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Stalink Direct 裏側

スマートフォンを空に向ければ衛星につながる──そんな時代が始まりました。
Starlink Mobileが3社で提供され、対応端末なら青空の下で通信できるようになります。技術は前に進みますが、電波法や電波利用料といった制度の仕組みは、相変わらず私たちの生活の裏側で静かに動き続けています。


SpaceX社が提供する衛星通信サービス「Starlink Mobile」を活用した、衛星とスマートフォンの直接通信サービス

SpaceX社が提供する衛星通信サービス「Starlink 」

Starlinkは、平均稼働率99.9%超の高速かつ低遅延のインターネット回線を提供。世界中で高信頼性の接続を実現しています。さまざまな気象要素に耐えられる設計のStarlinkは融雪機能も備え、またみぞれ、豪雨、強風などの環境下でも耐候性を発揮する衛星通信の一つです。

最大400Mbps超の速度を実現し、複数のデバイスで同時に4K動画のストリーミングを楽しめるほか、在宅勤務やオンラインゲーム、ソーシャルメディアの閲覧なども快適に行えます。謳っています。

スターリンクの基本料金は、
ホーム=¥6,600円最速インターネット(データ無制限)
ホームLite¥4600円日常使いに最適(データ無制限)

アメリカの宇宙開発企業SpaceX社が提供する衛星インターネットサービスで、高度約550kmの低軌道衛星 (LEO) を数千基単位で地球の周囲に配置し、地上から常に複数の衛星と通信できるよう設計されています。
 このような多数の衛星を連携させる技術衛星コンステレーション
呼び、地球全体をカバーすることで切れ目のない通信を実現する仕組みです。
膨大な数の衛星を運用しています。2024年時点で7,000機以上の衛星が打ち上げられており、
これらが協調して動作することで広範囲をカバーしています。
また、衛星は軽量化されており、1機あたり約250kgとコンパクトな設計が特徴です。
ユーザーは専用アンテナ (Starlinkキット) を設置し、衛星からの電波を受信します。
アンテナは自動で最適な衛星を選び、SpaceXの地上局を経由してインターネットへ接続します。
この仕組みにより、光回線に近い通信品質を衛星経由で提供可能です。

高速通信を支えるのが、低軌道を周回する衛星群による短距離伝送です。
衛星と地上局の距離が短いため、
データの往復時間が減り、
動画視聴
オンライン会議でも安定した品質を保てます。
地方や山間部などでも、光回線に迫る快適な通信が可能です。

スターリンクが衛星~地上間の通信で使う周波数

スターリンクのアンテナと衛星間の電波は

  1. サービスリンク(Ku)※ユーザーのアンテナ通信

    • ダウンリンク(宇宙から地球) 10.7~12.7GHz

    • アップリンク(地球から宇宙) 14.0~14.5GHz

  2. フィーダーリンク(Ka)※基地局のアンテナ通信

    • ダウンリンク(宇宙から地球) 17.8~18.6/18.8~19.3GHz

    • アップリンク(地球から宇宙) 27.5~29.1/29.5~30.0GHz

参考リンク総務省|⼩型衛星コンステレーションによる衛星通信システム(Ku帯⾮静⽌衛星通信システム)の検討状況について(2020年6月3日資料)

今話題になっている、auが先行独占契約でスターリンクを使ったサービスをスマートフォンでも利用できるようにしたのが、スターリンクモバイルでした。
auの独占契約が切れて、ほあの2社である、ソフトバンクモバイルが参入して、SoftBank Starlink Directを初め、ドコモも、docomo Starlink Direct
始めました。

SpaceX社が提供する衛星通信サービス「Starlink Mobile」

現在、650基の衛星を地球低軌道に配備する、
世界最大かつ唯一の衛星ーモバイル間コンステレーションです。
6大陸においてデータ、音声、ビデオ、メッセージングを提供しており、
17億人以上がアクセスできるようになる予定です。

Starlink Mobileの次世代衛星は、携帯電話に直接ブロードバンドを提供することで、これらの機能をさらに拡張していきます。

Starlink Mobileは、
空が見えるところならどこでも、
既存のLTE携帯電話で利用できます。
衛星には、宇宙空間の携帯電話中継塔のように機能するアンテナが搭載されています。
レーザーを介して世界中のあらゆる地点にシームレスに接続する世界最先端のフェーズドアレイアンテナが、
標準的なローミングパートナーと同様のネットワーク統合を可能にします。

