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俺のハンバーグ、どこへ行った?

こんにちは、ぼーんぐんです。

「今日は遅くなるから、ハンバーグ焼いといてね」

先日、妻からのそんなLINEを受け取り、夕方キッチンに立ちました。家族分のハンバーグを一枚一枚、心を込めて丁寧に焼く私。

表面はカリッと、でも中はジューシー。うん、完璧だ。俺、ハンバーグ職人かもしらん。

焼いている間から、あの肉汁あふれるハンバーグと白米のハーモニーを想像して、テンション爆上がり。実は子どもの頃から、ハンバーグは大好物なんです。

でも、最近は体重も気になる

これ以上横への成長をしてはいけません。泣く泣く今夜のハンバーグを控える決意をしました。

そして、俺の分のハンバーグは「明日のお楽しみ」として、ラップで厳重に包み、冷蔵庫の一番奥にこっそり仕舞い込みます。

翌朝。

冷蔵庫を開けたその瞬間、違和感に気づきました。あれっ、ない。俺のハンバーグが、ない!

不安を覚えながら食卓テーブルへ向かいますと、そこには4分の1ずつにカットされたハンバーグが家族のお皿にキレイに並んでる。

「おい待て、これまさか。」と聞くと、家内がさらっと一言。

「え〜?いらないから残してるのかと思って、家族で分けといたよ」

うそやん。誰がいらんって言うた?

あれは俺が、俺のために、俺が焼いた俺の分のハンバーグやで!

‥とは言えず。男ですから。

ここでグチグチ言うのも大人げないと思い、何も言わずに4分の1にカットされたハンバーグを噛みしめました。

しょっぱい。いや、ハンバーグは美味い。でも心がしょっぱい。

あぁ、男はつらい。



男性諸君、私のように日常の中で「なんか、俺だけ大事にされてなくない?」と感じたこと、ありませんか?

例えば、他にはこういうの。

「俺、ダイエットするわ」って家族に宣言した途端、夕食に唐揚げ。しかも、大好物のやつ。さらにピザの出前も頼まれたりしてる。

なんで今やねん、今それ出すか?ひょっとして試されてるんか?俺の意志力!

とか、

またある日、家内と買い物帰りのこと。

「晩ごはん食べて帰ろうか。何食べたい?」と家内に聞くと、「なんでもいい」って言うからラーメン屋に入ったら、

「なんでラーメンなん?」

いやいや、なんでもいいって言ったやん!

その後、注文したラーメンがなかなか来なかったり、レジの人がちょっと無愛想だったり、帰り道が妙に渋滞していたりして、その怒りの矛先は全部こっち。

しらんがな!

また、自宅のリビングでも男はつらい。

私が楽しみにしているテレビ見てると、必ず家内は私に話しかけてきます。しかも、私とテレビの間に陣取って、こっち向いて話し出す。

テレビに集中したいけど、無碍にしたら機嫌が悪くなると思い、少し気の利いた言葉を選んで話しかけると、

「ええから、聞いといてくれたらいいねん」

えー!それやったらあっち行って、壁にでも向かって話してくれ!

と、心内で反論。

これって、うちの家内が特殊なのでしょうか。それとも世の奥様方がモンスター化しているのでしょうか。



実はね、今回のハンバーグ事件、よく考えたら私にも落ち度があったのかも。

ラップで包んで冷蔵庫に入れただけで、「これは俺の大事なハンバーグ!」って、ちゃんと伝えてなかった。

夫婦って、長く一緒にいると「察してほしい」「言わなくてもわかるでしょ?」って思いがち。でも、それが一番すれ違いのもとなんですよね。

思いは、言葉にしないと伝わらない。

これは今回、ハンバーグを通して得た深い学びでした。

昔は「言わんでもわかれ」が男の美学だった時代もありました。歌手の沢田研二も歌っています。

"ジョニ〜、あんたの時代は良かった〜"

でも今は違う。

カッコつけてスベったっていいじゃないか。思いは、言葉にしよう。ハンバーグだって、気持ちだって、冷蔵庫にしまいっぱなしじゃ誰にも届かない。



子どもたちに「おじいちゃん」って言われても、家族の笑顔があれば全部チャラ。男はつらいけど、それでいいのです。

あの昭和時代の懐かしの映画でフーテンの寅さんが言ってました。

「それを言っちゃあ、おしまいよ!」

だから、俺も言わない。もう言わない。

‥だけど、やっぱり最後に一言だけ言わせて。

俺のハンバーグ、返してくれ。



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