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ねこま先生の辻説法シリーズ         「ネコの食べ物」「サルの浅知恵」




(ナレーション)



2026年3月22日



心の荒廃の進むnote村。
村の寄合所広場において
霊験あらたかな榛名山で修行した修験者、
ねこま先生の辻説法が行われました ――







修験者 ねこま先生




(以下、人物名のない文字は、ねこま先生の語り。)








さあ、さあ、
御用とお急ぎでない方は、
よってらっしゃいみてらっしゃい。



上州は榛名山で、修行を積んだ拙僧(せっそう)が、
争いや憎しみの絶えぬ、note村のみなさんに、
御仏のありがたい説話を聞かせてしんぜよう。



―― なになに、そうかしこまるでない。
しもやけの足も治ったので、
春も近いということもあり、
たまたま立ち寄っただけじゃ。



それにな、シリーズと銘打っておるのに、
未だ1回とはこれいかに?😂
そんな申し訳なさもあり、
春の足音とともに、やってきただけじゃ。



シリーズなので、
次回以降は、簡単な挨拶で済ますので、
そこらへんは、ご勘弁くだされよ。



拙僧の説話を聞いて、
仏の教えを学び、
明るくて笑顔の絶えない、
note村になって欲しい。



―― そんな願いから、
この辻説法を始めた次第だ。
なになに、拙僧もまだまだ修行中の身。
語りながら、村の衆たちとともに、
一緒に学んでいこうと思うので、

ひとつ、よろしくお願い申す。



なお、拙僧の説話語りが終わったら、
自由解散ですので、
各自、お家にまっすぐ帰ってください。
愛人の家になぞ、寄ってはいけませぬぞ。😂




ゴミは各自で持ち帰りになりますぞ。
忘れ物をしても
誰もいなくなるので、
責任は持てぬからご用心くだされよ。




では、だいぶ前置きが長くなりましたが、
ありがたい、御仏の説話を始めたいと思うので、
各自、リラックスして聞くのじゃぞ。




なお、若者やお子様もおられるので、
説話語り中は、今と違う語りになるが、
つまらぬツッコミなど、入れぬようお願いいたす。




―― では、第2回目
『ねこま先生の辻説法』を
始めるぞよ。カッカッカッ。






「ねこま先生の辻説法」スタートじゃ!








『ネコの食べ物』  
      

         (大荘厳論経第十五より)




むかし、お釈迦様が、祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)
と呼ばれる、インドにあった広いお寺で、
よく樹の下などで、弟子たちを集めて説法をしていました。



その時にされていたお話です。




―― あるところに、ネコの親子がいました。
子ネコが大きくなった時に、
母ネコに、こんなことを聞きました。



子ネコ

「ねえ?お母さん。
 あたし、これからどんなものを獲(と)って
 食べたらいいのかしら?教えて。」



母ネコは、優しく微笑(ほほえ)みながらいいました。



母ネコ


「あらあら、まぁ~、この子ったら(笑)
 そんな心配しなくていいのよ~。
 人間がね、お前の食べるべきものを、
 教えてくれるわよん。

 
 ほらほらっ、心配しないで出かけなさい。うふふ。」
 



―― になりました。



子ネコは、人間の家に忍び込んでいます。
天井裏で、台所の様子をうかがっていました。



人間の女たちが、こんな会話をします。



「そこのね、牛乳や肉などは、
 しっかりフタをしなさいね。

 
 ニワトリやヒナは高い戸棚(とだな)に入れて、
 ネコに盗まれないように、ご注意あそばせ。

 
 いいわね、みなさん。お気をつけあそばせ。オホホホ。」



これを聞いて、子ネコは
心の中で、こう思いました。



子ネコ

「にゃるほど~。😻

  
 なにも心配することはなかったわ!
 お母さんのいう通りで、
 人間が親切に教えてくれたわ。ムフフ。」

 


子ネコは、天井裏の暗闇の中で、
うれしそうに、何度もうなずいていました。

 
 

 



お・わ・り









『猿の浅知恵』

       

      (摩訶僧祇律第七より)





「ウキキッ!おいっ!



 みんな、見てみろよ~~~。

 

 お月さまが死んでる!!

 
 しかも、井戸の中に落ちてるぞ。ウキキッ!


 
 ―― そうだ!


 これを助け出せば、


 世の中から、闇(やみ)という闇をなくせるぞ!


