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【市役所】市議会のとき、市役所で起きていることは?

やりたいことで生きるため、自己理解に取り組む市役所職員・ボンベイです!
私のnoteを開いていただいてありがとうございます。

久々に市役所の仕事について書いていきます。
今回のテーマは「議会」。
民間と自治体で大きく違う点のひとつだと思います。

この議会の会期中、市役所の職員はどのように動いているのか、さらに議会について職員視点で感じることを書いていきます。

私の市役所での内容で書いていきますので、自治体によって運用や時期が多少異なることもあるかと思いますが、参考になれば幸いです。



1.6月は「第2回定例会」の時期

自治体では、年に4回ほど議会が開会されます。
6月に入り、今年度最初の議会が始まるところです。

「今年度最初なのに、第2回なの?」と思われるかもしれませんが、市役所の“年度”は4/1〜3/31なのに対し、議会の1年間は1/1〜12/31です。
2〜3月に令和7年の第1回定例会があったので、今回は第2回です。ややこしい!

時期がずれているのは、
・行政:予算の執行や事業の実施
・議会:行政の監視や意思決定
と、焦点を当てているところが異なるためですね。

基本的に市が事業をしていくにあたっては、議会の承認が必要になります。
議会で認めてもらって初めて予算が使えるようになります。

議会は一般的に6月、9月、12月、翌2月〜3月に開かれて、予算をはじめ、いろんな議決事項を諮ります。

<開催時期と主な審議事項>
第1回定例会:2〜3月、補正予算、次年度の当初予算など
第2回定例会:6月、補正予算、繰越予算の報告など
第3回定例会:9月、補正予算、決算審査、主要施策報告など
第4回定例会:12月、補正予算など

うちの市役所の主な審議事項

2.会期中のメインは「一般質問」

議会のメインは、議員さんから市への「質問」です。

これは議員さんが市の事業や意思決定に対して疑問に思っていることを質問して、それに対して市長や市の幹部が公式見解を示す場になります。

市議会議員=市民の代弁者なので、市民の意見を行政に取り入れるためのものです。

当日ガチンコ勝負でやっているところもあるかもしれませんが、私がいる市役所では、事前に質問と答弁の摺り合わせを行います。

これは当日に質問と回答がかみ合わなかったり、誤った回答をしたりしてしまうと混乱を招くためです。

このため、議会の時期がくると議員さんが市役所を訪れ、質問内容を伝えてきます。
その答弁案を各所管課が作成して、部長から市長まで細かく審査します。

それをまた議員さんへ伝えて…といったラリーを、最終的に質問と答弁の内容がまとまり、双方が納得するまで繰り返します。

だから、質問1つに対して多くの人が動き、時間を割いています。


3.問題点:業務の停滞と市民の関心の低さ

これだけ労力をかけている割に、議会のことはあまり市民に知られていません。
率直に言うと、議員さんの周囲にいる一部の人しか興味を持っていないように思えます。

私の周囲の市役所以外の知り合いで、議会に興味があって誰が何を質問したか知っている人は今までいませんでした。そもそもいつ議会が開催されているかも知らない。

その一方で市役所内ではバタバタ。一大イベントのような雰囲気です。
だから、内輪だけでやっているように感じてしまうんですよね。

あと、これはうちの市に関してですが、議員さんが市の取り組みを知らない。

それは市の情報発信力が弱いのもあるでしょうが、市政や世の中の動きに対して勉強している議員さんが少ないというのも感じます。
(もちろん、中にはすごく勉強している議員さんもいらっしゃいますよ!)

議員は選挙で当選すれば選ばれるのですが、市の職員が試験を受けるように、議員に立候補する人にも簡単な試験を課したらいいのにと思ったこともあります。

でも、世間では「議員のなり手不足」が課題とされているので、これは実現しないでしょうね。


4.議員定数の見直しはしっかりと取り組むべき

私の持論ですが、議員定数の見直しをして、本当に勉強している議員さんだけが残るように絞るのがいいんじゃないかと思います。

議員さんの報酬や手当、活動費用も市の予算から支出しているので、実は議員1人に対し、それなりに税金がかかっているんですよね。

行政視察で他市町村の議員がうちの市役所に視察に来ることもありますが、はっきり言うと旅行気分で来ている人も多い。

こちらはわざわざ時間を割いて丁重に対応しているのに、「こいつら学ぶ気があるのか」と思わせるような人もたくさんいました。平気で寝てるとかね。

そんな「旅行」も自腹ではなく活動費として支給されたお金から出されています。
公金を使って仕事をしているという自覚はあるのか。

うちの議員さんが他の自治体に視察に行った時、どのような姿勢で臨んでいるのかは分かりませんし、頑張って活動している議員さんもいるので、一括りにするのは良くないですが、これが市役所職員の立場から見た印象や実態です。

その市議会議員を選ぶ選挙そのものにもお金や人の手間がかなり多くかかっています。選挙の話もまた書こうと思いますが、お金と人員の使い方には思うところがたくさんあります。

少し話が逸れましたが、市町村職員も人員削減をしているので、議会も少数精鋭でいきましょう。
そして、市の将来のため、建設的な意見をぶつけあいましょう!…というのが私の持論です。

このように内側から見るといろいろと問題のある議会対応ですが、1番問題だと思うのは、議会開会中に市の事業が停滞しがちになる点ですね。

幹部職員が長時間拘束されるので意思決定が遅れますし、直前までどんな質問が出るか不透明なので、管理職もスケジュールを空けている人が多いです。

議会は約1か月あるので、年4回、計4か月程度は仕事が停滞期に入ります。
1年の約1/3ぐらいが足踏み状態って大丈夫か?


今回述べる内容は以上ですが、いかがだったでしょうか。

ずっと市役所で働いていると感覚が麻痺してくるので、いろんな人に知ってもらって、是非を考えていただく機会は大事なんじゃないかと思います。
税金を納めている以上、ちゃんと使って欲しいでしょ?

最後にもう一度補足しますが、今回の内容はあくまで私が勤務する市議会に対する個人の見解ですので、参考程度としてください。
素晴らしい議員さんも世の中にはたくさんいると思います。

議会の問題点も挙げましたが、議員さんや市民の立場からすれば、市役所側にも問題点はたくさんあるのだろうと思います。
双方が問題点を認識・改善して、市政がより良い方向に進むことを願っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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ボンベイ@元市役所職員Webライター 記事を読んでいただきありがとうございます。 市役所を離れ、4月からWebライターとして新たな一歩を踏み出します。 いただいた応援は、執筆活動やスキルアップのために大切に活用させていただき、皆様へ還元できれば嬉しいです。 皆様の「スキ」やサポートが、私の挑戦の大きな原動力です。