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gumiが挑む「XRP経済圏」──ゲーム会社が描く新たな金融戦略の全貌

はじめに

2025年10月21日のgumiの発表を受けて記載した記事です。


再び注目を集めるgumi ― 背景にある“第二の転換期”

株式会社gumiは、2007年創業のモバイルゲーム企業である。
黎明期からソーシャルゲームの波に乗り、「ブレイブ フロンティア」「ファントム オブ キル」「誰ガ為のアルケミスト」などのタイトルで名を知られた。特に「ブレイブ フロンティア」は海外でも人気を博し、同社のグローバル展開を後押しした。

だがスマートフォン市場が成熟期を迎えると、環境は一変した。開発費や広告費が高騰し、ヒット作を出せなければ赤字に転落する構造が定着。2020年代初頭、gumiも例外ではなく、収益構造の改革を迫られた。

その局面で同社が選んだのが「ブロックチェーン事業への本格参入」である。NFT、ブロックチェーンゲーム、そして暗号資産投資。ゲームの開発・運営で培った技術基盤を活かしつつ、成長市場である暗号資産(クリプト)領域へ進出した。
この転換が「第一の構造改革」だった。

そして今、同社は再び大きな転換点に立っている。
それが、XRP(リップル)を中心とした暗号資産トレジャリー構想への参加である。2025年10月、gumiはSBIホールディングスおよび米Ripple社とともに、米Evernorth Holdings Inc.(以下、Evernorth社)への出資を発表した。これが、第二の転換期を象徴する出来事となった。


Evernorth社とは何か ― 世界最大級の「XRPトレジャリー」構想

gumiが出資したEvernorth社は、XRPを中心とした資産運用事業を手がける米国企業である。特筆すべきは、同社がSPAC(特別買収目的会社)であるArmada Acquisition Corp. IIとの企業結合を通じて、ナスダック市場への上場を計画している点

この上場は単なるIPOではない。
目的は「世界最大級のXRPトレジャリー(財務資産保有機関)」を作ることだ。調達予定額は**10億米ドル超(約1,500億円以上)**にのぼる。
調達資金の使途は明確で、「市場でXRPを購入し、公開市場型の保有・運用を行う」こと。
つまり、Evernorthは“XRPの機関投資家版ファンド”のような存在を目指している。

さらに注目すべきは、その運用方針だ。
EvernorthはXRPを単に保有するだけでなく、

  • 機関投資家向けのレンディング(貸付)

  • DeFi(分散型金融)での運用

  • バリデータ(ノード)運営によるネットワーク参加
    といった多層的な収益モデルを構築する。

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