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【鋼鉄の鈍色4】

ヘドバン=ヘッドバンギングはメタラーは好きな曲で自動的に行ってしまうくらいある種体に刻み込まれた行為だと思います。
長髪の人は円を描くように振り回すことでより派手なヘドバンになるので、ちょっと空間的に余裕のあるライブハウスではそういった手法で楽しむこともできます。
でもあまり振り回しすぎると他人のお洋服のボタンやファスナーにひっかかってしまうのですよね。
ライブの時はそうでなくても怪我をしがちなので、安全を優先するならばあまり頭は振り回さないほうがいいのです。
(メタラーに安全とかちょっと違和感もありますが)

Caliban

ドイツのメタルコアバンド、キャリバン。個人的にはメロデスに含めています。
このKingはイントロの「くるぞ…くるぞ…」という感じも好きなのですが、なにより哀愁のある歌詞が大好きです。
初手Bow Down、Hail to the Kingから始まる絶対的な王者なのに、孤独や虚無感を同時に歌い上げるなんとも切ない曲です。

メタルという楽曲の暴虐性の強さから、メタラーも危ない人間のように思われる節がありますが、どちらかというとメタラーは真面目で勤勉で内向的で、乱暴に言うと根暗人間が多いのです。
そういう人たちの内に抱えるプライドや闇に訴えかける楽曲のひとつが、このKingだと感じています。

Paralyzedは映像と歌詞のリンクが綺麗だと思います。
光と闇、白と黒、歌詞と映像がうまく使われていて耳と目の両方でParalyzed全体を楽しむことができます。
モンスターのクオリティはいまひとつですが、それは現実のモンスターというよりmonster in meでありmonster in youなのでしょうね。
こちらもKingとは違った形の鬱屈や歪みを感じます。
わたしも根っこはネガティブなのでこういった要素に強く惹かれます。

メタルのリリックはある種パブリックイメージ通りに、反社会的、暴力的、性差別的、悪魔的、自虐的、排他的、そういったマイナス要素が強く反映されているものが確かに存在しています。
でもそれは自分以外のなにかを誹ることによって逆に自分自身を守ろうとする行為でもあるのです。
だから根暗だったりネガティブだったり、根っから陽の人間ではない人にとっては、それこそが救いのように輝いて見えるのだと思います。

音楽はどのようなものであっても、誰かの救いになるのです。

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