【婚外恋愛】を考える前に、誰にも言えない結婚生活の「普通」を考える
■「オープンマリッジ」ってどう思う?
オープンマリッジ(Open Marriage)とは、
夫婦がお互いの同意のもとで、配偶者以外の人と恋愛や性的な関係を持つことを認め合う結婚の形です。
通常の不倫とは異なり、秘密ではなく、双方の合意とルールに基づいていることが最大の特徴です。
主な特徴は次のとおりです。
夫婦双方が同意していることが前提。
ルールを決めることが多い(例:事前に伝える、特定の相手とは関係を持たない、家庭を最優先にするなど)。
夫婦の信頼関係やコミュニケーションを重視する。
一方で、オープンマリッジには課題もあります。
嫉妬や不安が生じることがある。
ルール違反によって信頼関係が崩れることがある。
性感染症のリスク管理や、子どもがいる場合の家庭への影響を考える必要がある。
周囲から理解されにくいこともある。
なお、オープンマリッジは結婚している夫婦の関係性の取り決めを指し、必ずしも複数の恋愛関係を築くことが目的ではありません。
概要を書きましたが、理解が得られるのなら、
してみたいですか?
私の場合、ここだけの話、もししてる人がいたら、
正直羨ましいなって思います。
夫と仲はいいけど、満たされていない気持ちがないわけではないからです。

■ 浮気じゃないのに、なぜか後ろめたい
例えば、誰かを裏切ったわけじゃない。
パートナー以外の人と、何かがあったわけでもない。
なのに、「オープンマリッジ」という言葉をふと検索した瞬間、
胸の奥がちくりとする。
「わたし、なんでこんなことを考えてるだろう」
そんなふうに、まだ何もしていないのに、すでに心がざわついている。
その感じ方する人いますか?
浮気をしたわけじゃない。
むしろ、今の関係を壊したくないからこそ、
選択肢として調べているだけ。
それなのに、「調べている」というだけで、
まるで罪を犯しているかのような気持ちになる。
この後ろめたさの正体は、
実は「悪いことをしているから」ではない。
「普通の結婚生活からはみ出そうとしている自分」に対して、
世の中の物差しを自分自身に当ててしまっているだけなんです。
もっと言えば、その後ろめたさは、
不誠実だからではないです。
パートナーを大切にしたい気持ちがあるからこそ、
「こんなことを考える自分」を発見できたのです。
■ 「普通」を疑ってはいけない、という思い込み
わたしたちは、驚くほどたくさんの「結婚とはこうあるべき」を、
無意識のうちに刷り込まれています。
一人の相手だけを、
一生愛し続けるのが普通。
満たされないことがあっても、我慢するのが夫婦。
そこに疑問を持つこと自体が、
なんだか「贅沢」で「わがまま」なことのように扱われる空気があります。
だから多くの人は、
「今の結婚生活に、これでいいのかな」と思った瞬間、
その疑問を最後まで考える前に、自分で蓋をしてしまいます。
「こんなこと考えるなんて、贅沢だよね」
そう自分に言い聞かせて、なかったことにする。
けれど、「普通」というのは、
誰かがあなたのために用意してくれた正解ではありません。
多くの人がなんとなく選んでいる形、
というだけであって、あなたにとっての正解かどうかは、また別の話なのです。
「普通の結婚生活に疑問を持ってはいけない」というルールは、
実はどこにも存在していません。
存在しているのは、
「疑問を持つと、周りからどう見られるか分からなくて怖い」という、
あなた自身の不安だけなのです。
面白いのは、この「普通」という物差しが、
時代によっても、場所によっても、
驚くほど簡単に変わってしまうということです。
一昔前は当たり前だった価値観が、
今ではまったく違う形で語られていたりします。
つまり「普通」とは、
絶対的な正解ではなく、
その時代の多数派がなんとなく共有している合意にすぎません。
その合意に自分を合わせること自体は、
悪いことではありません。
けれど、「合わせている」ということにすら気づかず、
それを「自分の本心」だと思い込んでしまうと、
いつか自分でも気づかないうちに、
本当の気持ちを見失ってしまうことがあります。
わたしのところに相談にいらっしゃる方の中には、
「自分が何に疑問を持っているのかすら、もう分からない」というところまで来てから、ようやく話し始める方がいます。
そこまで本音を押し殺してしまう前に、
「疑問を持つこと」と「行動すること」は別のものだと、
まず自分に許可を出してあげてほしいと思います。
疑問を持つことは、決して結婚生活を壊す行為ではありません。
■ 世間体と本音のあいだで
「オープンマリッジなんて、うちには関係ない」
そう思いながらこの記事を読んでいる方も、
心のどこかで「でも、もし本音を言えるなら」と、
少しだけ立ち止まった瞬間があったのではないでしょうか。
それは何も、実際にそうしたいという話ではありません。
「本当は寂しいと思っているのに、言えていない」
「本当はもっと触れてほしいのに、催促するのが恥ずかしくて黙っている」
「本当はこのままでいいのか分からないのに、聞くのが怖くて聞けずにいる」
こうした小さな本音が、
日々の暮らしの中でずっと後回しにされている——その延長線上に、オープンマリッジという言葉への反応があるのだと、わたしは感じています。
わたしのところに相談にいらっしゃる方の多くが、まず口にするのはこんな言葉です。
「こんなこと、誰にも言えないんです」
友人には言えない。
「贅沢な悩み」だと思われそうだから。
親には言えない。
