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【毎週ショートショートnote】「半分」「ろうそく」

今日は、ばあちゃんの五十回忌だ。
つまりは五十年も前に死んでいるので僕は会ったことがない。
法要の度に派手好きで元気な人だったと聞かされていて、集う親戚の出立ちや振る舞いを見ている限りは、たぶん本当にそうだったのだろう。血は争えない。
同時に真面目な血筋でもある。お経が始まれば一転、皆おとなしく坊さんの言葉に耳を傾けていた。
日が暮れてちょうど仏壇に立てられた沢山のろうそくが半分ほどの長さになった頃だろうか。お寺の屋根がゴゴゴと大きく音を立てながら左右に開いた。
次の瞬間。
ろうそくからひゅーと音を立てて次々と火球が上がり、空で弾けて大輪の花々を咲かせた。
「誰だよ、大切な五十回忌にこんな仕掛けをしたのは」
この突然の出来事を不謹慎だという親戚はひとりもいない。お経と花火と笑い声が夏の夜に響き渡る。
同じ血を引いている僕も笑った。こんな滅茶苦茶な法要、笑うなという方が難しい。
ばあちゃんもきっと向こうでガハハと笑っているだろう。
(410字)


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前回のお題「伝書鳩」「パーティー」

以下、今回の本文作成に至るまでのアイディアめも。

アイディアの羅列
半分:50%、残りの半分
ろうそく:誕生日ケーキ、仏壇、儀式、溶ける、灯、

アイディアの組み合わせ
半分ろうそく半分花火の法要の話:

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