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ys1970
「永遠の記憶」と「いま推したい東野圭吾」
来ましたね。
東野圭吾さんの最新長編小説「永遠の記憶」(文藝春秋)が、8月5日に発売されます。296ページでお値段は税込2310円。ガリレオシリーズの11作目です。
↑の記事いわく、今年は「ガリレオ」こと湯川学が登場してちょうど30周年とのこと。東野さんは2025年に作家生活40周年を迎えましたが(おめでとうございます)シリーズ3作目の「容疑者Xの献身」(文春文庫)が人気投票で1位に輝いたようです。
彼の作品のなかからマイベストを一冊だけ選ぶとしたら、、、難しい。全作を読んだわけではないけど、なかなか絞れません。
「容疑者Xの~」はもちろん候補に入ります。初めて読んだ時に覚えた戸惑いとそれを覆さんとする情念の葛藤が忘れ難い。あと頭に浮かぶのは「流星の絆」(講談社文庫)「どちらかが彼女を殺した」(同)「マスカレード・ホテル」(集英社文庫)「歪笑小説」(同)辺りでしょうか。
いまだったら↓も推したい。
8編を収めた短編集「超・殺人事件」(角川文庫)です。272ページでお値段は税込726円。私が読んだのは「超・殺人事件 推理作家の苦悩」(新潮文庫)ですが、それの改題らしい。
傾向としては「歪笑小説」に近いです。文壇を舞台に、東野さんお得意のブラックユーモアがこれでもかと炸裂します。特に「超高齢化社会殺人事件」がツボでした。
「超読書機械殺人事件」もべつの意味で印象深い。初読時はひたすら笑いましたが、いま見ると現実に立ち返っていろいろ考えてしまう。どこまでもタイパを重視する流れの行きつく先を、効率至上主義が統べるユートピアめいたディストピアの姿を少しだけ覗けるかもしれません。
「永遠の記憶」は8月5日発売です。よろしければ、その前に「超・殺人事件」をぜひ。
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