心配させたくないから。
パートナーにも、実は一番言えない。
関係が壊れるのが怖いから。
こうして本音は、行き場をなくしたまま、
自分の中だけでぐるぐると回り続けます。
世間体を気にすること自体は、
悪いことではありません。
わたしたちは一人で生きているわけではなく、
周りとの関係の中で生きているからです。
けれど、世間体を優先し続けた結果、
自分の本音がどこにあったのかさえ分からなくなってしまうとしたら、
それは少し危険な兆候だとわたしは思います。
わたしが今まで見てきた中で印象的だったのは、
「本音を隠すこと」に慣れすぎてしまうと、
やがて自分自身にまで隠すようになる、ということです。
最初は「人に言えない」だけだったはずなのに、
いつのまにか「自分でもよく分からない」に変わっていく。
そうなると、「わたしは本当はどうしたいんだろう」
という一番大切な問いにすら、
答えられなくなってしまいます。
だからこそ、誰かに話す前の段階として、
まずは自分自身にだけは、本音を隠さないでいてほしいとわたしは思うのです。
■ 選ぶことも、選ばないことも、「自分に嘘をつかない」ため
ここまで読んで、「じゃあ、オープンマリッジを選べばいいの?」と思われたかもしれません。
でも、わたしがお伝えしたいのは、
そういうことではありません。
大切なのは、「する」か「しない」かではなく、
その結論に、あなた自身の本音がちゃんと反映されているかどうかです。
世間体を気にして「しない」を選ぶのと、
自分の本音として「今のままの関係が心地いいから、しない」を選ぶのとでは、
同じ結論でも、まったく意味が違います。
前者は、自分に嘘をついたまま蓋をした状態。
後者は、自分の気持ちに向き合った上での、納得のいく選択です。
同じように、
「みんなが自由でかっこいいと言うからする」のと、
「自分と相手にとって、これが一番誠実な形だと思うからする」のとでも、まったく違う結果につながります。
前者は、他人の物差しに合わせただけの選択。
後者は、自分の物差しで選んだ選択です。
オープンマリッジという言葉は、
選ぶか選ばないかという二択のように見えますが、
本当に問われているのは、
「あなたはその結論に、自分の本音でたどり着いたか」という一点だけなのだと思います。
ここで一つ、正直にお伝えしておきたいことがあります。
わたしの立場としては、オープンマリッジという選択そのものを、積極的に勧めることはありません。
現実には、オープンマリッジをしたことで嫉妬や不信感が募り、かえって苦しくなってしまうケースも数多くあります。
「自分に嘘をつかない」ということと、
「衝動のままに動く」ということは、まったく別のものです。
本音を大切にするというのは、
リスクや相手の気持ちを無視していいということでは、
決してありません。
だからこそ、選ぶにしても選ばないにしても、
そこに至るまでの過程がとても大事になってくるのだと思います。
■ 後ろめたさの奥にあるもの
「浮気じゃないのに、なぜか後ろめたい」
という感覚に戻ってみます。
その後ろめたさは、あなたが悪いことを考えているサインではなく、
「本音と、世間体としての正解」がずれ始めているサインなのだと、
わたしは思います。
そのずれに気づいたとき、選択肢はいくつかあります。
世間体に合わせて、
本音の方を見なかったことにする。
本音を大事にして、
パートナーと少しずつ言葉にしていく。
そのうえで、
二人にとって心地よい形を、ゆっくり探していく。
どの道を選ぶにしても、まず必要なのは、
後ろめたさを感じている自分を責めることではなく、
「わたしは今、何を本音として感じているんだろう」と、
自分に問いかけてみることです。
不思議なもので、この問いかけを続けているだけで、
後ろめたさの質が少しずつ変わっていくことがあります。
「悪いことを考えているのではないか」という漠然とした不安が、
「わたしは本当はこう感じていたんだ」という、
輪郭のはっきりした気づきに変わっていくのです。
その気づきは、必ずしも「オープンマリッジを選ぶ」という結論につながるわけではありません。
むしろ多くの場合、たどり着くのは、
「今の関係の中で、もっと素直に本音を伝えたい」という、
もっとシンプルな願いだったりします。
もし今、この記事を読みながら、ちくりとした痛みを感じた方がいたら、それはきっと、あなたの本音が、もう声を上げ始めているサインなのだと思います。
答えを急ぐ必要はありません。
こうした問いは、一度考えて終わりというものではなく、時間をかけて何度も自分に聞き返していくものだと、わたしは思っています。
大切なのは、正しい答えを出すことではなく、
自分の本音から目をそらさない習慣を、少しずつ育てていくことです。
ただ、その後ろめたさを「なかったこと」にせず、
少しだけ自分の本音に耳を傾けてみてほしいと思います。
「自分に嘘をつかない」というのは、
大きな決断をすることだけを指すのではありません。
日々の小さな違和感に気づき、
それを見なかったことにしない
——その積み重ねの先に、あなたにとって納得のいく結婚生活の形が、少しずつ見えてくるのだと思います。
もし今回の話が、少しでも自分のことのように感じられたなら。
その違和感を、一人で抱え続けなくても大丈夫です。
この記事だけでなく、恋愛や結婚についての発信をしています。
未来を変える恋愛・結婚コーチングもしてます。
あなたの未来がより良いになりますように。
またよかったら覗いてみてください。