 なあ?みんな。やろうぜ!やろう!」

 




―― むかしむかし、古代インドに、
「ハラナ国」という国がありました。
現在の バラナシ(ヴァーラーナシー)です。



ハラナ国のハラナ城外に大きい林がありました。
その林の中には、5百匹のサルの大群が住んでいました。



サルたちは、毎日、広い林の中を、
好き勝手に遊び回っていました。



ある日、パンヤンの木の下で、
サルたちは、古い井戸を見つけました。

(パンヤンの木=ガジュマルに似た木)




サルたち


「わぁ~~~!!」



集まったサルたちは、
井戸を囲っている石枠に手をついて、
身を乗り出して、井戸の中をのぞくと・・・



―― そこには、井戸の水面に、
お月さまのキレイな姿が静かに映っていたのです。




そこで、冒頭の言葉に戻ります。
この言葉の主は、この群れで一番年長のサルでした。



「井戸に落ちた月を助け出して、世の中の闇をなくす。」



確かに、素晴らしいことなので、
その場にいたサルたちは、「やろう!」といって、
肩を叩き合いながら、月を助け出すことにやる気を出します。




一番年下のサル

「アニキ!でもですよ。
 井戸の中に落ちてるお月さまを、
 どうやって救い出すんでやんすか?ウキキ。🐵」




みんなが盛り上がる中で、
一番年下のサルが、一番年上のサルに、
こんなことを聞きました。



「確かにそういわれると・・・」
他のサルたちも首をかしげて考えます。
みんなの視線が一番年上の猿に集まります。



一番年上のサルは、両腕を組み、
エラそうにしながら、こう答えました。



一番年上のサル


「エッヘン、エッヘン。

 
 なんだ、お前。
 そーんなこともわからんのかね。
 

 これだから学(がく)のないサルはダメなのです。
 いいかい?お前もボクみたいにもっと勉強しなさいよ。ウキキッ。


 お月さまを、井戸の中から助け出す方法は、
 ボクがちゃ~~~んと知っています。まかせなさーい!。」



一番年上のサルは、得意げにサルたちを見回します。



サルたち


「おおおお~~~!!さすがアニキ!(パチパチパチ👏👏👏)」



お静かに、お静かにと一番年上のサルが、
両手を差し出すと、上下にふって、
”まあまあ、落ち着いて”といわんばかりに、
得意げに身振りで、サルたちを静かにさせます。



一番年上のサル


「いいかね、諸君!よ~~く聞きたまえよ!ウキキッ!


 まずは、ボクがパンヤンの木の枝につかまります。
 そうしたら、お前たちの中で一番デカイ奴、そう、お前!

 
 お前がボクのしっぽをつかむ!
 ここまでは、ちゃんとわかるよな?アンダスタンド?」



サルたち


「アンダスタンド!ウキキッ!🐵」


 

一番年上のサル


「よろしい。
 では、2番目にデカイ奴!そう、キミ!

 

 キミはね、1番デカイ奴のしっぽをつかむ。
 こんな感じで、だんだんと、
 みんなでしっぽをつかんで行きます。

 
 これで井戸を降りて行くことができるので、
 最後のやつ、―― 一番年下のお前だ!


 ボクのパーフェクトな作戦も、
 お前にかかっているぞ、失敗するなよ。

 
 お前がお月さまを助け出せばOKだ!


 ―― どうだ?ボク以外にこんなことを
 考えられるサルが、このハラナ国にいるか?ん?😏」

 

 

サルたちが、どっと沸(わ)きます。



一番年上のサル


「アニキ~~~!天才でやんす。😭
 お月さまは、あっしが助け出します。ウキキッ!」


サルたち


「アニキ!アニキ!アニキ!アニキ!アニキ!🐵🐵🐵」





―― さあ、アニキが考えた作戦。
みなさんは、上手く行くと思いますか?うふふ。
どうだったんでしょうね。これから始まりますよ。



さあ、もう作戦は実行されてますよ。
一番年上のサル(アニキ)の作戦通りに、
サルたちが動いています。



一番年上のサル(アニキ)が、
パンヤンの木の枝にぶら下がって、

次から次へと、サルたちはしっぽにつかまり、
井戸の中に降りて行きます。



このまま、計画は成功しそうですね。
いよいよ、最後のサル、
―― そうです。あの一番年下のサルです。



一番年下のサル

「もう少し、もう少し、
 う~~~ん!💦

 なんとか、と・・届きそ・・・」




”バキッ!”




一番上のサル(アニキ)


「ゲッ!😨・・・うそ~~~ん!😱」




あと少しでお月さまに手が届くという時に・・・
なんと、パンヤンの木の枝が折れてしまったのです。



サルたち


「あああああ~~~!!🙈🙈🙈」





”ドッボ~~~ン!”





