#1184 アルバム論91|High Time / thee michelle gun elephant(1996)
アルバム論、本日はミッシェルの2ndアルバム「High Time」を紹介しましょう。
前作cult grass starsからわずか8ヶ月後にリリースされたアルバムです。
High Time とは?

このスーパーマーケットで目出し帽をかぶった黒ずくめの男がジャケットという、なかなかカッコいいジャケットですね。
ちなみにこれはアベみたいですね笑
そんな感じで2ndなのですが「キャンディ・ハウス」や「リリィ」なども収録されており、もうこの2ndの時点で後にも続くミッシェル節がバリバリ出ている、かなり完成度の高いアルバムがデビュー年に完成していました。
後にリリースされるベスト「TMGE106」とかにも、このアルバムから複数曲が収録されており、メンバーにとっても思い入れのあるアルバムかも知れません。
早速解説していきましょう。
High Time 渾身の全曲解説
1. brand new stone
High Timeの1曲目はアベのリフから始まる、ド直球、ドシンプルでど真ん中のロックンロールです。
オープニングって感じの曲で、淡々とフレーズが繰り返されて、アルバムの始まりを感じさせる曲ですね。
「新しい石」ってのはイマイチ意味がわからんですが・・・笑
2. リリィ(Lily)
3rdシングルのリリィです。
このリリィは百合の花と言うよりかは、名前ですかね。
RAINBOWにもいたリリィみたいな感じでしょう。
村上龍の「限りなく透明に近いブルー」から着想を得たようです。
シンプルながらポップで、アベの良い感じの刻みのギターとかの演奏がもうミッシェルの王道の感じで、非常に人気のある曲ですね。
大学時代の僕の友人も狂ったようにカラオケでこの曲を歌ってましたね。
風が吹いたら それが合図だ
意識トバして 逃げるよ リリィ
カッコいいですね!
3. 恋をしようよ(Let’s Go Love)
この時期のミッシェルっぽい、良い感じのタイトルの曲ですね。
1曲目のbrand new stoneよろしく、ミドルテンポで淡々と展開される曲ですが、この恋をする対象は歌詞では「猫」と明記しているんですね。
この猫が擬人化した暗喩なのかは不明ですが、テレビのアンテナを引きちぎったりするのはキャットの行為ですね。冷蔵庫引き倒したり、レコードを叩き割ったりするのはキャットには難しそうなので・・・なかなか意味深な歌詞です。
そんな「猫のスタイル」の恋愛をしてきたチバの経験から生まれた曲かも知れませんね笑
4. sweet MONACO
これまでの曲と一線を画して、かなりタテノリの曲です。
モナコはフランスの年のモナコですね。南野 拓実が所属しており、今期からポール・ポグバが加入して注目を集めているモナコですね。
割とシンプルでいい感じでありつつ、アベのギターがキレキレで、ミッシェルがブレイクした「ギヤ・ブルース」にも通じる激しい曲ですね。
5. シャンデリヤ(Chandelier)
シングルを除くと、このアルバムのベストソングはこの曲です。
元々聞く前から「ミッシェルのシャンデリヤはヤバイ」という感じで存在だけ知っており、かなりハードルが上がった状態で聞いたのですが、なかなかセンセーショナルでした。
とにかくアベの高速カッティングにつきるのですが、所狭しと大暴れしており、ギターが鬼の様にカッコいいんです。
で、ウエノのベースも良い感じで相まっており、イントロのカッコよさはミッシェルでも随一と言えるでしょう。
これはコピーバンドなどでの再現は相当難しい気がします。
相変わらず歌詞は難解で、サビの「それでも明日はシャンデリヤが降る」も最早カオスなのですが、とにかく最高にクールで、最高にカッコいい曲ですね。
6. blue nylon shirts (from bathroom)
後にリリースしたベストアルバム「TMGE106」に収録されている曲ですね。
とにかくシンプルなロックンロールと言うか何と言うか、青いと書いてブルーと読ませるような、そんな主張していないようで強引だったりする曲ですね。
