第3章 生活の始まり/ ■ クラシック音楽と虫の声
■ クラシック音楽と虫の声
私は音楽が好きで、休みの日にはテレビよりステレオである。
ある日曜の朝、20年前から持っている女性ヴォーカルのレコードをかけていたら
家内が
『その声は好きじゃないからレコードをとめて』【原文英語】
と突然言う。
好きじゃないのは構わないが、
とめてくれというのは無体な要求のように感じられた。
『どうして・・・』と言いかけたが既に理由は提示されている。
ま、一人のときに聞けばいいや、と思ってレコードをとめた。
別のある日曜の朝、今度はバイオリンの小品集のCDをかけた。
音楽を聴きながら二人で朝食をとろうと思ったのである。
すると家内は悲痛な面持ちでこう言った。
『日曜の朝にバイオリンの音を聞くのはリラックスできないからやめて』
日曜の朝にバイオリンのCDをかけてはいけない、などと言われた人が
この世の中で私の他にいるだろうかと思うくらいショックだった。
家内は続けてこう言った。
『あなたはオペラのアリアも時々突然かけるけど、普段の生活の場所にそんなドラマティックな音楽をどうして平気でかけることができるのかしら?
私は歌詞を聞いただけで胸が苦しくなったりして、普通の日にはとても聞けない。あなたは歌詞を理解していないのかしら。それとも、
クラシック音楽の聞こえ方が私と違うのかしら??』
この記事はここで終わりです。
Amazon著書「国際結婚・言語・異文化についての言語学的社会学的考察」
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109字

■ これは『国際結婚・言語・異文化についての言語学的社会学的考察』という著作をシリーズ読み物として掲載しなおしたものです。
https://00m.in/ugihG
ドイツ人の家内との生活から生まれでたエッセンスを文章にしました。
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