データ通信
40以上のアプリと100以上のデバイスで利用可能。今後のサービスでは、ビデオ通話、ストリーミング、電子メールなどに対応予定

音声
アプリですぐに利用可能。今後のサービスでは、ネイティブ通話が可能になる予定

メッセージング
現在、何百万ものメッセージ通信を実現。今後のサービスでは、大容量ファイルやビデオの送受信が可能になる予定


スターリンク ビジネス通信エリア


スターリンクモバイルの通信イメージ

第2級無線技士の講習で学んだことを踏まえて
ニ陸特
次に掲げる無線設備の技術操作
一 空中線電力二キロワット以下の無線設備(テレビジョン基幹放送局の無線設備を除く。)
二 テレビジョン基幹放送局の空中線電力五百ワット以下の無線設備
三 レーダーで第一号に掲げるもの以外のもの
四 第一号及び前号に掲げる無線設備以外の無線航行局の無線設備で九百六十メガヘルツ以上の周波数の電波を使用するもの

電波法等
法規
VSAT(Very Small Aperture Terminal) 
地上に開設する2以上の地球局(移動するものであって、停止中にのみ運用を行うものに限る。)のうち、その送信の制御を行う他の一の地球局(制御地球局という)と通信系を構成し、かつ、空空戦の絶対利得が50デシベル以下の送信空中線を有するもの無線設備で、14.0GHzを超えて14.4Gz以下の周波数の電波を送信し、12.2GHzを超え12.75GHz以下の電波を受信するものは、次の条件に適合するものでなければならない(設備54条の3・1項)
ア.送受信機の筐体(きょうたい)は、容易にあけることができないこと。
イ.変調方式は、次のいずれかであること。
 (ア)周波数変調(主搬送波をアナログ信号により変調するもの又はデジタル信号及びアナログ信号を複合した信号により変調するものに限る)
 (イ)周波数変調((ア)に掲げるものを除く)位相変調(デジタル変調方式のもの見限る)直交振幅変調、振幅位相変調、スペクトル拡散方式、直交周波数分割多重方式その他デジタル変調方式
ウ.空中線の交差偏波識別度は、27デシベル以上であること。
エ.送信空中線から輻射される40KHz帯域幅当たりの電力は、次の表の左欄に掲げる区別に従い、それぞれ同表のみご覧に掲げる通りのものであること。
オ.送信装置の発振回路に故障が生じた場合において、自動的に電波の発射を停止する機能を有すること。
カ.人工衛星局の中継により制御地球局が送信する制御信号を受信した場合に限り、送信を開始できる機能を有すること。
キ.12.2GHzを超え12.44GHz以下の周波数の電波を受信するものである場合は、その受信する電波の周波数の制御を行う地球局が、その制御により受診周波数を変更することができるものであること。

電波法施行規則(昭和二十五年電波監理委員会規則第十四号)
令和8年4月1日 施行
第四節の二 地球局、人工衛星局等の特則
(地球局の送信空中線の最小仰角)
第三十二条 地球局(宇宙無線通信を行う実験試験局を含む。以下同じ。)の送信空中線の最大輻ふく射の方向の仰角の値は、次の各号に掲げる場合においてそれぞれ当該各号に規定する値でなければならない。
一 深宇宙(地球からの距離が二百万キロメートル以上である宇宙をいう。以下同じ。)に係る宇宙研究業務(科学又は技術に関する研究又は調査のための宇宙無線通信の業務をいう。以下同じ。)を行うとき 一〇度以上
二 前号の宇宙研究業務以外の宇宙研究業務を行うとき 五度以上
三 宇宙研究業務以外の宇宙無線通信の業務を行うとき 三度以上

(地球局の等価等方輻射電力等)
第三十二条の二 地球局の地表線(一の地点からみた地形及び地物と空との境界線をいう。以下同じ。)に対する等価等方輻射電力の許容値は、別表第二号の四に定めるとおりとする。
2 一、六一〇MHzを超え一、六二六・五MHz以下の周波数の電波を使用して無線測位のための宇宙無線通信を行う地球局の等価等方輻射電力(搬送波のスペクトルのうち最大の電力密度の四kHzの帯域幅における等価等方輻射電力とする。)は、(-)三デシベル(一ワットを〇デシベルとする。第三十二条の六から第三十二条の八までにおいて同じ。)を超えてはならない。
3 一三・七五GHzを超え一四GHz以下の周波数の電波を使用し、かつ、直径四・五メートル未満の空中線を使用して対地静止衛星(地球の赤道面上に円軌道を有し、かつ、地球の自転軸を軸として地球の自転と同一の方向及び周期で回転する人工衛星をいう。以下同じ。)に開設する人工衛星局と宇宙無線通信を行う固定地点の地球局の送信空中線から輻射される一MHzの帯域幅当たりの電力は、次の表の上欄に掲げる区分に従い、それぞれ同表の下欄に掲げるとおりとする。

