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アライグマ純の洗濯戦記 ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット

1.小麦作らぬ米国農家、作付面積100年で最小


「日本経済新聞の記事:小麦作らぬ米国農家、作付面積100年で最小 肥料高・気候変動が影」に、「米国産小麦の2026年の作付面積が1919年以降で最小となる見込みだ。肥料高や干ばつで小麦を作らない農家が増えている。主要産地の欧州連合(EU)が記録的な熱波に見舞われるなど、気候変動の影響によっては小麦の供給が細るおそれもある。」とある。小麦の栽培には、窒素(N)リン酸(P)・カリウム(K)などの肥料を必要とする。特に窒素は、主に尿素やアンモニア系肥料が使われるが、製造に中東のエネルギー(天然ガス)が大量に必要だ。さらに、中東情勢の緊迫化により、リン酸アンモニウム等の価格も連動して上昇している。この情勢を受けて、莫大な肥料コストをかけても利益が出ないと判断した米国の農家が、小麦の作付け自体を取りやめる動きが広がっているのだ。米国産小麦の約2割の減産が見込まれており、世界的な供給不安と価格高騰の要因となっている。問題は、日本の小麦自給率が低いことです。日本の小麦の自給率は約15〜17%、輸入率は約83〜85%だ。需要の大部分を海外からの輸入に頼っており、主な輸入先はアメリカ(約40%)、カナダ(約35%)、オーストラリア(約24%)の3か国だ。ホルムズ海峡封鎖は、日本の小麦輸入額、ひいてはパンや麺類の価格に影を落とすことになる。

2.ロシア穀物輸出、8月はさらに減少へ


「Reutersの記事:ロシア穀物輸出、8月はさらに減少へ ターミナル停止相次ぐ」に、「ロシアは8月の穀物輸出が一段と減少する見通しとなった。黒海とアゾフ海の複数の主要港で積み込みが止まる中、国内最大の穀物輸出ターミナルであるKSKが13日に操業停止を発表したためだ。」とある。もともと、ロシアとウクライナの小麦生産量は、世界全体の生産量の約13%(ロシアが約10%、ウクライナが約3%)を占めている。また、両国は世界有数の「輸出大国」であり、世界の小麦輸出量ベースでは約26%以上もの高い世界シェアを持っていたのだ。2022年のロシアによるウクライナ侵攻によってウクライナの小麦輸出は打撃を受けていた。今回のReutersの記事は、ウクライナの逆襲によって、ロシアは黒海とアゾフ海の複数の主要港に被害を受けて、海上輸送による小麦輸出能力の90%ほどが停止したと言うのだ。日本は、ロシア産およびウクライナ産の小麦に依存していないが、国際的な小麦マーケットは、先の米国小麦生産量減少に加えてロシア産小麦輸出量減が加わることで、品薄および価格高騰が確実視されている。「tradingpediaの記事:供給見通しが厳しくなる中、小麦の先物がラリー(上昇局面)を延長」に、「小麦価格は3つの主要取引所で1~4セント高騰し、正午に見られた急激な強さを維持した。小麦複合施設は、シカゴのソフトレッドウィンター (SRW) 契約を筆頭に、大幅な利益を上げて前回のセッションを終了し、全体的に 13 ¾ ~ 22 ½ セント高くなりました。公開利息が 18,911 件減少したため、短期間の補償は明らかでした。」とある。さらに、「シカゴ商品取引所(CBOT)における小麦先物の最新価格(2026年8月13日時点)は、中心限月(2026年9月限)で1ブッシェルあたり652.75〜653.25セント(約6.53ドル)付近で推移しています。2026年に入り一時5ドル台後半まで下落したものの、足元では世界的な供給懸念を背景に4週間ぶりの安値から反発し、堅調な動きを見せています。」と書かれている。チャートで見るとロケットのように急上昇している。

3.私達個人投資家にできること


私達個人投資家だけでは無く、私達日本人にできることは、今年豊作で値下がりが報道されている「米」をできるだけ食べることだ。また、小麦の値上がりが世界的なものであるので、小麦を使った製品を作っている企業は、価格転嫁がしやすい。つまり、売上総額が上がれば、同じ利益率を想定すると利益額が上昇することが想定できる。以下に小麦製品を手掛ける銘柄をリストアップする。
☆日清製粉グループ本社(2002)特徴: 国内製粉シェアのトップを走る業界の絶対的リーダー。海外展開や中食・加工食品事業も手掛ける。
☆ニップン(2001)特徴: 旧・日本製粉。小麦粉だけでなく、プレミックスや冷凍食品などの食品事業にも強みを持つ。
☆昭和産業(2004)特徴: 小麦粉、大豆、飼料、糖類などを手掛ける総合食品素材メーカー。
☆日東富士製粉(2003)特徴: 三菱商事系で、業務用小麦粉や配合飼料に強みを持つ安定企業。
☆鳥越製粉(2010)特徴: 九州を地盤に、製菓・製パン用などの独自性の高い高付加価値粉に強みを持つ中堅製粉会社。

4.ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット


「ホークマン著、メカルーツ作画の漫画&アニメ:ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」は、猫に触れると人間が猫になってしまう謎のウイルス「N・Nウイルス」のパンデミック(ニャンデミック)により、世界が猫に支配された世界を描くパニックホラー(キャットフルホラー)だ。一言でまとめるとゾンビものパロディで、人間が次々にウイルスに感染し猫になる設定だ。登場人物のほとんどが、猫好きで、猫に触れたいが、ウイルスに感染したくないと言う矛盾にもだえ苦しむ。世界的な小麦不足の原因は、戦争を起因とした輸出機能喪失、干ばつや酷暑による作付け減少、ホルムズ海峡封鎖による肥料価格高騰による作付け減少などが絡みあった負の相乗効果なのだ。食料不足は、人類にとって深刻な脅威だが、猫化ウイルスも人類を滅亡させるポテンシャルを持つ脅威と言う点で似た脅威だ。
 

 

 

^2002

^2003

^2004


 

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アライグマ純 アライグマ純がFIREを目指して、旅をする日記的な「洗濯戦記」です。路銀を支援していただけると心も懐も温まります。

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