見出し画像

おみくじをひきました④ 実践に挫けた人へ、現代版・賢い心の使い方


第100回


おみくじにあった言葉『その名を非するは、静に如くなく、虚に如くなし。 静にして虚さればその居を得べし。』(列子)について、考えていきます。


4週間ぶりの続きです😅

「静」と「虚」を実践しようとして挫けた人へ
それは、あなたのせいじゃない
「静」と「虚」。
なんだか悟りの境地っぽい言葉ですが、これを日常で実践しようとすると、だいたい1分で現実に引き戻されます。
そして私たちは思うのです。「ああ、自分には無理なんだ」と。
でも、ちょっと待ってください。
それは本当に、あなたの心が弱いからでしょうか?
この時代、心が静かでいられる設計になっていない
人類の心は、本来、静けさの中で育まれるようにできていました。
ゆっくり流れる時間。木々のざわめき。移ろう季節。
でも今、私たちが生きているのは、まるで違う世界です。
スマホが震え、SNSが鳴き、ニュースアプリが「今すぐ知れ」と叫ぶ。
瞑想しようとアプリを開いた瞬間、通知に誘拐される。
「静かに呼吸を…あ、LINE来た」
「雑念を手放し…あ、インスタでバズってる…」
もはや心の静寂どころか、心のDJイベント。終わらないEDMが鳴り響く中で、どうやって落ち着けというのでしょう。
それなのに、世界は問います。
「なぜ、あなたは心穏やかでいられないのか?」と。
立ち止まることすら、許されない空気
さらに、この成果主義の社会では、立ち止まることが「遅れ」に見えてしまいます。
資料を前に3分、静かに考えていただけで、
「え、固まってる?」
「やる気ない?」
と言われる。
違う。今、【静】をやってるの。
心を鎮めて、本質を見ようとしているの。
でも、そんなこと、言えませんよね。
心は、そんなに簡単に静まらない
そして何より――人間の心は、静まるようにはできていないのです。
「心を空にしよう」と思った瞬間、雑念という名の『思考占領軍団』が現れます。
「晩ご飯、何しよう」
「あのメール、返してない」
「昨日のあの発言…やらかした?」
どうでもいいことが、エンドレスで上映される。
そして気づくのです。
「無」って、めちゃくちゃ強敵じゃん、と。
自分のこだわりを手放す「虚」の状態なんて、もはや精神的ノーガード戦法。
これまで築いてきた自分の「勝ちパターン」を手放すのは、怖い。
だから、しがみつく。それは弱さじゃなく、人間らしさです。
完璧じゃなくていい。1ミリでいい。
大事なのは、こう思うことです。
「できなくて、当たり前なんだ」と。
「静」も「虚」も、筋トレと同じ。
急に悟れるなら、みんなとっくに仙人です。
だから、焦らない。
完璧を目指さない。
・1日10分だけ、スマホを伏せてみる
・深呼吸を、たった1回だけでもしてみる
・「あ、今、判断を急ごうとしてたな」と気づくだけ
それで、十分なんです。
心の余白は、贅沢じゃない。自衛だ。
情報洪水の時代に、心の余白をつくること。
それは贅沢というより、もはや自衛に近いものです。
あなたの心が疲れているのは、あなたが弱いからじゃない。
この世界が、あまりにも騒がしすぎるから。
だからこそ。
焦らず、比べず、静けさを1ミリずつ。
「虚」で揺れる自分も、「まあ、そんな日もあるよね」と笑って許す。
それが、現代を生きる私たちにできる、いちばん賢い心の使い方です。
あなたは、もう十分がんばっている
「静」と「虚」を目指そうとしたこと。
それ自体が、もう素晴らしいことです。
挫けたとしても、それはあなたのせいじゃない。
この時代に、心静かであろうとすること自体が、勇気ある挑戦なのですから。
だから、どうか自分を責めないでください。
小さな静けさを、少しずつ。
心の余白を、ほんの少しだけ。
それだけで、あなたの世界は、きっと変わり始めます。​​​​​​​​​​​​​​​​

最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
来週は静と虚の最終回です。
また来週!

いいなと思ったら応援しよう!