見出し画像

マンホールトイレの衝撃、下水道について調べてみたら。

カラフルなマンホールが増えてきた。実はいろんなことを表現している。

防災のニュースで、マンホールトイレを紹介していた。マンホールは下水が流れているから、そこに直接トイレ汚物を入れるのは問題ないと。理にかなった緊急トイレ設置方法だとのこと。そうなのか、マンホール。

実は私は学生時代に、ふとした興味から「酸素欠乏危険作業」の資格をとったことがある。地下で行われるライブ、当時はギグなんて呼んでいたが、それに通ううちに酸欠になった場合の対処方法を知りたくなったのだ。講習を何日か受けてペーパー試験を受けて合格した。結果、酸欠になりそうなところに入る準備や実際酸素が減ったときになにをするかはわかったが、それが地下ライブに応用できないこともわかった。個人的にはあまり実用的ではなかった、と思いつつ、マンホールやワイン蔵などに入るための資格は宙に浮いたままだった。

40年も前に数日間学んだだけのことだからあらかた忘れている。なにしろ、マンホールとトイレ排水がリンクしなかったくらいだ。日常のイメージとして、マンホールは雨水排水がメインなのかと思っていた。大雨が降るとマンホールがぽーんと飛び出す危険な動画がニュースでも流れる、あんなかんじか。でもそうだよな、マンホールには「雨水」と「汚水」「合流」などの文字が書かれているらしい。確かに、見たことある気がしてきた。

「雨水」はそのまま雨水で、「汚水」は生活排水、トイレも含む。「合流」は両方を合わせたものだ。学生時代に河川調査をしていたつれあいが、川っぺりの散歩のときによく
「生活排水が流れてんじゃないのか」
と冗談めかして言うのだが、そうかもねーなんて答えていた。イメージはキッチン流しの水って感じだったけど、生活排水ってトイレも風呂もだわ。つまり、マンホールトイレは「汚水」か「合流」のマンホールでのみ設置される、ということなのね。

下水道が整備されたところでは、下水は処理センターに運ばれて河川などに放流される。日本ではほぼ下水道が普及されていると思っていたけど、2024年度末で全国の下水道普及率は81.8%、汚水処理人口普及率では93.7%とのこと。100じゃないんだ。そりゃあいろんな場所や事情があるってことか。
神奈川県は下水道普及率97.2%、東京都は99.7%、とすると散歩で歩く河川に生活排水がそのまま流れていることはほとんどなさそうだ。
しかし都道府県によってはかなり数値が低いところもあるぞ。そんなもんなの、日本って?! 

つまり下水道がない、マンホールがないところもまだまだあるってことか。そういうところでも河川などに直接流しているということではなく、タンクに溜めたりしているってことだとは思う。きっと。

下水といえば、キッチンの流しでよく聞くのは「熱湯を流すな」ということ。これは排水管の問題で、熱に弱い素材でつくられた排水管を損傷するかもだから。なんとなく「ウチはきっと大丈夫」なんて思っていたけど、グレーや濃いめグレーの配管は普通の塩ビで、黒や茶褐色の配管が耐熱素材なんだそうだ。えーたぶんウチ普通のグレーだよね。えーそりゃまずい。

ほかにダメなものは、油、野菜くず、食べ残し、薬品、髪の毛、落ち葉など。髪の毛や屋外での落ち葉はがんばってもある程度は入っちゃいそうだなあ。ディスポーザーの場合は専用処理槽で処理してから下水に排水されるから、食べ残しなどはよいとして。ディスポーザーは専用槽で分離した汚泥は別途処理施設で焼却されているらしい。

ついでにディスポーザーに入れてはダメなものを調べたら、生魚や鶏の皮、枝豆のさや、バナナの皮、卵の殻、トウモロコシの皮、玉ねぎの皮、パイナップルの芯や皮、生花、生米など。しかしディスポーザーの種類によってはありな場合もあるらしい。大きな野菜果物は3センチくらいに切ればよいとのこと。繊維の強いものは少量ずつ処理する。また、漂白系の洗剤もよくないらしい。とすると、いままでやや無頓着だったことがわかった。もう少し配慮しないとうちのディスポーザーだけでなく、マンション全体に影響が出る。反省しよう。

下水道って大発明で、生活にはなくてはならないけど、しくみや使い方がいまいちあいまいだった。ほんの少しだけど勉強できてようございました、ありがとうございます、マンホールトイレ。

いいなと思ったら応援しよう!