空き時間に、耳で覚えていた頃──通信大学での勉強法|ことり日記|第三十六話
通信大学で勉強していた頃、
まとまった時間は、ほとんど取れませんでした。
それでも、工夫しながら、学び続けていました。
朝、お弁当を作りながら、
ネットから講義の音声を流していました。
ただ耳に入れる。
「あれっ?」と思ったら、手を止めて画面を見返す。
そんな繰り返しでした。
車で移動する時間も、
できるだけ耳に入れるようにしていました。
完璧に覚えようとはしていません。
何度も耳に入れる。
それだけで、あとから、ふっと思い出せることがありました。
子どもと一緒に、図書館で勉強したこともあります。
通信大学は、レポートだけではありませんでした。
試験があり、合格しないと単位が取れませんでした。
机に向かえるのは、休みの日や夜。
冬は、ストーブをつけて、
毛布をかぶりながら勉強していました。
机に向かっていない時間でも、できることはある。
そう思っていました。

忙しい中でも、学びを生活の中に置く。
耳から入れて、少しずつ積み重ねる。
あの頃の私は、そんなやり方で続けていたのだと思います。
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