サルたちは、井戸の中に落ちてしまいました。




”ふぉっ、ふおっ、ふぉっ。”




すると、どこからともなく、
神様が笑いながらこんな歌を
歌っているのが聞こえてきました。




「林の中のおサルさん♪



 みんなで一緒にワイワイと、
 自分の知恵も知らないで、



 世間を救う気持ちとは愚かなり♪」




―― 確かに、サルたちの月を助け出そう、
世の中の闇をなくそうという志(こころざし)は。
なるほど、実に見事なものであります。



しかし、しょせんは「サルの浅知恵」です。
つかむことすらできないお月さまを、
助け出そうなどとは、身分不相応な考えです。🙈




その結果、サルたちみんなが、
井戸に落下するという失敗になりました。



自分の知恵の浅い深いや、
力の大小を考えずに行動すると、
結局は、このサルたちのような結果に
なってしまうという教えでした。








お・し・ま・い








以上、これにて、ねこま先生の辻説法
第2回『ネコの食べ物』『サルの浅知恵』
終幕と相成りましたところで、
拙僧の辻説法も終わりとなります。



さて、いかがじゃったかな。
この説話を聞いてみて、
それぞれ、感じて学ぶことがあったのでは
なかろうかと思うが ――




特に、ふたつめの『サルの浅知恵』についてじゃが。
note村でも、たくさんのビジネスをされている方が多く、
note村の中でも、億の金が動く世界らしいので、
そういう方には、いろいろと考えるところがあったろうと思う。



「ビジネスは、常に誠実であれ。」



こんな言葉を、どこかで聞いた覚えがあるのじゃが。
ビジネスとは長期戦であるといわれおる。
短期戦だと思って、ウソやズルをすると、
その時はいいとしても、
必ず時が経って、思わぬしっぺ返しをくらい
何もかも失うという例は、昔からよく聞く話じゃ。



せっかく積み上げて大きくしても、
ルールを守らなければ、もっとお金が入るのにとばかり、
決められたルールを守らず
「サルの浅知恵」が働き、
なにもかも失うといった
、昔から時代は変われど、
繰り返されているのは、どの世界でも聞く話じゃの。



そうやって失敗した時の態度も大事じゃよ。
今まで信頼してくれた人たちに向け
ちゃんと理由を述べて、
信頼を裏切ったことを詫びて説明する。



こういうところも、きちんと見られておりますぞ。
失敗したから、「もうダメだ~、うわぁ~」とばかり、
詫びも説明もせずにいると、いざ再起を図る時に、
自分の薄い底が知られて、誰も手を差し伸べてくれなくなりますぞ。



「あなたが、売る物だから買いたい。」
「あなただから、相談したい。」
「あなただから、教わりたい。」



すべてこれ、あなたに「信頼」があってこそですぞ。
ビジネスだけではありませぬ。
どの世界でも、「信頼」のある人にこそ
人はついていくので、「サルの浅知恵」に惑わされず、

それぞれの業界で活躍されて欲しい、と拙僧は願いします。



ビジネスで成功した人というのは、
自分のためでなく、他の人の助けになればいいなと、
そういう気持ちで続けていて、成功されたようです。



ビジネスの世界におられるあなたには、
「サルの浅知恵」に惑わされることなく、
自分にも、他人にも良いことになりますようにと、
そんな心意気で、これからも活躍されて欲しいと願いします。




―― 考えてみたら、エラそうに説法をしたが。
拙僧は人生のほとんどを、浪人暮らしだったので、
ビジネスとは無縁の人生じゃったな。

ガハハハハハハ。🤣🤣🤣





まあ、これも「サルの浅知恵」と、
大いにお笑いくだされ。
🙈




また、note村に立ち寄ることがあったら、
拙僧の辻説法を開きますので、
その時は聞きに来るがよかろう。




―― さらばじゃ!







文字入り






さらばじゃ!












※ このお話は、アインブックス、野村耀昌(編集)、
  『仏教説話百選 失われたロマンのエンタテイメント(1972)』 
  109ページから、111ページの
  『ネコの食べ物』『猿の浅知恵』より、
  引用と参考にさせていただきました。感謝。







<ねこま先生からのお願い>




先日あったのですが、
何か月も前にコメントをいただいのを気づかなくて
慌てて相手の方にお詫びしたら、
心の広い方で、お許しいただけて良かったのです。😅



たまにコメントの見落としがあって、
長期間お返事しないことがあります。🙇



もし、アナタがせっかくコメントを書いてくれたのに、
ねこま先生がまだ返してくれない、という記事がありましたら、



一番最新の記事に、
「〇〇〇(記事のタイトル)」を書いて、
まだ返事がないよーって、教えてくださると助かります。




たまにあるので、すいません。
もし、ありましたら教えてくださいませ。






よろしくお願いします!








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