高校生がベトナムから香港まで陸路で行ってみた ニンビン・中越国境編
前回のあらすじ
ハノイを遊び倒した。
前回はこちらから!
ニンビン到着!
ハノイから列車に乗って数時間、無事何事も無くニンビンに到着することができた。もう辺りは真っ暗なのでとりあえず宿を予約してタクシーで向かうことにしよう。

パパッとグラブを呼んで(残念ながらニンビンはバイクタクシーが呼べなかった)ささっとチェックイン!順調すぎて逆に怖い。
今回泊まるのは「City Garden Hostel」、市内に程近くさらにお安い!ベトナムは全体的に宿が安くて綺麗で大好きだ。



ありがたいことにシャワーもあったのでここできっちり垢を落とし、そのまま着替えてゆっくり熟睡した。
「陸のハロン湾」
ハノイから少し南に行くと「ハロン湾」という世界遺産にもなっている風光明媚なところがあるらしい。
ちょうどベトナムに僕が旅立つ直前、高校生が恋愛しまくる「今日好き」という番組でハロンが舞台となっていた。僕の教室は今日好きの話題で持ちきりである。
それならばと、ハロンに行ってみようかと、しかしそうはならないのは逆張り大好きこの僕、あえて「陸のハロン湾」に行ってみることにした。
ニンビンにはチャンアンやタムコックという二つの有名な場所があり、時間と予算的に一つしか行けなかったので今回はチャンアンに行くことにしよう。
朝7時に起床し、身支度を整え、宿の人に「荷物預けててもいい?」と聞いたら快諾していただいた。優しさが沁みるぜ……
本当は自転車を借りるつもりだったのだが、宿に置いてある自転車が体のデカい西洋人向けのゴリゴリ系自転車しかなかったので歩いて向かう事となった。チャンアンまではここから約6km、ギリギリ行ける!早速出発だ!



道中お腹が空いたので適当なお店に入ってお昼を食べた。あと3km!


さて、お腹もいっぱいになったので再び歩き始めることにしよう。
残り2kmに差し掛かったところ、後ろからバイクに乗った兄ちゃんがやってきた。
「歩きか?後ろに乗ってけよ!」
絶対これは乗ったらお金請求されるやつだ、
「今現金ないから大丈夫やで」
「お金はいらんから乗ってけ乗ってけ!」
うーん、流石に足もパンパンだし、ここは乗ってみるべきか?と、この時本当に現金がなかったのでもしなにか請求されても大丈夫だろうと考えた。
「ほんとに現金ないで?」「ええからええから!」
10分後〜
兄ちゃん「じゃあな〜!」
本当に優しいだけだった。
去り行く背中にCảm ơn(ありがとう)を連発しまくり手を振って別れた。ニンビンっ子は本当に親切だ…
さて、なんやかんやでボートの乗船場まで辿り着いた。早速チケットを買って乗ろう!



乗船場に着いて同乗者が集まるまで数分待った。結果、僕、オーストラリア出身の老夫婦、そして船頭のおばちゃんと共に4人乗りの小さな船に乗ったらいよいよついに出航だ!




途中、三箇所くらい寺に立ち寄り、売店があったので水を購入した。脱水症状の心配はこれでなさそうだ。





3時間ほどクルーズして船着場に戻ってきた。お値段はポッキリ250000ドン、約1500円!
あれだけ内容濃ゆくて1500円、やっぱりニンビンは最高だ!!
ちなみにチケットはカード払い可!現金がなかったので助かった….
さて、帰りをどうするか…
1時間後…
市内まで歩いて完走してきた。





ヤギ食べてみた
事前の下調べでニンビンはどうやらヤギ料理が有名という情報をキャッチした。よし、食べに行こう。
ホアルー旧市街から歩いて10分、ローカルの食堂にズカズカ入って早速注文しよう。お目当てはもちろんヤギの焼肉とヤギの血のスープ!…ヤギの血のスープ???ドン引き案件かもしれないが白子とか食ってる日本人がモノ言える立場ではないだろう。
さて、メニューのベトナム語は読めないのであらかじめ覚えておいた料理名に照らし合わせていくと…
あれ?血のスープがないぞ?
店員さんを呼んで血のスープの写真を見せると「aaaaaah there isn't, sorry…」と言われた。お子様にはまだ早い食べ物だったらしい。チクショー!
気を取り直して焼肉を注文、そして待つこと数分…

