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【ボスキャリ】ジャフコ(Jafco)ベンチャーキャピタル選考対策


① VC業界の二大投資先:「バイオ」と「SaaS」の課題

VCの投資先として長年「二大巨頭」と言われてきたのがバイオ(ライフサイエンス)とSaaSです。しかし、2026年現在、どちらも厳しい状況にあります。

  • バイオベンチャー:ナスダックであれ東証グロースであれ、上場企業の多くが赤字続き。開発費がかさみ、利益が出ないまま潰れたり、詐欺上場状態で放置されるケースが殆どです。昔から「バイオへの投資は危険」という言い伝えがあるのも納得です。大阪万博で「未来のライフサイエンス」がテーマになりましたが、「バイオの時代は来る来る」と言われ続けて早20年以上。一向にブームが来ないのが現実です。

  • SaaS:一昔前までは「最も有望な投資先」でした。サブスクリプションで安定収益が見込め、爆発的な成長が期待できたからです。しかし今は**「SaaSの死」現象が発生。AIによる代替リスクの他に、金利高や競争激化で成長が鈍化し、バリュエーション(企業価値評価)が大幅に低下しています。投資してもExit(IPOやM&A)が極めて難しい状況です。

この結果、現在のVC全体が非常に厳しい環境に置かれています。IPO件数が減少し、キャピタルゲインを出しにくくなっているのです。VC志望者にはこの現実をまずは認識することをお勧めします。

② 推薦図書:

これ2冊で基本は十分です。

  • Zero to One(ピーター・ティール著)
    → 伝説的な起業家兼ベンチャーキャピタリストのピーターティール(Paypalとパランティアの起業、Facebookへの投資)が自身の起業経験とVC投資の選定基準を語っています。VC志望者のみならず全ての就活生にお勧めできます。

  • Hard Things
    → a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)の創業者の自伝。最近日本にもオフィスを構えることがニュースになっていました。

③選考準備:バリュエーション手法より「技術への造詣」

VC選考準備において、DCF(割引キャッシュフロー)などの財務バリュエーション手法の知識は二の次です。なぜなら、赤字のベンチャーをバリュエーションしても無駄だからです。VC投資は千三つの世界です(1000回投資して3回当たるかどうか)。従って、ファイナンスの学習よりも、ベンチャーの技術や国内外の消費トレンドを理解できる力が重要だと思われます。VC二大投資先はバイオとSaasであることを肝に銘じましょう。

  • バイオ分野:生命科学・薬学部・医学部などの理系専門人材の独壇場。技術の優位性を正しく評価できないと投資判断ができません。だからこそJAFCOなどのVCには理系出身者が多く在籍しています。

  • SaaS分野:文系学生にも理解しやすい領域。VC志望の文系学生はSaas業界のトレンドをチェックしましょう。プロダクトの使いやすさ、市場ニーズ、競合優位性を論理的に語れるようになりましょう。有望なSaasも自分で見つけてきましょう。

  • その他の有望領域:消費財企業も注目。日常生活で触れるプロダクトから「なぜこのベンチャーが伸びるのか」を考える習慣をつけましょう。若者の消費トレンドを知っていることが若手キャピタリストの強みになると思います。

  • 国内外のベンチャーのピッチデックを見ることもお勧めします。


④ 志望動機の鉄板パターン3つ+NG例

JAFCO(およびVC業界全体)の志望動機は、ほぼ以下の3パターンに集約されます。

(1)新しい産業を作りたい

(2)若い経営者を助けたい(起業家のパートナーになりたい)

(3)バイオまたはSaaSが大好き(特定の領域への強い興味)

  • 特に多いのが**「起業を目指していたが、自分は起業家タイプではなく、起業家をサポートする側に回りたいと気づいた」**というパターン。これは明確に(2)に分類されます。

  • 文系学生の差別化ポイント:
    理系学生は専攻知識(特にバイオや工学)でゴリ押しできますが、文系はSaaSや消費財への造詣が重要になると思います。具体例(最近のSaaS企業の失敗要因や消費財ベンチャーの成功事例)を交えると説得力抜群です。

  • NG志望動機:

  • 「将来的に起業したい(ので修業したい)」

  • 「ベンチャーのCFOを目指している(ので修業したい)」

これらは「サラリーマンとして長く働くコミットメント」が薄く見え、マイナス評価になりやすい可能性があります。

⑤ JAFCO投資先・IPO先

  • 累計投資社数:4,247社

  • 累計IPO社数:1,042社(2026年4月末時点)

具体的な投資先・IPO先は、公式IR資料やポートフォリオページで要チェック。他社VCの投資先もチェックしましょう。
→ JAFCO公式IRページ:https://www.jafco.co.jp/ir/

→ ポートフォリオページ:https://www.jafco.co.jp/portfolio/

 
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