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#260 労務論⑤|まだまだ考えなければならない"残業"に関して

残業・・・ZANGYO
他の国のことはそんな知らないですが、日本国が抱える悪しき伝統です。
本当に残業は日本から無くならないですよね。

外国の方々が日本のワークスタイルを見て不思議に思うのが、「日本人は始業時間はキッチリ守るのに、終業時間は守らない」ということ。
僕ら日本のサラリーマンが当たり前のようにやっているこの風習、これは言われてみると確かに矛盾しているんですね。
(どっちも守るか、どっちも守らないのが自然ということですね)

この日本が抱える闇ー残業(ZANGYO)をもう一度、深く考えましょう。

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なぜ従業員は"残業"をするのか?

色々な理由があるとは思いますが、下記が挙げられるのではないでしょうか?

1.予定していた仕事が終わらないから

日本国に働く従業員が残業する95%の理由はこれでしょう。
日中やる予定だったけど、バタバタしていたので明日までに提出の資料ができていないので・・・
「資料できるまで1時間残業します!」みたいな。

残業は色々な会社にルールがあると思いますが、僕の会社は既定の時間以降の残業を行う際には「残業申請」が必要です。
なので残業申請を出す際には大抵残業理由を聞くことになるのですが、僕は基本的に「絶対今日やらなければならない」仕事以外の残業は推奨しません(とはいえ承認はするけど「明日でいいんじゃないの?」とかいう程度ですね)
理由は言うまでもないでしょう。


2.定時後にMTGが入っているから

これは最悪ですよね。
定時後は疲労で集中力も散漫になるので、絶対やるべきではない。
自分と同列のマネージャー 及び 位の下のメンバーが定時後にMTGを設定したら、絶対にリスケさせます(もちろん緊急性が高い内容ならやりますが)
自分は残業してもいいけど、他のメンバーを残業させたくないのが理由ですね。


3.上司がまだ打ち合わせから帰ってこないから

これは上記2より悪い、愚の骨頂です。
もうこう言う状況を作るマネージャーを唾棄します。
こんなの無駄でしかないので、こう言う状況を見たら僕は撲滅させますね。
そもそも自分が上記2の状況を作らないようにしているので、そこまで部下を待たせると言う状況は作りませんが、もしそうなりそうな時は「多分定時超えるから**しといてね」と指示しますね。


4.周りがみんな残業しているので帰れない雰囲気だから

これは最悪ですね。
そういう雰囲気を作っているチームも同罪ですが、こんなこと言って帰れない人間は絶対仕事できないでしょう笑


5.生活のため

いわゆる「生活残業」というやつですね。
正直これもどうかと思いますが、メンバーの「残業申請」をそう断れないのも事実だったりします。
今年の4月から給与計算をやるようになって、メンバーの残業代とか見ますけど結構エグいですからね。
管理監督者(マネージャー)は残業代がつかないので、僕はこの恩恵を受けたことはほぼないので、本当に悲しくなります笑

***

以上、そんな感じでまとめると、
この国は「残業=やって当たり前のもの」という文化が根付いてるんですね。これはなかなか難しいです。


実体験が語る"残業"についての感覚

僕が働くベンチャー企業は、やはり悪しき残業推奨文化が根付いています。
(まぁベンチャー企業なんてそんな感じだと思いますが)

僕は自分が残業をするのはマネージャーである以上仕方ないと思ってますが、メンバーにはそうはさせたくないので基本的に定時で上がらせます。
その上でしっかり成果も出せているんで、問題ないと思うんですが、先日も他部署のマネージャーにこんなこと言われましたね笑

「(おたくの部署)メンバー残業してないから、まだキャパあるでしょ?」

もう"残業脳"の典型的な例です笑
「残業をさせなくてもいい状態にコントロールしている」ということは想像できない、こんなマネージャーばっかなんです笑

「残業をしなくてもいい状況を作ること」がマネージャーの責務であり、引いては労務担当の矜持なのですが、これを実現できず、残業しないと「やる気がない」「まだ余裕がある」とか思われるのはなかなかエグいと思っていますが、このイズムはもう変えられないんですよね・・・
諸行無常です。

てなわけで日本国全体がブラック化してしまっているのがなかなかつらいところですが、それが原因でこのような事件も起きています。


残業が原因で起きた悲しい事件

1.電通事件

おそらく皆さんが一番に浮かぶのは、2015年に起きた電通での事件でしょう。

この新卒社員は、月105時間の残業で疲弊し、精神的にも磨耗し、自ら命を絶ってしまい、電通並びに日本全体において「残業」について警鐘を鳴らす事件となりました。
一般論として、80時間以上の残業は致死量と呼ばれており、36協定の特別条項においても80時間以上はNGとしています。

更には上司からのパワハラ・セクハラもあった模様で、新卒社会人1年目なのに追い込まれて、自死を選択してしまいました。
忘れてはいけない、悲しい事件ですね。


2.NHK事件

2019年9月にNHKの40代の管理職の方も、過労により亡くなった例がありました。
この方も、平均80時間超の過労死ラインを超える時間外労働が、数ヶ月に渡り散見されていたようです。

また、目を疑ってしまうのですが、この方と同じ部署で2013年にも記者が鬱血性心不全で急逝しており、原因は過労だったとのこと(月159時間の残業・・・)
企業はなんの対策も行っていなかったようですね・・・


3.JR西日本事件

そして考えられないのがこの事件。
毎月100時間以上の残業を課せられ、更にピークの時は月250時間の残業をした社員の方。この方はこの翌月、結婚式を控えていたようです。
そして結婚式をした月にも仕事が終わらず・・・飛び降り自殺をしてしまったと言う痛ましい事件がありました。
ちなみに月250時間の残業をした月、会社の記録では残業時間は72時間45分だったとのことです。


まとめ

気が滅入ってしまいましたが・・・
その分、残業について真剣に重く考えられたと思っています。

とにかく、残業時間の管理であったり、把握をしておかないと、後々にとんでもない事態に繋がるリスクもあるので気をつけなければですね!

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