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充電スポット徹底比較 - 知られざる落とし穴と秘密の穴場

「先駆者には試練がある」- EVライフ19日目の告白

あの小さな声の「悪魔のささやき」から始まった私のEVライフも、いつの間にか19日目を迎えました。Nさんの「EVはまだ始まったばかり」という言葉の真意を、今ようやく理解できる気がします。

ガソリンスタンドが当たり前だった生活から、充電スポットを探し回る日々へ。そこには誰も教えてくれなかった「落とし穴」と、偶然見つけた「穴場」があったのです。21年のBMW歴の中で、最も挑戦的な19日間の記録をお届けします。

衝撃の始まり:自宅充電の見積書

i7 M70納車の際、Nさんから「自宅充電サポートが付いています」と説明されていました。しかし「サポート」と「全額負担」は違います。「家で充電できれば便利だろう」という単純な発想で見積もりを取ったのですが...。

そして届いた見積書の金額を見て、私は息を呑みました。

BMW Wall Box Gen3(6kW充電器)設置費用:¥847,248(税込)

車体本体価格が*200万円の約4%の金額。率直に言って、車のグレードを考えれば許容範囲かもしれませんが、サポートがあってもこれだけかかるのか、と愕然としました。

内訳を見てみると:

  • 充電器本体:¥122,000

  • 取付費:¥174,546

  • オプション工事:¥473,680

特にオプション工事の内容を見ていくと、頭がクラクラしてきます。

  • PV専用電線の延長工事(32m):¥103,680

  • 電気契約変更に伴う幹線増設工事(18m):¥99,000

  • アース線接地工事:¥6,000

  • 開閉器(MCB75A)増設:¥31,000

  • SPD周辺機器など:¥33,500

  • その他工事費:¥200,500

「電気工事って、こんなに高いものなの?」

見積書を手に妻に相談すると、「あなたがNさんに騙されて買った車のせいでしょ」という冷ややかな視線が返ってきました。ベンツ党の妻にとって、EVへの移行は我慢できる範囲を超えていたのかもしれません。


その目の前で、私は自宅充電の夢を諦めるという決断を下したのでした。

混乱の日々:充電方法を探して

自宅充電を諦めた私を待っていたのは、公共充電インフラの複雑な世界でした。

納車の翌日、初めての急速充電に挑戦。Nさんから教えてもらった近くのファミリーマートのe-Mobility Power(eMP)のスポットを訪れました。

スマホでその場でアプリをダウンロードし、慌てて会員登録をしようとしましたが、初めて利用する場合は事前準備が必要だったようです。後で知ったのですが、事前にアプリをダウンロードして登録を済ませておけば、このような問題は起きなかったとのこと。

「ガソリン車なら給油口にノズルを突っ込むだけだったのに、なんと面倒な...」

すったもんだしましたが初めての充電を完了。
30分の充電で¥1,650かかりました。「ガソリンより安いのか高いのか...」
計算しながら頭をひねる日々が始まったのです。

資料を見れば、会員料金体系はさらに複雑でした:

会員プラン(eMPカード)

  • 急速・普通併用プラン:月額¥4,180

  • 普通充電プラン:月額¥1,540

ビジター利用(非会員)

  • 50kW未満:1回30分 ¥1,650

  • 50kW以上90kW未満:1回30分 ¥2,200

  • 90kW以上:1回30分 ¥2,695

電卓を片手に計算してみると、月に3回以上急速充電を利用する場合にのみ会員になる価値があります。しかし問題は、自分がどれくらいの頻度で充電するのか、まだ全く見当もつかなかったということ。

「Nさんよ、こんな複雑な世界に私を引きずり込んで...」毎晩、充電計画を立てながら、私はそうつぶやいていました。

ライフライン:イオンの充電スポット

納車当初から、充電の不安と闘いながらの生活を送っていた私。そんな中で大きな味方となったのが、イオンの充電スポットでした。

最初は「試しに使ってみよう」程度の気持ちで利用し始めたイオンの充電設備。しかし今では私のEVライフにおける最重要拠点となっています。なんと納車から19日の間に、既に5回も利用しているヘビーユーザーに。

「イオンに行くたびに充電」が私の新しい習慣になりました。これが予想外に便利で効率的なのです!

