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#954 アルバム論68|PUT ON FRESH PAINT / HUSKING BEE(1998)

2024年も多くのアルバムを紹介してきましたが、2024年ラストに紹介するのはHUSKING BEEが1998年にリリースした2ndアルバム「PUT ON THE FRESH PAINT」
1stのGRIPと同じ位、大好きな1枚ですね。


PUT ON FRESH PAINT とは?

僕がリアルタイムでHUSKING BEEを聞いたのは1998年の10月位だったんですが、まさにその時期にこの2ndアルバムはリリースされていたんですね。

先行シングルの「A SINGLE WORD」を含む、エッジが利いた全13曲で、3人時代のハスキンの最後のアルバムとなりますが、とにかくそのジャケットや歌詞カードのカラフルさはもちろん、楽曲のカラフルさもも目を見張るものがあり、バラエティに富んだ鮮やかな曲たちが収録された名盤です。

ハスキンのアルバムで、一番パンクなのはこのアルバムですね。

僕がこのアルバムを聞いたのは高校に入ってからなので、1999年4月とか5月とかそんな記憶があります。
近所のレンタルCD屋で、初めて会員になって借りたのがこれだった記憶があります(地元にはレンタルCD屋なんてものは無かったので…)
GRIPほどでは無いですがその時期は結構聞いていました。

ただ、この年は「MAKING THE ROAD」や「バームクーヘン」がリリースされる日本ロック史に残る豊作の年だったので…生まれた時代が悪かったですね笑


PUT ON FRESH PAINT 歌詞カード

このアルバムはまだ家にありました。懐かしいですね!



ツアーとかも行きたかったですが買った時には既に遅し。


とにかくカラフルな挿絵が良かったですね。赤い手榴弾です。


そして見てしまうSPECIAL THANKS。イースタンとか嬉しいですね。


そして大好きなイッソンの手書きの訳詞。見てしまいます。


後述しますがラスト2曲は本当に泣けますね。


PUT ON FRESH PANT, DON'T LET IT FADE!



PUT ON FRESH PAINT 魂の全曲解説

1. SING TO ME

ハスキンは1曲目から気合を入れるタイプのアーティストで、前回のAnchor然り今回もきっちりキラーチューンを持ってきました。
SING TO ME、最近はどうか分かりませんが、昔のライブではかなりの頻度で演奏していた(と記憶しています)

とにかく「入り」として最適な曲で、イントロも徐々に徐々に盛り上げていく感じで、Aメロも徐々に盛り上げていく感じで、サビもドカンと言うよりかは徐々に盛り上げて「AH~」とシンガロングさせる系の曲で、鼓舞させてくれる曲というか、最高のウォーミングアップができる曲な印象がありますね。

個人的にはこの曲のベースが結構好きです。
イントロのベースがクソシンプルで、ひたすら単音のフレーズとかもあるんですけど、このタイプのベースラインは凄く力強くて好きですね。
アウトロのラストでちょっと動く辺りも◎です。

ライブではラストツアーの2曲目に演奏していたのが印象に残ってます。
ライブ序盤で僕らキッズのテンションを鼓舞する、正に最適な曲でしたね。


2. LIFE

この曲も好きですね。3人時代のハスキンを代表する名曲です。
非常に構成はシンプルな曲なんですね。イントロのギターのリフもシンプルで、ベースもユニゾンでシンプルで、冒頭の歌詞も「ルーチン・ライフ」と歌うくらい日常に溢れた曲なのですが、サビがかなり力強く、いい感じでエモくなるんですね。その辺の抑揚が非常に素晴らしい。
2回目のサビが終わった後で展開が変わるところも好みですね。

下記のPVは初めて見ましたが、シングルの A SINGLE WORDに収録されたバージョンで、アルバムバージョンと若干違います。
このバージョンも何気に初めて聞きました。僕もまだまだ修行が足らんですね・・・


そしてこのAIR JAM 98で歌う、聞きなじみのあるバージョンのLIFE、かなりカッコいいです。


3. PUT ON FRESH PAINT

アルバムの表題曲であり、初期の代表曲ですね。
当初はこの曲が一番好きで、当時僕はMDの編集にハマっており、色々なアーティストの至高の1曲を収録するオムニバスを作っていたんですけど、ハスキンからはこの曲をセレクトしていました。
途中で若干ペースダウンしますが、それでも基本的に最初から最後までBPM速く突っ走る感じがかなり当時の僕の琴線に触れましたね。

とにかくカッコいい、正にエモーショナル・ハードコアを体現する曲です。
この曲を嫌いなハスキンファンは存在しないでしょう。


そんなPUT ON FRESH PAINTですが、後にどんどんが加入して4人体制になってからは、どんどんがメインヴォーカルで主旋律を歌ってます。

これはこれでカッコいいので問題ないんですけど、イッソンバージョンもたまに聞きたくなると思っていた中で、GARNIでのシークレットでハスキンが出演した際にこの曲が聞けたのは嬉しかったですね。
とにかくそんな感じで一生、90年代後半にタイムスリップできる名曲ですね。


4. SUN MYSELF

そしてこのアルバムで一番好きな曲はこの曲です。
このアルバムは聞き始めた時はPUT~の方が印象が強かったのですが、解散が決まり改めてハスキンを聞き直した際に、「なんていい曲なんだ…」と今一度僕の中で再評価が高まり、大好きになった曲ですね。

とにかくこの曲は本当にカッコよく、カッコいい以外の形容が難しいんですが、いきなりイッソンの声とギター1本での入りの部分、そしてベースとドラムが加わるポイント、Bメロ、そしてサビ、間奏、ちょっとアレンジが食わるBメロ、サビ、そしてAメロに戻って、ラストの「if you were here」まで
全てが本当にカッコいいんです。