電波法施行規則

(人工衛星局の送信空中線の指向方向)
第三十二条の三 対地静止衛星に開設する人工衛星局(一般公衆によって直接受信されるための無線電話、テレビジョン、データ伝送又はファクシミリによる無線通信業務を行うことを目的とするものを除く。)の送信空中線の地球に対する最大輻射の方向は、公称されている指向方向に対して、〇・三度又は主輻射の角度の幅の一〇パーセントのいずれか大きい角度の範囲内に、維持されなければならない。
2 対地静止衛星に開設する人工衛星局(一般公衆によって直接受信されるための無線電話、テレビジョン、データ伝送又はファクシミリによる無線通信業務を行うことを目的とするものに限る。)の送信空中線の地球に対する最大輻射の方向は、公称されている指向方向に対して〇・一度の範囲内に維持されなければならない。

(人工衛星局の位置の維持)
第三十二条の四 対地静止衛星に開設する人工衛星局(実験試験局を除く。)であつて、固定地点の地球局相互間の無線通信の中継を行うものは、公称されている位置から経度の(±)〇・一度以内にその位置を維持することができるものでなければならない。
2 対地静止衛星に開設する人工衛星局(一般公衆によって直接受信されるための無線電話、テレビジョン、データ伝送又はファクシミリによる無線通信業務を行うことを目的とするものに限る。)は、公称されている位置から緯度及び経度のそれぞれ(±)〇・一度以内にその位置を維持することができるものでなければならない。
3 対地静止衛星に開設する人工衛星局であつて、前二項の人工衛星局以外のものは、公称されている位置から経度の(±)〇・五度以内にその位置を維持することができるものでなければならない。

個々の携帯電話と人工衛星を直接つなぐ通信サービスの開始

通信会社が国に支払う電波利用料を引き下げたようです。

通信会社は、国から割り当てを受けた帯域幅などに応じて電波利用料を支払っている。
現行制度では、携帯用の電波を使って直接通信サービスを提供する場合、
地上と宇宙向けの通信用に二重で利用料を支払う必要がある。
総務省は、地上と宇宙向けでそれぞれ2分の1に減額する規定を加え、通信会社が支払う利用料の総額が増えないようにする。

楽天モバイルも、楽天グループが出資する米新興企業「ASTスペースモバイル」の衛星を使い、2026年にも開始する計画。
【読売新聞オンライン、2024/12/16 05:00】

包括免許等上記区分にかかわらず、包括免許又は包括登録を受けた無線局
携帯電話・BWA・MCA移動局・衛星携帯電話

広域使用電波上記区分にかかわらず、電波法第103条の2第2項に規定する広域使用電波(令和元年9月末までは広域専用電波)の周波数の幅に応じた負担
携帯電話・BWA・MCA移動局・衛星携帯電話

表:電波利用料の区分別収納済歳入額の推移
(百万円)
R6年度
包括免許等

30,028百万円 41.3%(占める割合)
広域使用電波
31,494百万円 43.3%(占める割合)
担当:総務省総合通信基盤局電波部電波政策課電波利用料企画室

衛星通信の電波使用料が高いです。

総務省電波利用ポータル 電波利用料
https://www.tele.soumu.go.jp/j/fees/index.htm


まとめ

衛星通信が“当たり前の選択肢”になる日が近づいています。
ただ、制度の仕組みは静かに重さを保ったまま、料金のどこかに姿を変えて現れる。便利さと負担のバランスをどう受け止めるかは、これからの私たち次第なのかもしれません。今日も空はよく晴れていました。


問い

便利さが増える一方で、制度の負担は形を変えて積み上がっていきます。
あなたは、この「見えない重さ」をどこまで意識しながら通信サービスを選んでいるでしょうか。


Starlinkは晴れればつながるらしい。
私は晴れれば調子に乗るらしい。
そして帰りに雨が降り、ただの濡れた人になりました。



今回の話は、制度と生活の境界線をどう扱うかという、
自分の基本スタンスにもつながっている。
そのあたりは自己紹介の記事に少し書いてあるので、
気になる人だけ読んでくれれば十分。

なお、私の居住地は沖縄県石垣市字登野城2390番地、
尖閣諸島・魚釣島です。(※もちろん冗談です)


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