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【銀座ホステス時代に学んだことパート2】

UTAKOの日常特別編

銀座ホステスで何を学んだのか?【後編】

銀座で挫折を味わっていた頃。

私の前に、

ある女性が現れました。

彼女は大阪・北新地出身のホステス。

私と同い年でした。

しかも元宝塚歌劇団。

初日から大口のお客様を連れてきて、

店内でも圧倒的な存在感を放っていました。

私は彼女を見て思いました。

「ああ、本物だ」

と。

綺麗だった。

洗練されていた。

そして何より、

人を惹きつける魅力がありました。



でも意外だったのは、

そんな彼女が

売り上げも何もない私に

とても優しくしてくれたことです。

彼女は昔、

宝塚で恋愛禁止のルールを破り、

恋愛にのめり込んだ結果、

退団することになったそうです。

そして当時は、

借金を抱えた恋人のために

必死で働いていました。

事情はどうあれ、

彼女は誰かを愛するために

人生を賭けていた人でした。

だから私は、

彼女に強く惹かれたのかもしれません。

そこから私は、

彼女にたくさんのことを教わりました。

水商売の技術。

お客様との関わり方。

空気の読み方。

そして銀座の仕組み。

銀座には

「永久指名」

という文化があります。

お客様はお店ではなく、

人に付く。

だからホステスたちは、

自分のファンを作る。

そして店を移る時に、

お客様も一緒に動いてくれる。

私はその話を聞いた時、

衝撃を受けました。

売っているのはお酒じゃない。

席でもない。

人なんだ。

その後、

彼女は別の店へ移ることになりました。

そして私にも声をかけてくれたのです。

「一緒に来ない?」

私は迷わずついて行きました。

新しい店での日給は30000円。

さらに高くなりました。

でも現実は甘くありませんでした。

同伴ノルマ。

厳しいペナルティー。

達成できなければ減給。

達成できれば歩合。

毎月収入が大きく変動しました。

当時の私は、

ようやく普通に会話ができるようになった程度。

今みたいに人の話を聞く力もありません。

失敗ばかりでした。

でも、

失敗の数だけ学びました。

言ってはいけないこと。

言わなくていいこと。

空気を読むこと。

相手を見ること。

自分の立ち位置を理解すること。

そして何より。

私は一人ではなかったのです。

同伴が取れない時。

先輩が声をかけてくれました。

同僚が助けてくれました。

ママも見捨てませんでした。

情けないと思ったこともあります。

悔しいと思ったこともあります。

でも今なら分かります。

人は、

一人で成長するわけじゃない。

出来ない自分を責め続けていた私は、

たくさんの人に助けられていました。

そして銀座で私が本当に学んだことは、

会話術でも営業術でもありませんでした。

人は、

理解されることで変われる。

信じてもらうことで成長できる。

今、私が歌詠み師として、

人の話を聞く仕事をしているのも。

人の可能性を信じる仕事をしているのも。

もしかしたら、

あの頃の私を信じてくれた人たちへの

恩返しなのかもしれません。

そして、

ここからさらに大きな転機が訪れます。

パート3へ続く⬇️

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