#1114 アルバム論84|灰とダイヤモンド / GLAY(1994)
ブランキーについて語りつくしたアルバム論、続いてはミッシェル編に突入しようと思ったんですが、ブランキーからミッシェルの流れはベタ過ぎると思ったので、予定を変更して本日からGLAYのアルバムを紹介しましょう。
以前にREVIEWは紹介したんですが、ライブ行ったり、聞き込んだりしているうちに、やっぱ全曲紹介したくなったので、早速行ってみましょう。
(と言っても、HEAVY GAUGEまでの予定ですが)
GLAYと私

もう色々な所で語りつくしたので、ちょっと角度を変えて紹介しましょう。
僕が中学生だった1996~1999年くらいはヴィジュアル系最盛期であり、長年ヴィジュアル界を牽引してきたX JAPANから次の世代へバトンが継承されつつあるタイミングでした。
この時期に人気があったのは「GLAY」「LUNA SEA」「ラルク」「黒夢」ですかね。
僕等の国ではどれくらいの人気だったのかを、数値化してみました。
ポイントを「男子」「女子」「バンドマン」別で、各10点満点で並べてみました。完全に個人の偏見です。
GLAY |男: 7pt 女: 8pt バンド: 6pt |合計:21pt
LUNA SEA |男: 6pt 女: 2pt バンド: 8pt |合計:18pt
ラルク |男: 3pt 女: 6pt バンド: 4pt |合計:13pt
黒夢 |男: 1pt 女: 1pt バンド: 10pt |合計:12pt
黒夢は僕らの中では爆発的に人気がありましたが、マスではなくコアな一部の層向けの人気でしたね笑
ラルクは女性人気はありましたが、男性人気は然程なく、LUNA SEAはその逆で男子やバンドマンに人気があったんですが、女子人気が無かった。
それに対してGLAYは男女にもバンドマンにも満遍なく人気がありました。
で、僕の中ではこんな感じでした。
過去の曲も聞きたいからCDを買う → 黒夢&LUNA SEA
過去の曲も聞きたくてCDを借りる → GLAY
今の曲だけ聞ければいいかな → ラルク
正直黒夢とLUNA SEAが甲乙つけがたい位好きだったのに対して、GLAYは音源は1枚も持ってなかったのでちょいと後塵だったのですが、そもそもみんな持ってて買う必要が無かったという状況だったり模したので、普通にGLAYは好きでしたし、昔のアルバムは何を聞いてもあの頃を思い出しますね、
灰とダイヤモンドとは?

灰とダイヤモンドは、1994年にエクスタシーレコードからリリースされたGLAY唯一のインディーズ作品です。
1993年10月、東京近郊のライブハウスで行われたGLAYのライブにYOSHIKIが訪れ、そこでスカウトされ、同日にエクスタシーレコードと契約したという絵に描いたようなシンデレラストーリーです笑
ただ、この時期はかなりYOSHIKIが強権をふるっていたようで、譜面までYOSHIKIが書いたりして完全なYOSHIKIプロデュースだったようですね。
とは言え、やはり随所でメロディや歌詞のセンスは光るので、その辺をYOSHIKIも評価したのでしょう。
ただ、この5年後20万人のライブを成功させるとは(略
僕は中2か中3の頃、仲良かった友人にこのアルバムを借りた記憶がありますね。
レアなのはドラムがいるんですね。名前はAKIRA。
なかなか上手いドラマーだったのですが、遅刻が多くてクビになったとか・・・笑
灰とダイヤモンド 渾身の全曲解説
1 真夏の扉
GLAYの2ndシングルですが、この曲の知名度は低いですよね笑
この曲はインディーズバージョンであり、オリジナルはメジャーデビューアルバムのSPEED POPに収録されているので、またそちらで詳しく紹介しますのでここではパス!