そして何といってもこの曲で好きなのは歌詞ですね。
この曲の歌詞は本当に素晴らしい。

I sat in the shade by choice stared at the sunshine
Because I want to feel my heart in that place
I sat in the shade by choice stared at the sunshine
Because I Believe my heart will get hot there


好んで日陰に座り 日向をじっと眺めていた
そこで自分の熱を感じたいから
好んで日陰に座り 日向をじっと眺めていた
そこで熱くなれると信じているから

僕が行った大阪のラストライブは2daysで、僕らは2日目に行ったんですが、初日に行った友人の情報だと、2日目に演奏しなかったこの曲を、初日に演奏したという情報を聞いて、僕らは傷ついたものでした笑

ただ再始動以降は割とコンスタントにやってくれるので嬉しいですね。
先日の越谷でも聞けてテンションあがりました。


5. ON THE SURFACE

そんな感じでこのアルバムは1~4曲目までがかなりエグい曲が並ぶCORKSCREWみたいな感じのアルバムなんですが、この曲はCORKSCREWでいうTELL的な感じで、ちょっと箸休めになってくれる曲ですね笑
故にそんな印象に無かったりしますが・・・笑


6. ONE DAY

この曲もBPM速め、終始ゴキゲンな感じな曲で、かなりカッコいいです。サビのメロディも良く、このアルバムにおける隠れた名曲と個人的に思っている曲ですね。個人的にはサビ後の間奏が好きだったりします。
ただ、ライブで演奏されているのは聞いたことが無く・・・恐らくこのアルバムのリリースツアーで封印された可能性が高いですね。
久しぶりに聞けたらテンションあがりますが・・・やらないでしょうね笑


7. AMBITIOUS MEN

この曲もONE DAYの勢いそのままBPM速めで展開されます。
サビでちょっとテンポ落ちますが、それでも終始激しいのでメロコアにカテゴライズされる曲ですね。
このアルバムがハスキンのアルバムの中で一番パンクなアルバムと前述でも述べましたが、それもこの手の激しめの曲が脇役としていぶし銀な感じで控えていることが、何よりの証左ですね。


8. PEOPLE AROUND ME

この曲もBPM速めで、なかなかハードな曲が続きます。
ギターのミュートがザクザク刻む系の曲で、ハイスタだと多いですが、ハスキンだと珍しいですよね。
そんな感じでONE DAYから続く愕戸三兄弟ならぬパンク3兄弟はこの曲で終了です。
この辺の曲はマジでライブでやらないですが、聞けたら僕はテンション上がりますね。


9. A SINGLE WORD

そして先行シングルとしてもリリースされたA SINGLE WORDです。

イントロは割と「静」な感じで、ベースラインとかもゆっくり目なんですけど、徐々に加速していきなり始まるサビで爆発!と言う感じですね。
その勢いで展開が続き、A Single Wordで一回終了した後に一瞬、イッソンが小声で多分「サンクス」と言っているんですが、民度が低い僕らの周りでは「…セックス」と言っていましたね笑

トリビュートではどんどんがカヴァーしていましたが、どんどんヴォーカルで活きる曲ですね。

1stシングルでありながら、そこまでライブで頻繁に演奏する曲でもなかったりします。なので先日越谷で久しぶりに聞けたのはテンション上がりましたね。


10. WOULDN’T IT BE NICE

この曲はビーチ・ボーイズのカヴァーですね。


ただ、そもそも原曲を知らなかったので、あるあるですが普通にハスキンのオリジナルと思っておりました。
故に、「原曲をここまで崩したか!」というカヴァー曲の醍醐味を経験できなかったので、そこまで印象に残っていた曲じゃなかったりですが…
それでもカッコいいですね。


11. NATURAL COURSE

この曲はON THE SURFACEよろしく、ゆったりとしたミドルテンポの曲なんです、が!
ミドルテンポに見せつつ、途中から激しくなります。
やはりこのアルバムはパンクだなと最後まで思わせる、そんな曲ですね。


12. YOU CAME BACK

そんな感じのアルバムの実質ラストの曲なんですが、この曲は大好きです。
とにかくこのアルバムで一番エモーショナルな曲は間違いなくこの曲でしょう。
とにかくイントロのドラムとギターがいい感じにメロウで始まるんですが、そこからいきなりタイトルの「You Came back」と歌い、戻ってきた君に対し、またサヨナラを言うという展開が実にメロウで、本当に染みます。

とにかくこの曲が印象に残ってるのはラストライブですね。
1回目のアンコール、THE SUN AND  THE MOONを歌い、そのあとに歌ったのはこの曲でした。

そして、この曲のラスト、このフレーズを連呼するんです。

Good-bye

ラストライブに相応しい、とにかくこのグッバイの連呼が本当に切なくなりました。
何度聞いてもあの時期を思い出しますね。


13. OUR WINGS

そして!
このアルバムの最後を飾る曲は前作同様アコースティックなんですが、このOUR WINGSはメロディが素晴らしく、ハスキンのアコースティックな曲の中で一番好きですね。

ラストライブで、前述の通りYou Came Backを歌って1回目のアンコールは終了したんですが、その後イッソン一人で再登場し、オーディエンスに「何聞きたい?」と尋ねると、会場にいた優秀なキッズが「OUR WINGS!」と叫び、この曲をアコギ一本で歌った時はマジで感動した。
アルバムの続きで聞けるのは本当に熱く、あのライブでこの曲を叫んだあのキッズに酒でも奢りたい限りです笑


まとめ

そんな感じで思ったより分量多く説明してしまいましたが、良いアルバムでしたね。
今聞いてもテンションあがる、そんなアルバムです。

次回の新年1発目は4人体制になったハスキンの名作「FOUR COLOR PROBLEM」を紹介しましょう!

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