泉のほとり 2026
Celui qui a soif,
moi, je lui donnerai de la source de Vie gratuitement.
渇けるものよ
我は汝に
生命の泉を
惜しみなく与えよう
石を愛する。
祈りを宿した石を。
長い休暇が取れると、私は旅に出る。
行き先は決まっている。
フランスの田舎、ロマネスクの残る場所。
時にそれは、あまりに静かで、
神聖すぎて、
秘密の花園のようだ。
ある夏、南仏の修道院を訪れた。
水辺に寄り添い、人里を離れ、
神と自然だけを友とする場所。
乾いた空気。
容赦のない太陽。
迷いながら歩き、
私は、すでに渇いていた。
聖堂に入り、荷を下ろす。
冷気が、身体を、心を、奥までほどく。
拙く、しかし真摯な彫刻。
小さな窓に集まる光。
厚い壁。
重なり合う時間と精神。
椅子に座ると、力が抜けた。
感謝。
喜び。
安らぎ。
目を閉じる。
肩に、触れるものがあった。
僧服の男が立っていた。
「陽が暮れると冷えます」
その声は、
建物そのものが語っているようだった。
「今夜は、ここに」
彼は、この修道院を一人で守っていると言った。
巡礼者が、時折、訪れるだけだと。
彼の言葉には、
積み重ねられた神殿があった。
踏み磨かれ、
滑らかになった床石のような。
「あなたの心にも、神殿があります。
信じるのです」
私は何も語らなかった。
それでも、答えは与えられた。
毛布にくるまり、横になる。
自分を抱くように。
遠くで祈りの声。
涙が、静かに落ちる。
目を覚ますと、
私は、再び聖堂にいた。
幼い子ども。
村人の父。
「ベルナールは?」
回廊を指す手。
中庭の片隅、
古い石像。
その足元に、刻まれていた。
聖ベルナール
彼もまた
神殿であった
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