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kenkou1973
「イチ愛書家」としても「イチ書店員」としても
もうすぐ↓が発売されます。
待望の文庫化。アンディ・ウィアー「プロジェクト・ヘイル・メアリー」上下巻(ハヤカワ文庫)です。発売日は1月22日で、値段はいずれも税込1650円。3月20日に日米同時公開される映画も気になります。
予備知識はほぼありません。エンターテインメント性の高いSFということと、著者がマット・デイモン主演の映画「オデッセイ」の原作である「火星の人」を書いた人であることぐらい。ただ読んだ人は異口同音に絶賛しているし、売り上げも素晴らしい。ここ数年は翻訳小説の単行本が厳しい状況ゆえ、けっこう目立っていました。
文庫版も確実に動くでしょう。これを機に読ませていただきます。
ところでハヤカワ文庫のSFといえば、最も有名なのはジョージ・オーウェル「一九八四年」でしょうか。普段からポツポツ売れていますが、権力が事実を隠ぺいしたりメディアが真実を伝えなかったりすると、途端にペースが早まる。ある種の本の売れ行きが時の政権に対する民意を推し量る指標になっているとしたら、ちょっと興味深い。
少し前にレジで↓を販売しました。
ファイアマン(本来の意味は消防士。しかし作中では昇火士。火を消すのではなく、禁制品となった本を燃やす役割を担う)が躍動する未来を描いた、ディストピア小説の傑作です。
購入したのは若い方でした。SNSで知ったのか、棚を眺めていて関心を抱いたのか。いずれにせよ、読みたくなるのはわかる気がします。私も少し前から再読意欲を駆り立てられているので。読書即人生のイチ愛書家としても、体制が作る大きくて雑な流れに抗いたいイチ書店員としても。あの時買ってくれたお客さんには、この場を借りてありがとうと伝えたいです。
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」と「華氏451度」ぜひ。
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