2 彼女の“Modern…”
そしてこの曲もSPEED POPに収録されているので、そちらで詳しく紹介しますし、もっと言うとREVIEWでも紹介しているのでパスしますが、このインディーズバージョンはオリジナルと結構違います。
オリジナルの方がいいです笑
殆どの人がオリジナルを聞いてからこっちを聞いていると思いますが、オリジナルは良い感じで冗長な部分を削ってるので、こちらが長く感じてしまうというか何と言うかですね。
3 KISSIN’ NOISE
そしてこの曲もREVIEWで紹介している・・・という感じですが、インディーズ時代の曲が2曲続いてブレイク後に500万売れたアルバムに収録されているというのがなかなか鬼ですね。流石です。
この曲はREVIEWで初めて聞きましたが、既に知っている曲が多かった中、初めて聞いたこの曲はラス前に収録されており、メロウでメロディアスでなかなか衝撃で、アルバムで1番良いと思ったものでした。
故に、こんな序盤では無くて、ラス前くらいに置いた方が絶対いいと思ったのですが・・・こっちが先でしたね笑
とにかくイントロのHISASHIのギターリフから泣けて、アウトロのHISASHIギターリフでまた泣けるという、才能の片鱗を感じずにはいられないそんな曲ですね。このアルバムで1~2番目に好きな曲です。
4 ひどくありふれたホワイトノイズをくれ
そしてこの曲はなかなか攻撃的なタイトルなんですが、灰とダイヤモンドに収録されている曲で一番市民権を得てない曲では無いでしょうか?笑
僕も久しぶりに聞くまでちょっと忘れてましたからね笑
タイトル的に凄くダウナーな感じの印象を持つと思いますが、意外とこの曲イントロとか結構ポップなんです笑
歌詞はちょっと内向的な子の曲だったりするんですが、なかなか構成とか展開とかサビのメロディとかは良い感じですし、最後のTERUの転調のシャウトも素晴らしい。多分ブレイク後にシングルで出てたらオリコン1位取れたでしょう。
5 RAIN
そしてGLAYのデビューシングルですね。
この曲はYOSHIKIも作曲に参加していて、むしろYOSHIKIはこの曲を聞いてGLAYを気に入ったとかそんな感じのようです。
あまりちゃんと比較したことが無いんで間違ってるかも知れませんが、のちにSPEED POPに収録されたシングルバージョンと、このアルバムバージョンは結構違うみたいで、シングルバージョンの方が断然良いです笑
途中のX特有の英語の語りの歌詞は欲しかったですし、「この身を任せても」の歌い方もシングルバージョンの方が良いので、またSPEED POPを語る際に詳しくは紹介しましょう。
6 LADY CLOSE
この辺はインディーズって感じがする曲です。
この曲を貸してくれたTJという友人がいたのですが、そのTJが愛していたのがこの曲でした。
印象的なギターのリフと、なかなか攻撃的なドラムと、盛り上がっていくBメロ、そしてCメロで少し落として、LADY CLOSEと叫びまくるサビ。いい感じの構成です。
この曲は西武ドームで聞いたんですが、リフ聞いて「懐かしいな…」と思いましたね。
しかし、LADY CLOSEとはどういう意味なんでしょう?
「閉じた女性」というと色々な意味に取れますし、良くない流れに行く可能性があるのでこれ以上の言及は控えますが、その後に「オードリー」「ニューヨーク」と言っているので、ニューヨークのオードリーさんについて歌っていると解釈しましょう笑
7 TWO BELL SILENCE
この曲もひとつ前のLADY CLOSEよろしく懐かしい曲ですね。
この曲名は歌詞から引用するとも「2人の鐘は聞こえない」と冷静に意味を考えるとなかなか難解だったりするんですが…共鳴しないとかそんな意味なのでしょう。
なかなかメロウで、懐かしい感じのする名曲です。
この曲も去年行った西武ドームで聞いたのですが、ライブで聴いていて「懐かしいな…」と思った曲ですね。
8 千ノナイフガ胸ヲ刺ス
そしてREVIEWでもお馴染みのこの曲です。
もう攻撃的なタイトルがまさにナイフで胸ヲ刺ス!
なかなかエッジが効いている曲で、なかなか強烈なリフが印象的です。
当時楽器を持っていたキッズたちはみんなこの曲を練習していましたが、ライブでは誰もやってなかったですね笑
サビまでは割と攻撃的なんですけど、サビがすごく優しいポップな感じがまさにGLAYといった所でしょうか。
こういう曲がREVIEWに収録されたのは嬉しかったですね。
9 BURST
この曲はこのアルバムで、いやGLAYの全楽曲の中でもかなり上位に入るくらいライブで演奏されている曲ではないでしょうか?
とにかくライブで盛り上がる、盛り上がる、盛り上がるという「お約束」な感じの曲で、ブランキーでいうBABY BABYであり、ハイロウズでいう不死身のエレキマンであり、LUNA SEAでいうWISHであり、黒夢でいうSICKであり、Xでいうオルガスムであり、ハイスタだとMOSH UNDER THE RAINBOWですかね?
「バンドの代表曲というほど知名度はないが、ライブ終盤でクソ盛り上がる曲」という位置付けですかね。
とにかく、盛り上がる曲です。
10 if~灰とダイヤモンド~
そして最後はこのアコースティックなバラードです。
このアルバムで一番好きなのはこれですね。
僕はGLAYの楽曲は、多分ロックしている曲よりもバラード寄りの曲の方が好きな傾向があると思ってます。
初めてこの曲を聞いた時、なんて優しい曲なんだ・・・と思いましたが、同時に未完成の曲と思いました。
VANISHING VISIONでいうUN-FINISHEDみたいな感じなのかなと。
ただ、これは恐らく「あえて」でしょうね。
この「灰とダイヤモンド」というタイトルの映画はとても有名で、ももクロも曲名にしたりしているんですが、まだ映画は見たことが無いので是非見てみたいですね。
このリリックはかなり有名ですね。
松明のごとくわれの身より火花の飛び散るとき
われ知らずや、わが身を焦がしつつ自由の身となれるを
もてるものは失わるべきさだめにあるを
残るはただ灰と、嵐のごとく深淵におちゆく混迷のみなるを
永遠の勝利の暁に、灰の底深く
燦然たるダイヤモンドの残らんことを
まとめ
そんな感じで、インディーズアルバムにして既に大物の風格を感じさせるこのアルバム。
興味がある人は是非聞いて見ましょう。
では次回はメジャー1stアルバム「SPEED POP」を紹介しましょう。
