。
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昔、映画館で映画を見るのは結構好きだった。
けどある日を境に行かなくなった。
映画館の指定席化が拡がりはじめてしばらく経ったある日のこと、休日に1人で映画を見に行った。
サッポロファクトリーの中にある映画館で
スクリーンは大きく、客席もたくさんある。
そんな広い客席に1割程度の客の入り。
のんびり見れるなーと3席並んだ席の一つに席を取り座った。
しかし、もうすぐ始まろうかというタイミングで
なんと、隣の2席にカップルが座ってきやがったのだ・・・!!
私の頭の中はパニックである。
え?なんで!?
こんなに席が空いてるのに、なんで知らんカップルと3人で並んでるんだ・・・!?
私の心の中には怒りのような悲しみのような羞恥のような謎の感情が湧き出していた。
そして疑問が生まれていた。
いったい誰がこんな悪夢のような状況を生み出しているのか??
自分が席を取った段階では、他のお客さんから適度に距離を取れていたはずだ。
店員が横の席を指定したのか??だとしたら無能すぎる。
そんな無能店員を頭の中に思い描き、苛立ってみたりしたが定かではない。
いや、そのカップルがネットで自分で指定したのか??普通2人きりで座りたいだろ!?
この彼氏が席を取ったのだとしたら、彼氏として無能すぎて彼女が可哀想である。2人の将来が危ぶまれる。
・・・んん??
わざとか!?そういう性癖なのか!??
知らんやつの隣でいちゃいちゃしたい変態カップルなのか!!???
結局、そんな横並びに耐えられるはずもなく、
空いているであろう別の席に移って鑑賞したので謎は深まるばかりであった。
この出来事がトラウマとなり、
指定席の映画館に足を運ぶことは無くなったのだった。
〜終〜
というわけで映画館の指定席には並々ならぬ嫌悪感を抱いている。
映画は高い。それなのにコントロールできない要因による失敗の可能性が溢れているのだ。失敗したときの時間的、金銭的、精神的ダメージは大きい。
これじゃあ相当に見たい作品でなければ見に行かないし、娯楽として選ぶことはできない。
自宅でゆったり映画を見るほうが確実なのだ。
その点、自由に座れるミニシアターの空気感は大好きだ。
その事件後も苫小牧のシネマトーラスなどにはたまに通っていた。
シネコンが無くなる室蘭登別にもミニシアターを作りたいなーと思ったり… 完
