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Vol18:出版・書店業界の問題解決となる糸口は地方にある

「本が売れない」
「利益が少ない」
「再販制度・委託制度に縛られている」
「ネット書店や電子書籍の台頭による影響」
「流通網に問題がある」

出版・書店業界には様々な問題がある。

色々な問題があるが故に、何から手をつけていいのかわからない状況だ。

そして、既成概念に囚われすぎて新しいことをやろうとしないために、業界自体が収縮していっている。

もちろんその中でも、こうした状況を打開しようと独自に工夫してうまくいっている出版社や書店はある。

だからといって、他の出版社や書店がうまくいっているところを真似たところで、上手くいくことは少ないだろつ。

なぜなら、企業規模や地域、立地などの環境がそれぞれ異なるからだ。

また、出版社は出版社、書店は書店、ネット書店はネット書店でそれぞれの立場で言い分もあるだろう。

長く書店営業をやっていると疑問に思うことがある。

私が思う疑問点は、もちろん出版社の様々な問題があるという前提での話だ。

出版社のほとんどが東京一極集中しているので、どうしても九州など地方の書店は、発売日から遅れてしまう。

地方に印刷会社がないわけではないのに、なぜそれぞれの地域で製本から販売まで行わないのだろうか。

例えば、ある著者の本が全国47都道府県でそれぞれ印刷されて、書店まで届けられた場合、様々なメリットが考えられる。

①独自で印刷がかわるので、地域ごとに表紙を変えたりすることで、47パターンの本ができる。
Amazonや楽天ブックスなども独自に表紙を変えると48パターンや49パターンになるだろう。
ファンとしては、同じ本でもコンプリートしたくて集めたくなるのではないだろうか。

②直接印刷会社から書店に本を届ければ、発売日から遅れることもない。
地域ごとに印刷して届けられるので、発売日に遅れるだけでなく、物流コストも圧倒的に抑えることができるだろう。
返品された際のコストも抑えられるのではないだろうか。

③地方の書店がECで販売することが可能になる。
“その地域でしか買えない”というプレミアム感がつくことで、小さな書店でも発送対応などが可能になれば、生き残れる可能性が広がる。
また、書店から予め注文をもらうことで、ある程度の印刷冊数を見込めるので、印刷会社にとっても算段がつく。

書店からの集金問題など、もちろん問題がないわけではないだろう。
しかしながら、シムテム会社と協力すれば、そうした問題も改善されるだろう。

出来ない理由を考えるのは簡単だが、出来る理由を考えればいくらでも打開案はある。

出来る出来ないは別として、出版社も取次も書店もゼロベースから考えていかなければいけないのではないだろうか。

過去の慣例や成功体験にとらわれず、常識を覆すくらいのことをやらなければ、生き残ることが難しい状況に今あるのではないだろうか。

好き勝手言ってしまったが、これは僕の願いでもある。

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