イオンの充電スポットのメリット

  1. 買い物中に充電できるので、時間を有効活用できる

  2. 平日昼間は比較的空いていることが多い

  3. イオンの会員カード提示で格安または一定時間無料の場合も

  4. 買い物で疲れたら、フードコートで休憩しながら充電完了を待てる

特に感動したのは、これまで「早く終わらせて」と急かしていた妻の買い物時間が、充電には必要な時間だと気づいたこと。「ゆっくり見ていきなよ」と言える心の余裕が生まれたのです。

妻も「充電している間に買い物できるなら、EVも悪くないかも」と、少し態度が軟化。BMWからEVへの移行を許してくれないベンツ党の妻が、ついに和解の兆しを見せた瞬間でした。

充電スポット徹底比較

納車から19日間で体験した様々な充電スポットを、率直に比較してみましょう。

1. e-Mobility Power(eMP)

メリット

  • 全国に充電スポットがあり、比較的見つけやすい

  • 会員になれば定額で利用できる安心感

  • アプリで空き状況を確認できる

デメリット

  • 料金体系が複雑で初心者には分かりにくい

  • 会員・非会員で料金差が大きい

  • 人気スポットは順番待ちになることも

向いている人

  • 計画的に定期的な充電ができる人

  • 頻繁に急速充電を利用する人

2. イオン充電スポット

メリット

  • 買い物と充電を同時にできる時間効率の良さ

  • 比較的空いていることが多い穴場的存在

  • ポイントが貯まる場合も

デメリット

  • 店舗によって設置状況や料金体系が異なる

  • 休日は買い物客で駐車場が混雑し、充電スペースを確保しづらい

向いている人

  • イオンでの買い物を定期的にする家族

  • 平日に時間的余裕がある人

3. ディーラー充電

メリット

  • スタッフに質問や相談ができる安心感

  • ブランド専用の高速充電器が利用できる場合も

  • 納車後最初の充電は無料のケースが多い

デメリット

  • 営業時間内しか利用できない

  • 台数が限られていて順番待ちになることも

向いている人

  • まだEVに不慣れな新規オーナー

  • ディーラーの近くに住んでいる人

現実的な充電戦略 - ポンコツ親父の19日間の教訓

これまでの経験から編み出した、私なりの充電戦略をご紹介します。

  1. イオン充電は最強の味方:既に5回利用し、私のEVライフの救世主となっているイオンの充電スポット。平日昼間は特に空いており、買い物ついでに充電できる効率の良さは他の追随を許しません。妻への土産を買えば家庭の平和も保てる一石二鳥の作戦。

  2. 長距離移動の前日はeMPで:週末の遠出前には、確実に「満タン」にしておくべき。その場合はeMPの急速充電器が便利。

  3. 緊急時の備えを:充電残量が20%を切ったら「緊急事態」と認識し、近くの充電スポットを探す習慣をつける。

  4. アプリは複数入れておく:eMPだけでなく、他の充電サービスのアプリも入れておけば、緊急時の選択肢が増える。

  5. 出発前に常にルート確認:目的地周辺の充電スポットをチェックする習慣をつける。「行き当たりばったり」が通用しない世界だと知る。

エピローグ:Nさんへの電話

納車から19日目、私はNさんに電話をしました。

「自宅充電器の見積もり、予想以上に高かったですよ...そういえば、このi7にも自宅充電サポートが付いていたはずでは?」

電話の向こうの彼は、いつもの小さな声で答えました。

「もちろんです。サポートはついていますが、お客様の電気設備状況によって追加工事が必要になるケースが多いんです...」

その瞬間、私の頭に「またか」という思いが過ぎりました。しかし同時に、不思議と笑みがこぼれていました。

EVライフは始まったばかり。充電の不便さはありますが、新しい発見や驚きも多く、なんだかんだで楽しい日々です。そして何より、妻が「次に車を選ぶとき、あなたはまたNさんに会うのでしょう?」と冗談交じりに言った言葉が、私に安心感を与えてくれました。

どうやら私の車遍歴は、これからも「悪魔のささやき」と共に続くことになりそうです。

次回予告:「航続距離300kmの真実 〜初めての長距離ドライブで学んだ5つのこと〜」

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