もう匂いからして美味しそうだ、たっぷりの筍とヤギ肉、唐辛子、パクチーその他諸々が炒め合わされている。
まずはヤギ肉を一口…
……………………………
めっちゃ美味い!!!!!!!!!!!!
美味い、超美味い!柔らかくてコリコリ、そして全く臭みもエグみも何もない美味しいヤギだ。
よっしゃ、次は筍!
こっちも美味い!!!!!!!
主役の座をヤギと奪い合えるくらいには筍も超美味しい、筍のポテンシャルが半端なく生かされる味付けがされており、食感もシャッキシャキだ。
ところで、僕はパクチーをこの世の食材の中で一番憎んでいるのだが…さっきから全然顔を出してこない。思い切ってパクチー本体を齧ってみると…
…………………
めっちゃ良い匂いするーッ!!!!!
これは本当にパクチーなのか?明らかに日本のモノと香りが違う!あっちがカメムシならこっちは…うーん、良い香りがする虫が思いつかなかった。
そのまま怒涛の勢いで完食した。ニンビン来たらヤギ肉、オススメです。
国境行きのバスに置いてかれる
さて、お腹もいっぱいになったことだし、そろそろ予約したバスの時間になるので荷物を受け取ってgrabを呼ぼう。
宿に置いていた荷物を受け取りに行くと、無事に預かっててくれており、宿のおっちゃんは笑顔で見送ってくれた。Cảm ơn!!!!
さて、ここで一個問題なのが…予約サイトから送られてきた予約のバス情報が未だに不明のままになっている。だんだんきな臭くなってきたぞ?
とにかく書かれているピックアップ場所を信じてgrab走らせ出発の1時間前には着いた。流石に来ると信じたい。
ピックアップ場所は大きめの駐車場?バスターミナル?のような場所で、時刻は夜の9時半のため夜勤のおっちゃん一人しかいない。
念のためおっちゃんにこの場所ってここで合ってるか聞いてみると「合ってるよ」と、よしよし、ひとまずこれで一旦安心だ。
30分後〜
来ない。
出発の30分前にはなったが、一向にバスが来る気配はない。予約情報には「出発の30分前には来てね♡」って書いてるんだがなあ…
まあまあ、ここまでは予想通り!むしろ時間通りに来たら腰を抜かしていた。ゆっくり待とう。
25分後〜
来ない。
いやいや、大丈夫だ、多分もうちょいしたら来るだろう…多分。
そこから1時間後〜
来ない。
…………念のため、予約情報をもう一度見てみよう。更新されているかもしれないし。って、
なんか全部N/Aになってるーッ!!
時刻、バスナンバー、ピックアップ場所その他諸々全てN/A表記に変わっている。これは…どゆことだ???
これはどう見ても来ないやつだ…終わった、僕の40万ドン!!
暇そうにしてるおっちゃんに相談すると「もう少し待ってみたらどうだ?」わかった、おっちゃんを信じるよ。
10分後〜
不安のあまり絶望しながら項垂れていると肩をトントン叩かれた。
顔を上げるとおっちゃんが笑顔で向こうを指差している、見るとバスがこっちに向かってきているではないか!!
嬉しさのあまりおっちゃんを抱きしめ、バックパックを背負って僕は駆け出した!そしてバスの乗車口に着いて乗り込もうとした瞬間…
バスはそのまま走り去って行った。
……………………………
?????????????
ってヤバい、追いかけないと!
死ぬ気で猛ダッシュしたのだがもちろん人間がバスに追いつくはずがなく、そのままバスは闇に消えて行ってしまった。
絶望から希望に引き上げられたと思ったらまた絶望に叩き落とされてしまった。一体何が起こった???
とりあえず…一旦どうするか考えよう。不幸中の幸いなこと…か分からないがあまりにも展開がどんどん変わっていくため僕の頭はショートし逆に冷静に考えることができた。
とりあえず…明日までに国境に着けばなんとかなるから近くのまだ空いている旅行会社でバスがないか聞こう…と、トボトボ歩き出したその時!
「おーい!!」
ん!?なんか後ろから別のバスが来たぞ!!!
すると止まってドアから車掌が身を乗り出すと
「予約してる人だよね?」
やはり僕は悪運だけは強いようだ。
(今回使った予約サイト。一応便利…だった。)
国境へGO!
バスに揺られること6時間、ようやく中国との国境の街ラオカイに到着した。
バスターミナルから市内へパパッと移動し、朝6時に中越国境に辿り着いた。オープンまで後1時間後なので気長に待とう。
そうして簡単な荷物検査からのイミグレでパスポートを見せて無事ベトナム出国!

中国側でも簡単な質問を受けてそのままあっさり入国、最初の都市、河口に到着だー!


ところで、中国とベトナムは時差が1時間設定されている。国境が開いた7時ちょうどに入国しても中国に着くのはどうあがいても朝8時になってしまうのだ。
よくよく考えれば当たり前だが、もし中国高速鉄道を8時に予約している人が注意!さもなければ僕のようになってしまうぞ(一敗)
ATMで無事人民元も手に入れられてキリも良いので今回はここまで!次回、四川省編をお楽しみに〜!