この曲との思い出は、高校時代にあまり好きでない1個上の先輩とカラオケに行った時に、その先輩がこの曲を歌っていた事で、それが故にちょっと僕の中で悪い印象がついてしまっている曲だったりします笑
7. bowling machine
ここでインストが入ります。
bowling machineとは「細長い穴を掘る機械」で、なんでこのタイトルなのかは謎ですが、なかなかカッコいいインストです。
ミッシェルのインストは大抵カッコいいですね。
とにかくアベが暴れまくり、キューちゃんとウエノがキッチリ支えて、チバも好きに弾いたり叫んだりとミッシェルの真骨頂ですね。
8. 笑うしかない(Laugh In The World)
単体で見ると一番アルバムで演奏時間が長い曲です。
ミドルテンポの曲で、「これぞロックンロール」という感じの曲ですね。
相変わらず「笑うしかない」というタイトルと歌詞の関係性がなかなか分からない感じではありますが、もうどうしょうもないから笑うしかないという感じでしょう。最後のラララララもいいですね。
この曲に限らずほとんどの曲でも同じことを言ってますが、途中のギターソロのアベのギターが本当に変態でカッコいいですね。
9. flash silver bus
この曲はそんなメジャーじゃないですがメッチャカッコいいです。
いきなり始まるキューちゃんのドラム、主張するウエノのベース、狂ったアベのギターとチバの高速ハーモニカが徐々に入っていく感じのイントロから相当カッコいいです。てかイントロが一番カッコいいという笑
もちろんAメロもサビもカッコいいんですが、とにかくイントロがエグイですね。
そして間奏の演奏も最高にカッコいいですね。
10. キャンディ・ハウス(Candy house)
2ndシングルのキャンディ・ハウスです。
この曲は僕の周りではメチャクチャ愛されており、高校時代にも友人が学祭でコピーしてましたし、僕も職場の同僚とミッシェルのコピーバンドを組んだ時に演奏しました。バンドでやるのも最高に楽しい曲なんです。
イントロのギターからゴキゲンですが、ベースとドラムが入り、チバのハーモニカが入り、そしてヴォーカルが始まり、サビまでは淡々と続いて、サビの「Go, Back, Candy House!」で盛り上がる感じは本当にカッコいい。
途中のギターソロ後の「大事そうに」の裏の「Hu-」も凄くいいですね。
尚、このアルバムは「texas style」というバージョンで収録されており、全体的にヴォーカルにエフェクトが掛かっていて、更にテンポも遅いという謎のアレンジとなっているので、シングルバージョンの方が100倍良いです笑
今聞いても楽しくなる、名曲ですね。
11. スロー(Throw)
この曲は歌詞的にThrowと思ってましたが、Slow説もあるようですね。
全ての曲名が英語で並べてあるTMGE106のジャケットを見ると、まさかの「sl(thr)ow」という表記でした笑
どっちでもいいということですね笑
ラス前に相応しい、ミドルテンポでありながらポップで、サビの「スロー」のフレーズ然り、途中の「Oi」しかり、みんなでシンガロングできる曲ですね。
ずっと花に石を投げたいと言っておきながら、最後に花が枯れる時には水をかけてやりたいという優しい一面を見せるという、たまに優しいDV夫のような曲です笑
12. Baby,please go home ~ wave’33
そんな感じでバラエティに富んだ名作、High Timeですがラストは最高にパンクなこの曲で終わるというのが素晴らしい。
イントロからマイクチェックがあったりガレージ感満載で始まるんですが、キューちゃんの勢いの良いドラムがカットインして、全歌詞英語で歌われるシンプルでパンクな曲です。みんなでシンガロングできる曲ですね。
そんな感じでBaby,please go homeは速攻終わるんですが、その後の wave'33というアウトロ的なインストは正直あまり良くわからないという笑
待ちきれずにCDを止めたキッズは多いでしょう笑
まとめ
そんな感じ久々に通して聞きましたが、当時はそこまでピンと来ていなかった曲も今聞いたらカッコいいとかありますね懐かしいです。
そんな感じで次はChicken Zombies、次も大好きなアルバムですね!
