私のかゆみ克服体験談 続編
はじめに
大学生時代の経験談をこちらの記事の続編として記事に起こしてみました。
第一章:「見た目が治っても、油断は禁物」──子供の頃の記憶と今への教訓
「もう、治った気がする」
皮膚炎と向き合っている人なら、一度はそう思ったことがあるだろう。
薬が効いたのか、あるいは体調がよかったのか──かゆみが引いて、見た目も落ち着いてくると、人はつい“治癒”を確信してしまう。
だが、そこで薬をやめたとき、待っているのは「再発」という名の地獄だ。
私がそれを経験した体験談、大学生の頃に時を戻して記事にしてみました。
大学生だった私の「かゆみとの戦い」
当時、手の甲が猛烈にかゆくて、掻きむしる癖がやめられなかった。
授業中も、食事の時間も、寝ている間も──常に手を動かしていた。皮膚がめくれ、血が滲み、薬を塗ったガーゼを貼ってもすぐに取れてしまう。さらにはガーゼの上に軍手をして寝ても、朝には外れていて、ガーゼもどこかへ行っている。
病院で塗り薬を処方され、毎晩丁寧に塗った。ガーゼをあて、テープで固定し、治療用のルーティンがしばらく続いた。
ある日、見た目がきれいになった。赤みも引いて、皮膚の表面が正常に戻ったように見えた。
「もう治ったんじゃない?」
そんな言葉が頭をよぎり、薬をやめた。翌朝には、手の甲に違和感が戻っていく・・・。
数日でかゆみは再発。見た目もまた悪化した。
私は、「なぜ?」とか「やれやれ」とか色々な気持ちが廻った。再び病院へ行ったときに言われた一言は、今でも記憶に残っている。
「見た目が治っても、肌の奥はまだ炎症を抱えているんです。最低でも、治ってから一週間は薬を使い続けてください」
「目に見える症状」だけで判断してはいけない
この経験は、大人になった今でも忘れられない。
脂漏性皮膚炎に悩まされた時期、症状が落ち着いたからといって薬の使用をやめると、必ずと言っていいほど悪化した。
痒みが引いても、完治したとは限らない。
これは、「風邪が治ったと思って運動を再開したらぶり返す」といった話と似ている。皮膚の奥、神経、血流、バリア機能──すべてが本来の状態に戻るには時間がかかるのだ。
私たちが「目で見ることができる」のは、肌表面の変化だけだ。
だが、実際の炎症や異常は、その奥で静かに進行していることがある。
この「見えない進行」をどう受け止め、対処するかが、慢性症状と付き合う上で最も重要なポイントだと私は考える。
「かゆみ」を我慢しない、でも「薬」も頼りすぎない
ここで少し、補助的な対処法についても触れておきたい。
私は、冷却による一時的な緩和が非常に有効であることを体験的に学んだ。
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