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私は母親だけどただ母親なだけだった

子供の世界は大人よりもずっとストレートだ

大人のようにお世辞やフォローなんてない
ましてや察することオブラートに包むなんてことを知る由もない

愛しい我が子ができるだけ嫌な思いをしてほしくない
それでも色々経験して強くなってほしいとも思う

良いことも悪いことも
君の思うことを知りたいし話してほしい

受け止める覚悟はできていると思っていた
私なら受け止められると思いこんでいた

そんなことはできなかった
できるはずなかった

子供は私じゃないから

他者との関係性の中で様々なことを経験する
嬉しい・楽しい・悲しい・怒り・好き・嫌い
感情も芽生え、育ち、蓄積する

大半が私と離れている時経験すること
知ることもかばうこともはねのけることもできない

私は母親だけど
ただ母親なだけ

子供は子供の人生を歩んでいる

それなのに何が覚悟だ
知ったふりをしている大ばかものだ
なんて浅はかなんだろう

子供の気持ちは子供だけのもの
私の気持ちが私だけのものとなんら変わらないのに

子供が寝る前
「きょういやなことがあったんだ」
と言ってきた

大人からみればたわいもないこと
前にもそんなことがあった

話を聞きいやだったねとなだめ早く寝ようと寝室へ
いつも隣に寝て手をつないで寝かしつける

でもその日は違った

布団に入り
「ぼくはいやだったんだ」
とつぶやいて私に抱きついてきた

そして深く寝入るまで離してくれなかった

何が受け止められるだ



夜、私は泣いた


blueskyw



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