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防災拠点モデル考えてみた

この記事はゆっくり読んで7分程度です。

以前の記事で、ペットと一緒に逃げられない現実について書いたんだけど、そこからさらに発展して考えてみた。

日本の防災、3日分備蓄で止まってない?
日本の防災教育の定番は
「食料と水を3日分備蓄しましょう」なんだけど
これ以上の内容考えてる?
実際は、最初の数時間から深刻な問題が始まるでしょ?
それは、トイレ!
食料は1〜2日なんとかなるよね
でもトイレは、数時間で問題発生するよね
トイレを我慢しちゃうよね
水分を取らなくなっちゃうよね
脱水・体調悪化しちゃうよね
そうなると、避難所で感染症が蔓延するよね
この連鎖は、東日本大震災でも熊本地震でも記録ある
衛生の観点から言えば、糞口感染経路を断つこと
食料確保と同列、いや場合によってはそれ以上に優先されるべき問題じゃない?
数足りなくない?
衛生面はどうすんの?
安全問題は?
なのに、防災の議論でトイレは常に後回しにされる。
設備を設置する側がほぼ男性だったことも大きいかも、
女性が「ここ怖い」と感じる動線、照明、配置への想像力が、長らく抜け落ちていたように思う。
これは、女性も参加して対策するべきだよね?
夜間のトイレへの移動中に性被害が起きたという報告は、熊本地震の支援記録にも残っている。
「トイレは衛生問題であり、安全問題でもある」
今や、全年齢、全属性が対象じゃない?

見えてない命綱ーオストメイトの問題
トイレ問題の中でもさらに深刻な盲点がある。
糖尿病の人のインスリン、人工呼吸器用品などと違い同じ医療用品でも行政備蓄が難しい性質がある、人工肛門・人工膀胱を持つ「オストメイト」の備蓄問題。
ストーマ装具は、その人の命綱。
装具が使えなくなれば、皮膚がただれ、腸液や尿が漏れ続け、最悪の場合、敗血症につながる。
しかも装具はサイズも形状も個人によって全部違う。
行政が「汎用品を備蓄」できない性質のもの。
東日本大震災では、津波によるストーマ用品の流出と不足が深刻な問題になった。道路の分断・停電・断水によって支援物資の搬送に時間を要し、受け取り窓口が不明確で困難をきたしたことが記録されている(宮城県「ストーマ保有者のための災害対策マニュアル」)。
そして支援物資として届いたとしても、汎用的なタイプになる可能性が高く、普段使い慣れた装具が提供される可能性はとても低いという現実がある(株式会社ザイタック「オストメイトの災害への備え」)。
この問題に対して、公益社団法人日本オストミー協会(JOA)は「避難所等へのストーマ装具の公的備蓄と災害時の緊急支給」を活動目標として掲げ、装具メーカーや行政との連携を進めている(JOA公式サイト)。
だから、当事者団体が主導していくそれが一番早い。
用品の種類・個別性を一番わかっているのは、当事者だから。
ただ全国的な仕組みとしてはまだ途上だ。
市内に何人のオストメイトがいるか、匿名ベースでも把握できれば行政の優先度は変わる。
身体障害者手帳のデータ、医療機関との連携で、人数と地域分布の把握は現実的にできるはず。
個人情報かもしれないけど、実際に困るのは当事者たちなのだ、ローリングストックなどの対策を望む。

台湾モデルから学ぶー被災者が奉仕者になる社会
台湾の災害対応映像を見て、胸を打たれた人は多いと思う。
被災した人たちが、同じく被災した誰かのために動いている。
「被災者=支援を受けるだけの人」じゃない。
「できることをできる人がやる」という文化。
日本の避難所は構造的に「待つ場所」になりがちだ。
行政が仕切り、住民は指示を待つ。
自発的に動くと「勝手なことをするな」になる場合すらあるからなのか。
台湾と日本の違いは、制度より文化。
そしてその文化は、平時からのシミュレーションと訓練によって作られる。
私なら公共トイレの管理に「管理者」を導入する。
誰が使ったかわからない匿名性が、荒れる温床になる。
管理する人がいるだけで、使い方は変わる。
これは平時からの「場所に責任を持つ文化」を育てることにもなる。

ただ、どんな集団にも「動く2割・動かない6割・不満を言う2割」が自然発生する(いわゆる働きアリの法則)。
だから首長が必要だと思う。
※首長とは避難所の取りまとめ役的な意味合いです。
不満に応答し、動かない人を巻き込み、6割の実務負担を公平に分散させるためにも。
そのための訓練——傾聴と交通整理の問答ワークショップ——が、首長には必要となってくると考えた。
そして、コミュニティから外れがちな人への情報管理も欠かせないでしょう。
ここでいう情報管理は情報操作じゃあない。
一人暮らしの高齢者、外国人住民、孤立者。
正確な情報が届きにくい層こそ、デマに飛びつきやすい。
東日本大震災でも、関東大震災レベルのデマがSNSで拡散したのは記憶に新しい。
恐怖と不安をどう扱う?
それが災害対応の核心だとも思う。

私が考える防災拠点モデル
「隠しの里」という発想
鬼滅の刃に「隠しの里」という場所が出てくるよね。
外界から守られた、安全な生活空間に異常事態になった時に即移転できるようにいくつかあったよね。
防災にも、そういう発想があっていいんじゃないかと。
単なる「避難所」じゃない、平時機能している安全基地。
移転するのにも、私達には要望があるでしょ?
∙ プライバシーが確保され、
∙ 医療・介護が継続できて、
∙ ペットも連れて行ける
∙ 移転期間の見通しが示される
この条件が揃って初めて、人は動くと思うの。
今まで、「家を離れたくない」「ペットを置いていけない」その不安が解消されず逃げない人がいる、いたよね。
日本には使われていない空き家、廃校、過疎地の公共施設がある。データベース化して、それを利用するなど。
私の提案は、さらに自衛隊基地併設型の防災拠点という考えなんだけどね。
自衛隊員が定期的に利用するホテル・宿舎として平時から運用するとしたら、
使い続けることで施設が維持される。
設備の不具合はすぐ発見される。
管理コストは宿泊費で賄える。
地域住民と顔の見える関係ができる。
有事の際は即座に避難拠点に転換できる。
自衛隊のインフラ・医療・食料備蓄がそばにある。
さらに、自衛隊員の定期利用は地域経済への波及をもたらす。
過疎地に雇用が生まれ、人が残り、コミュニティが維持される。
コミュニティが維持されれば、災害時の地域力が上がる。
定期利用してもらいたい自衛隊員はなにするのか?
防災パートナーになってもらうの。
むしろ防災部署あってもいい。
シミュレーション、大規模な防災訓練を自治体が主体となることで、自衛隊は常駐して防災パートナーとなって年間を通じて地域全ての人に実施できたら。
防災パートナーなら憲法的にも進められるのでは。
その訓練のデータが常に改善されていけば。
マニュアル化されていけば。
全国展開で地域全員避難なども可能になっていくんじゃないかなと。

トイレ問題、オストメイト、安全対策強化し、
被災者でも、奉仕者の考えを持ち
その上で防災拠点モデルをつくり運用していく。
どうですか?

2026年4月

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